この冬、いなくなる君へ の商品レビュー
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多少のネタバレはある……かもしれないので、一応ネタバレ指定を。 読み終わって、じんわりと、読めて良かったと思った。 自分から逃げてばかりで後ろ向きな思考の持ち主、ある意味「弱い」菜摘が、篤生から大切なことを教わり、アドバイスをもらい、支えられ、少しずつ「強く」なっていく。自分と向き合い、成長していく。 篤生の言葉が、自分に向けられているように思った場面があった。自分も、自身から逃げてしまう一面があるから。菜摘のように、少しずつでいいから自分と向き合っていきたい。 道を見失った時に読み返したい一冊。
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ネタバレ豊富なので、ご注意下さい。 まず、ポップに騙された。ポップに踊らされた感がある。「衝撃のラストに大号泣」って1ミリも泣けるかい! 毎年毎年、年末に友達が死ぬような事がウソっぽさを醸し出す。フィクションでも無理あるわ。 今時、ガンと聞いてそんな取り乱す事あるかな?うちの父も全く同じだったけど。それどころじゃ無いはず。 それにな、息子がオカンを呼び捨てにする訳がない。そんなん気持ち悪くて無理。 ってか、途中から分かってたから全然衝撃ではなかったし、読了後の満足感が全く無かった。 まぁ、主任はええ奴や。
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主人公と今の自分と登場人物全てが重なり何回も泣きそうになってしまいました。 この表紙を見ればこの話を読み終わった時に胸がキュッとなります。 生きることという単純な話ではなく、心が死ぬ事に焦点を向けて、生きると死ぬ、自分を見つめる、他人を見つめるという生きる上でとても大切な事をスト...
主人公と今の自分と登場人物全てが重なり何回も泣きそうになってしまいました。 この表紙を見ればこの話を読み終わった時に胸がキュッとなります。 生きることという単純な話ではなく、心が死ぬ事に焦点を向けて、生きると死ぬ、自分を見つめる、他人を見つめるという生きる上でとても大切な事をストーリー性にして夢中になり響くようなお話でした。 たくさんの人に是非読んで欲しいし自分も何回も読み直して生きてみようと思えるようになりたいです。
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仕事もプライベートも充実させれず、自分に自信を持てない主人公菜摘の姿にとても共感したことがきっかけで購入してしまった本。 ・与えられる助言を基に、運命を自ら切り拓いていくのは自分自身 ・パラダイムシフト→視点を変えることで視えるものもある ・深く相手を知ることで自分も変われる、視点が変わる ・人は失ってはじめて気づく愚かな生き物 等 途中で出てくる日記のようなものは最初意味がわからなかったけど、最後まで読むと内容が掴めた。 母親を助けようと自分の寿命を犠牲にしてまで過去にもどり、救いの手を差し伸べた息子、これまでの経緯を全て知り、これから起こる未来を自分の手で変えていこうとする主人公菜摘、双方の姿に感動した。エピローグの後の続きが気になるところである。
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