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鏡のむこうの最果て図書館 光の勇者と偽りの魔王 の商品レビュー

3.8

8件のお客様レビュー

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2022/07/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

嫌なところがなく、無心で読めるファンタジーでした。 皆さまがおっしゃっているように、「優しい物語」という以上の感想がありません。 設定が面白く、イラストもかわいいのですが、突き動かされるような感情が起こらない文章だなという印象。 私はウォレスとリィリの関係性が好きでした。 リィリには感情らしい感情がないのに、リィリにいちばん共感できたかもしれません。

Posted byブクログ

2021/10/11

タイトルと帯に惹かれて読んだけど、大満足。勇者が魔王を倒すっていうベタな物語を影から支える、ウォレスたちは時にコミカルな掛け合いもあって心地よく面白い。優しい物語を読みたい方はぜひ!

Posted byブクログ

2020/11/12

空間が意思と魔力を持つ世界。最果て図書館の館長ウォレスには記憶がなかった。鏡越しに出会ったはじまりの町に住む魔女見習いの少女ルチア。彼女から魔王討伐に選ばれた勇者を手伝いたいと相談されるのだった。 その世界中の本が納められている最果て図書館。図書館から館長であることを求められ、...

空間が意思と魔力を持つ世界。最果て図書館の館長ウォレスには記憶がなかった。鏡越しに出会ったはじまりの町に住む魔女見習いの少女ルチア。彼女から魔王討伐に選ばれた勇者を手伝いたいと相談されるのだった。 その世界中の本が納められている最果て図書館。図書館から館長であることを求められ、図書館を出ることのできないウォレス。図書館は勇者とも魔王とも中立であるが、ルチアと出会いそれに端を発し商人や勇者本人と出会うことにより、ウォレスの心に変化が訪れる。 それは失われた記憶とも結びつき、感情を持たないメイドのリィリとも関わることだった。 挿入される勇者の物語とウォレスの記憶が繋がり、これはと思うところでひっくり返される面白さ。ルチアの真っ直ぐな優しさ、リィリの困惑、ウォレスの決意、全てが繋がった時、物語はラストまで駆け抜けます。 読んでいて心地好く感じるのは、メインキャラクターが持つ心地好さでしょう。 好きなものを詰め込んだとあとがきにありますが、それが読む側の好きなものでもあった時の幸せ。素敵な物語に出会えた喜び。ああ面白かった。

Posted byブクログ

2020/08/04

世界の果ての図書館でずっと館長をしている主人公。 最近とあることが気になってモヤモヤした日々を送っていたが ある日何気なく赴いた塔の一室で ここではない場所に通じた鏡を見つける。 そしてその鏡の向こうには、驚いた表情をした少女がいてーーー ******* 面白かった! 冒...

世界の果ての図書館でずっと館長をしている主人公。 最近とあることが気になってモヤモヤした日々を送っていたが ある日何気なく赴いた塔の一室で ここではない場所に通じた鏡を見つける。 そしてその鏡の向こうには、驚いた表情をした少女がいてーーー ******* 面白かった! 冒険があり、魔物があり、剣や魔法、魔王と勇者 ファンタジーを彩る要素がたくさん詰まっていて、 お決まりのように勇者は魔王を倒す旅に出るけど なんと主人公はそんな勇者ではない。 勇者が旅立つのも、修行して強くなったり便利なアイテムを手に入れたりするのも 「今どこそこで頑張ってるみたいよ」みたいな噂として耳に入る。完全に物語の脇役側に視点が置かれている。 RPGであるような家探しやレベル上げも、脇役側からしたらこう映るんだよな、当然だよな なんて思いながら見ていた。 しかしただ応援する一般人にとどまるわけではなく 様々な助力や真相でもって勇者一行に主人公たちは関わっていく。 爽やかな読後感。 本好きな者として、世界や舞台設定も好きだった。

Posted byブクログ

2019/10/27

2019/10/21 読了。 図書館から。 久々に電撃文庫読みました。 表紙‐裏表紙に一枚絵になってるんですね。 2作目の出てたので面白いのかなーと借りてみた。 優しいお話…。

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2019/06/08

最果てで語られる、勇者と魔王のほんとうの物語。 記憶のない「最果て図書館」の館長と「はじまりの町」の少女の鏡越し出会い。 館長を気に入っている図書館の魔物たち、感情のないメイドの少女、そして新たな勇者。 物語のその先、彼らがどう生きていくのか思いをはせるのもいいかもしれない。 ...

最果てで語られる、勇者と魔王のほんとうの物語。 記憶のない「最果て図書館」の館長と「はじまりの町」の少女の鏡越し出会い。 館長を気に入っている図書館の魔物たち、感情のないメイドの少女、そして新たな勇者。 物語のその先、彼らがどう生きていくのか思いをはせるのもいいかもしれない。 ピートは優秀、あと魔物たちが可愛い。

Posted byブクログ

2019/06/06

語り継がれ得ぬ英雄たちの、優しい物語。 勇者や魔王の出てくるファンタジー世界の冒険譚ではあるが、王道ではない軸をずらした構成と内容や、最果ての図書館とはじまりの街との鏡越しの交流という設定が、物語の個性を際立たせている。最果ての図書館にいる主人公や、主要登場人物が、寂しさを自覚...

語り継がれ得ぬ英雄たちの、優しい物語。 勇者や魔王の出てくるファンタジー世界の冒険譚ではあるが、王道ではない軸をずらした構成と内容や、最果ての図書館とはじまりの街との鏡越しの交流という設定が、物語の個性を際立たせている。最果ての図書館にいる主人公や、主要登場人物が、寂しさを自覚し、それを乗り越えていこうとする様が印象的。 また、それぞれのキャラが実は、と明かされるのも面白いが、やや説明不足と拙速さを感じもした。人は見た目通りでもないし、補い合って生きていく、そんなことが伝わってくる作品。 余談だけど。ペンネームが紅玉いづき氏っぽいなぁと思ってたら帯コメントが紅玉氏だった。読み終えたいま、少し軸をずらしたファンタジーという点でも、紅玉氏的なテイストを感じる。とはいえもちろん、全く別物だけどね。

Posted byブクログ

2019/02/23

王道でありながら、今までになかった物語。言葉ひとつひとつがきれいで、登場人物たちはみんな優しくてとても愛らしく、本の中の話なのにどこか現代に通づる部分がある。疲れた時に読みたい本。

Posted byブクログ