この冬、いなくなる君へ の商品レビュー
「二十四歳 / 今夜、私が消える」 理不尽な世界に生き。 こんな毎日を過ごしていたら何もかも嫌になってしまうだろうし、吐き出し口もないなんて最悪な日々だろうな。 「二十五歳 / 仮面が割れる音が聞こえた」 浮かれすぎて見えず。 あまりにも美味しい話だったからこそ、疑うこともなく...
「二十四歳 / 今夜、私が消える」 理不尽な世界に生き。 こんな毎日を過ごしていたら何もかも嫌になってしまうだろうし、吐き出し口もないなんて最悪な日々だろうな。 「二十五歳 / 仮面が割れる音が聞こえた」 浮かれすぎて見えず。 あまりにも美味しい話だったからこそ、疑うこともなく全てを信じて相手に委ねてしまったのだろうが失敗だな。 「二十六歳 / 新しい絶望」 不倫相手との関係は。 返答を聞いた時点でうまくいかないことは分かっていたのだから、二人きりで逃げ場もない場所なんて最悪だろ。 「二十七歳 / パラダイムシフト」 視点を変えてみる事。 答えを出すのは簡単だっただろうが、それでいいのかと自問自答してしまうのは母親の影響もあったのだろうな。 「二十八歳 / それでも朝は来る」 回避出来ない死には。 ここまで進行してしまったら、奇跡でも起こらない限り全てがなかったことになるなんて不可能に近いだろうな。 「二十九歳 / あなたの名前」 ローマ字にしてみる。 何度も口にしていたが、心が死んでしまった未来を見ていたからこそ少しでも回避できるよう立ち回ったのだろ。 「三十歳 / 君にあう十二月」 超能力者と言われて。 全てを最後に聞いていたからこそ選んだ道であり、これからの新たな人生への一歩を踏み出す事が出来たのだろ。
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パラダイムシフト(視点を変える)という言葉がとても印象的な1冊だった。 ひとつの出来事も角度を変えてみればいろいろな解釈ができるわけで、立場が違えば同じ出来事もまったく別のものにみえたりするわけで… そんな当たり前を常に意識しながら過ごしたいと思った。 想定内のラストではあったけ...
パラダイムシフト(視点を変える)という言葉がとても印象的な1冊だった。 ひとつの出来事も角度を変えてみればいろいろな解釈ができるわけで、立場が違えば同じ出来事もまったく別のものにみえたりするわけで… そんな当たり前を常に意識しながら過ごしたいと思った。 想定内のラストではあったけれど、それでもホロリ。
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仕事もプライベートも充実しない後ろ向きのOL 火事に巻き込まれた彼女の前に現れた、 死神のような守護神… 行き場のない不安
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家にあった本 自分の不幸は、意外と自分で作り出していたことであった 火事で死ぬ運命であった井久田菜摘は、未来からの来た息子から助けられる これから起こる死を如何に回避するかを自分で考えながら成長していく 途中から息子だろうなとわかってしまった
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よくありそうな話なので篤生の正体が最初から分かってしまった。。でも、登場人物がそれぞれ人柄がすごくよく温かい気持ちになれる本でした。パラダイムシフト!!
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菜摘が周りの人達と向き合い、事件(?)を解決していってすごいなと思ったし 菜摘が前向きになって良かったなと思った。 これからも幸せであってほしいなと思いました ラストに驚いた!
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一言で表すと愛の話。この本が好きで冬シリーズを全部買ってしまったぐらいに好きな一冊。読み進めていくうちに涙してしまう人も少なくないだろう。(私) 死を回避するために動く主人公に勇気をもらい、主人公を取りまく周りの人々に愛をもらえる。
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毎年冬に篤生に与えられた色々な試練に立ち向かう菜摘の姿にほっとして、また試練にハラハラして、最後の衝撃と真実に愕然として、ラストまで目が離せなかった。篤生と菜摘と江島さんのその後がずっと幸せであってほしい。
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ちょうど心が疲弊してたときに読んでいた本です。 心がすり減っていく描写が上手いので、読んでてのめり込んじゃう。自分の気持ちを上手く言語化してもらったように感じていました。 精神的なものって見ないふりして自分で蓋しちゃうと中でどんどんダメになって取り返しがつかなくなっちゃうから、時...
ちょうど心が疲弊してたときに読んでいた本です。 心がすり減っていく描写が上手いので、読んでてのめり込んじゃう。自分の気持ちを上手く言語化してもらったように感じていました。 精神的なものって見ないふりして自分で蓋しちゃうと中でどんどんダメになって取り返しがつかなくなっちゃうから、時分の心と向き合うのってすごく大切なことだよね。それが、しんどいし、それが1番難しいことなんだけどね。 この本を読んで少しでも救われる人がいるといいなと思います。
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喜多川泰さんの作品と似てるなぁって思ったのが第一印象。読者を励ましてくれるようなそんな作品だった。 一回目の死は肉体の死で、二回目の死はその人のことを誰も思い出さなくなった時、というフレーズが印象的だった。
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