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BURN 猟奇犯罪捜査班 藤堂比奈子(下) の商品レビュー

4.2

42件のお客様レビュー

  1. 5つ

    15

  2. 4つ

    17

  3. 3つ

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2020/02/15

猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子シリーズ、10作目。今作にて完結。上下巻。 とうとう本シリーズもこれにて完結。最初の頃は1話完結の推理ミステリものだとばかり思っていたのに、途中から大掛かりな組織の存在が見え隠れしてきて、少し、否、結構心配しながら読み進めていたのですが、意外や意外、い...

猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子シリーズ、10作目。今作にて完結。上下巻。 とうとう本シリーズもこれにて完結。最初の頃は1話完結の推理ミステリものだとばかり思っていたのに、途中から大掛かりな組織の存在が見え隠れしてきて、少し、否、結構心配しながら読み進めていたのですが、意外や意外、いざシリーズを読み終えてみれば、上手く収まった!という感想です。荒唐無稽な方向へ行くところまで行くかと思っていたんですが、最後は意外とすんなり受け入れられました。 センターの存在が最後までSF感拭いきれなかった要因じゃないかとは思うのですが、人体実験なんかは、倫理感さえ無視すれば、今の現代でも十分可能なんじゃないかと妙に現実味を覚えてみたり。キャラの描写が、比奈子だけでなく、他メンバーも一人一人丁寧に描かれていて、最終巻の今作でもそれぞれ活躍があって、面白く最後までのめり込んで読めました。 最後の内藤先生の後書きを読むと、デビュー作の1作目の時点ではシリーズ化を想定していなかったと。最終作にして、あれが伏線だったのかと、シリーズを通した伏線が上手く回収されていると感じるところがいくつもあったので、そこが一番の驚きだったかも。シリーズが長期化されると、最終作では力技で収拾して破綻するパターンもありがちだと思うのですが、本シリーズはお見事な完結の仕方だったと思います。

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2020/02/07

比奈子ちゃんシリーズ読み終わって既にロス。 久々にこんなにハマってしまうシリーズを読んだ。 全ての登場人物に愛着を持てるし、これで完結なのが寂しい…。ハッピーエンドで終わったのは嬉しいけど、正直もう少し猟奇犯罪捜査班の活躍を見たかったな。 いつかその後のみんなの話も読みたい!(特...

比奈子ちゃんシリーズ読み終わって既にロス。 久々にこんなにハマってしまうシリーズを読んだ。 全ての登場人物に愛着を持てるし、これで完結なのが寂しい…。ハッピーエンドで終わったのは嬉しいけど、正直もう少し猟奇犯罪捜査班の活躍を見たかったな。 いつかその後のみんなの話も読みたい!(特にガンさんと石上女史のコンビは好き)

Posted byブクログ

2020/01/26

改めて思い返すと、永久少年の成長を見守るシリーズだった(感慨深い)。 完結編に向かうにつれて“猟奇さ”が減っていった印象が強いのは、私が猟奇さに慣れてしまったからか?!と少し怖くなったりも。 完結編のみの感想でいうなら、凄惨すぎる事件の幕開けだった割には終わりはあっけなかった。ぐ...

改めて思い返すと、永久少年の成長を見守るシリーズだった(感慨深い)。 完結編に向かうにつれて“猟奇さ”が減っていった印象が強いのは、私が猟奇さに慣れてしまったからか?!と少し怖くなったりも。 完結編のみの感想でいうなら、凄惨すぎる事件の幕開けだった割には終わりはあっけなかった。ぐいぐい読ませる文章力はさすが!金子未来のせいで七味缶に応募しそうになる自分も…(笑

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2020/01/17

シリーズもこれで終了。おもしろいシリーズだった。これが初小説だなんてびっくりだ。猟奇殺人の描写はそういうのが元から苦手なのでうおっと思ったけれど、それがあってもおもしろかった。ページをめくる手が止まらなかった。 藤堂比奈子というキャラクターが私にとってとても好きなキャラクターだっ...

シリーズもこれで終了。おもしろいシリーズだった。これが初小説だなんてびっくりだ。猟奇殺人の描写はそういうのが元から苦手なのでうおっと思ったけれど、それがあってもおもしろかった。ページをめくる手が止まらなかった。 藤堂比奈子というキャラクターが私にとってとても好きなキャラクターだったのだと思います。終わってしまって悲しいな。 しばらく内藤さんの他のシリーズをあたってみようと思います。

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2020/01/16

シリーズ読破しました。 やはり、シリーズもの特有の(すみません)大きな背景になってしまいましたが・・・厚田班みんなが健在で、それぞれの道を進み、猟奇的な犯罪にも関わらず良い空気の中で物語を終結させたのが良かったかなぁ。 また、途中から登場する永久と金子、その2人を守る保と比奈子...

シリーズ読破しました。 やはり、シリーズもの特有の(すみません)大きな背景になってしまいましたが・・・厚田班みんなが健在で、それぞれの道を進み、猟奇的な犯罪にも関わらず良い空気の中で物語を終結させたのが良かったかなぁ。 また、途中から登場する永久と金子、その2人を守る保と比奈子。 永久の人間らしい感情の成長は涙さえ誘います。 厚田班の個性あるメンバーと、重苦しくない会話が このシリーズの魅力でしょうか。。。 最後の比奈子の身の振り方には、え??ってなって 残念でもあったけど・・・とにもかくにも佐藤都夜が 某小説の房子にならなくて良かった(笑) 房子に嫌悪感なんで。 違う本でも猟奇犯罪班がちょこちょこ出てくるらしいので、読んでみようかなぁ~と思います。

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2020/01/09
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国際テロ組織「CBET」の目論見を阻止するために大きな覚悟を決めた猟奇犯罪捜査班の面々。彼らのアジトと思われる廃墟を突き止め現場へ向かおうとしたそのとき、捜査班をサポートしてきた田中管理官の車が路上で燃えているという情報が入った。そして廃墟でも火事が発生、現場では凄惨な殺人の痕跡が発見される。廃墟をあとにした比奈子は組織のトップ・ミシェルに拉致されて…。 ストーリー展開的にはテンポよくポンポンと読むことができたし、展開的にも比奈子が拐われたり、保が活躍したり、忍が壊れたり、と王道的な展開で良かった。 ただ、思うところは、マッドサイエンティストの最終的な理想が永遠の命、というところにひねりを加えて欲しかった。

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2019/10/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

同著者なら断然“よろず建物因縁帳”シリーズが好きだと思いつつ着手したこの“藤堂比奈子”シリーズだったのに、スピンオフと合わせて13冊も読んだら、そりゃ情も湧く。 上巻ですでにウルウル、下巻でも永久の変化を感じさせる言動に涙腺ゆるみまくり。終盤はあまりに派手な爆発シーンに、何がどうなったかイメージ描けず。でもまぁいいや、イケメン倉島が忍で華麗に突っ込んだと思っておきます。最初は軽いだけに思えた東海林も超イイし、ぼんくらだった御子柴も頼れる存在に。 死んでほしくない人はほぼ誰も死なないから、未読の人は安心してお読みください(笑)。ちょっとした厚田班ロス、早く立ち直ろう。

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2019/06/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2019/6/18 あー読んじゃった。 とうとう終わってしまった。 どうやって終わらせるのか想像もつかなかったけど温かな着地をしました。 みんな死んだと思わせといてからの「ふぁっ?」は私も「ふぁっ?」ってなって笑いながら泣きました。 でも一番泣いたのは忍かもしれん。 忍が倉島を連れて行くわけないよね。 愛だねぇ。想われていたねぇ。 心配する東海林先輩も萌えました。 また会いたいなぁ。 『OFF』待ってます。 それ以外も新刊、超待ってる。 次来ないと「おもてうら」読めないよ… 大きい手術ってなんだろ。 この世に神様がいるかは疑問だけど、フィクションばかりは神様がいないと生まれないからなぁ。 内藤先生どうかお元気で。

Posted byブクログ

2019/05/20

サクサク進んだなあ。壮大な事件だったのに、わりとあっさり終結。ミッションインポッシブルかのようなスペクタクルシーンもあり、大サービスです。読む人を選ぶ猟奇事件シリーズなのに気軽に読ませてくれました。(東海林のおかげ?)テンポよいシリーズ展開も素晴らしかったです。

Posted byブクログ

2019/05/03

国際テロ組織「CBET」の目論見を阻止するために大きな覚悟を決めた猟奇犯罪捜査班の面々。彼らのアジトと思われる廃墟を突き止め現場へ向かおうとしたそのとき、捜査班をサポートしてきた田中管理官の車が路上で燃えているという情報が入った。そして廃墟でも火事が発生、現場では凄惨な殺人の痕跡...

国際テロ組織「CBET」の目論見を阻止するために大きな覚悟を決めた猟奇犯罪捜査班の面々。彼らのアジトと思われる廃墟を突き止め現場へ向かおうとしたそのとき、捜査班をサポートしてきた田中管理官の車が路上で燃えているという情報が入った。そして廃墟でも火事が発生、現場では凄惨な殺人の痕跡が発見される。廃墟をあとにした比奈子は組織のトップ・ミシェルに拉致されて…。

Posted byブクログ