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いのちの人形 の商品レビュー

3.5

18件のお客様レビュー

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2024/03/31
  • ネタバレ

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命を持った人形、それはクローン人間。天才生物学者が作り出した7体のクローン人間と、それを隠している政府。クローン殺人事件すらもみ消されながら話が進行していって、まさか自分自身がクローンだと知らなかったSEと、相棒の刑事。展開が良かった。楽しめました。

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2024/01/15

政府が28年前から隠してきたのは「いのち」を巡る一級の国家機密だった。倫理的に問題があってもこの世に受けた生。人形と呼ぶのにはあまりにも苦しい。可能性や才能を人工的に閉ざされた人生。近い将来、もしかしたら既に身近な問題となっているのかもしれないけれど、命はかけがえのないもの、大事...

政府が28年前から隠してきたのは「いのち」を巡る一級の国家機密だった。倫理的に問題があってもこの世に受けた生。人形と呼ぶのにはあまりにも苦しい。可能性や才能を人工的に閉ざされた人生。近い将来、もしかしたら既に身近な問題となっているのかもしれないけれど、命はかけがえのないもの、大事にされるべきもの。最後まで二転三転、面白かった。

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2023/02/13

世田谷で不審死事件が発生した。 鑑識が到着する前に「ドールズ」と名乗る組織が現れ現場を押えてしまう。 不審に思った警視庁捜査一課の川村は、サイバー犯罪捜査官の高倉と調査を始める。 出だしから中々入り込めず、展開も全く読めなかったが途中からそっちの話だと気付きその後は一気に読めた...

世田谷で不審死事件が発生した。 鑑識が到着する前に「ドールズ」と名乗る組織が現れ現場を押えてしまう。 不審に思った警視庁捜査一課の川村は、サイバー犯罪捜査官の高倉と調査を始める。 出だしから中々入り込めず、展開も全く読めなかったが途中からそっちの話だと気付きその後は一気に読めた。 連続殺人を隠蔽する意図は? 誰が何の為に? 終盤に向けて少しづつパズルのピースが嵌まって行った。 何百年後かの未来にはこう言った事は実際起こりうるのかも知れない 。 今、読むとフィクション感満載だが、人間の欲と倫理観の間で揺れる心情は理解出来る。

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2022/01/15

途中で一度読んだことに気が付いた。いくつかのシーンで気が付いたので読むのをやめたが実はストーリー全体は思い出せない。でも二度読みをしないという自分のポリシーに従い終了。

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2020/11/24
  • ネタバレ

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プロローグに登場した 子供は 誰だったんだろう。 読んでいる 途中から 考えていました。 この本は 希望を与えてくれる本です。 なぜか 人間は 遺伝で すべて 決定してしまわないよ。 環境によっても 変わることができるんだ。 どんな犯罪者でも もし 育った 環境が変われば 親の愛情を ちゃんと 受けて育ったならば 変わることができる。 横関さんは 言いたかったのでは ないでしょうか。 また 逆も 真なりで。 いくら すぐれた 遺伝子を持っていても 環境が ないと それを開花できない。 クローンの是非は 皆さん 考えてください。 ところで プロローグの 子供は 私は 竜生さんだと思うんですが どうですか。

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2020/03/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

評価は5. 内容(BOOKデーターベース 世田谷で発生した不審死事件。鑑識が到着する前に、厚労省の外郭団体で「ドールズ」と名乗る組織が現れ、現場を警察から横取りしてしまう。感染症の疑いかと思われたが、彼らの行動を不審に感じた警視庁捜査一課の川村直樹は、事件後に知り合ったサイバー犯罪捜査官の高倉竜生と捜査を始める。次第に明らかになったのは、政府が28年前から隠してきた一級の国家機密だった…。巨大な運命の渦に巻き込まれた人間たちの、“いのち”を巡る物語が動きだす!

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2019/09/23

川村直樹警部補がクローン人間に絡む殺人事件を捜査する物語だが、7体のクローン人間をドールズという厚生労働省の組織が管理している由.川村が帰り道で遭遇した殺人事件では、ドールズの係官が有無を言わさず捜査陣を排除した.高倉竜生は元SEで警察官としてサイバーセキュリティ対策室に勤務して...

川村直樹警部補がクローン人間に絡む殺人事件を捜査する物語だが、7体のクローン人間をドールズという厚生労働省の組織が管理している由.川村が帰り道で遭遇した殺人事件では、ドールズの係官が有無を言わさず捜査陣を排除した.高倉竜生は元SEで警察官としてサイバーセキュリティ対策室に勤務している.ドールズの朝比奈勝との接触でクローン人間のことを聞いた川村は、高倉と組んで捜査を開始する.夏川郁人は全く経験のないピアノが自由に弾けることで馬場孝介に指導を仰ぐが、あっという間に上達する.クローン人間が次々と殺害される中で、川村は犯人像を模索する.最後の章で次々とクローン人間が判明し、川村も混乱するが、馬場が実は朝比奈で郁人と行動を一緒にしており、ドールズを裏切ってクローン人間が存在することを公表することを試みている.朝比奈の出自、高倉も恋人の美那もクローン人間であること、等々 意外な事実が溢れ出る結末だった.一連の事件の中でサイバーセキュリティ対策室長の 千賀正治の存在が光っていた.面白かった.

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2019/07/21

世田谷で不審死事件が発生した。鑑識が到着する前に「ドールズ」と名乗る組織が現れ、現場を押えてしまう。不審に思った警視庁捜査一課の川村は、サイバー犯罪捜査官の高倉と調査を始める。次第に明らかになったのは…。 横関作品らしい読み易さで物語はスピーディーに展開していくのに、どこか切迫...

世田谷で不審死事件が発生した。鑑識が到着する前に「ドールズ」と名乗る組織が現れ、現場を押えてしまう。不審に思った警視庁捜査一課の川村は、サイバー犯罪捜査官の高倉と調査を始める。次第に明らかになったのは…。 横関作品らしい読み易さで物語はスピーディーに展開していくのに、どこか切迫感を感じなかったのはどうしてだろう?真相がSFチックすぎるからだろうか。終盤がややごちゃごちゃした感じだったのも気になった。 (Ⅽ)

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2019/07/19

国の秘密機関から監視されている人間たちが、次々に殺されていく。 どんでん返しはあるが、いつもはスカッとするのが、今回はゾワッとした。 クローン人間の是非についてもっと議論して欲しかった。

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2019/07/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

感想を書くといろいろネタバレになってしまう作品だなぁ… 警視庁捜査一課の川村直樹は帰宅途中に世田谷で不審死事件に遭遇する。世田谷署の刑事と捜査を開始しようとしたところに、突然厚労省の外郭団体である「ドールズ」に乗っ取られてしまう。川村は不自然すぎるドールズの介入に納得いかず、サイバー犯罪捜査官の高倉竜生と捜査をするが、次から次へとあり得ない事実が明らかになっていく。 ネタバレになってしまうが、これはクローンを主題にした物語である。クローンの存在の是非。物語終盤ではこれが大きな問いになる。倫理的に間違っているからクローンは存在してはいけない、それとも、存在する(クローン)技術は用いるべきだ。うーん…私は川村の意見に賛成だ。 そして最後に判明する衝撃の事実に、また横関さんにやられたー!と思いながらも、前作の『仮面の君に告ぐ』と同じようにすっきりするものではなく、怖い+びっくりのようなどんでん返し。高倉にはどうか幸せになってほしいと願うばかり。 あと、最後に気になってしょうがないのが「あの男」なんだけど、理解力なさすぎてぶっちゃけ誰だかわからない…誰なんだ…

Posted byブクログ