散歩するネコ の商品レビュー
自分の価値観を人に言われるのは嫌な主人公が、他人を見る尺度を自分の価値観で押しはかるのはいかがなものかと。
Posted by
無職になったキョウコの蓮華荘における生活。 倉庫に住んでいたコナツさんが実家に帰ったが、また戻ってきて、事実婚するといい、穏やかな生活がかき乱される。
Posted by
シリーズ4作目。これでしばらく終わりと思ったら8作目まで出ているんですね。先が長い。 前作では母親が入院で終わっていたが、命を取り留めたものの認知症が進んだ状態。ケンカ状態だったキョウコを思い出せず、何とか面会はできる。通常は可哀想と思ってしまうが、二人にとっては揉めなくて良いよ...
シリーズ4作目。これでしばらく終わりと思ったら8作目まで出ているんですね。先が長い。 前作では母親が入院で終わっていたが、命を取り留めたものの認知症が進んだ状態。ケンカ状態だったキョウコを思い出せず、何とか面会はできる。通常は可哀想と思ってしまうが、二人にとっては揉めなくて良いようなのが辛い。 施設に入れることで、姉夫婦に費用面含めて申し訳ないと思ってしまうキョウコ。限られた予算を細く長く使うキョウコは何も出来ないことの罪悪感が強いよう。 働くことを求める行政の方々との攻防。周囲の人達は働かないことに理解があるが。 倉庫部屋に住むコナツさんが30才を過ぎて、旅人生活に限界。何かと世話を焼くキョウコさんは逆にコナツさんが働かないことに危機感。 ストレスを感じる日々の中で息抜きになるのがネコ。前作で出て来たネコに再び会う。 キョウコの心の浮き沈みが激しく、読んでいて辛くなる事も・・?
Posted by
2019年刊。シリーズ第4作。早期リタイアで、預金取り崩し生活を送る、独身女性主人公のお話。基本は淡々と?過ぎていく日々だが、今回は終盤で波乱の予感……という終わり方。現時点 (2024-05) では最新刊なので、続きは続刊を待つしか無い。まったり読ませて頂きました。
Posted by
久しぶりのれんげ荘。 シリーズで読んでみたくなった。安定。 自分の老後はどうなる? れんげ荘のみんなの生き方に興味あり。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
れんげ荘物語シリーズ。 このシリーズは、本当にサラッと読めて、温かいお話なので読んで癒される。 特に、クマガイさんの言葉には、キョウコさんと一緒になって励まされている。 こんなおばさまがお隣にいてくれたらいいな。 ・そう、わからないの、誰にも。だからくよくよ思い悩んでも仕方がないのよ。それだったらそう思わなくてもいい環境に自分を置いた方が、精神衛生上いいんじゃないかしら。(p65) ・誰も明日はわからないのよ。だから享楽的という意味ではなく、なるべく自分が楽しく過ごせるように過ごしましょうということよね。(p65)
Posted by
人生をおだやかに過ごすためには適切な距離が必要なんだと改めて思う。 主人公は母親がボケてしまってからの方が明らかに楽で幸せそうだ。 義姉が嘆いていた「血を分けた親子」なんて何の役にも立たないし、むしろ負債でしかない価値観だと思う。 そうやってぼーっとしていると「血のつながりの...
人生をおだやかに過ごすためには適切な距離が必要なんだと改めて思う。 主人公は母親がボケてしまってからの方が明らかに楽で幸せそうだ。 義姉が嘆いていた「血を分けた親子」なんて何の役にも立たないし、むしろ負債でしかない価値観だと思う。 そうやってぼーっとしていると「血のつながりのない家族」になろうと、なんにも考えない人間も出てくる。 どこまでも甘えた人間は楽観的で羨ましいと思った。 「ぶちお」で「ぶっちゃん」だったはずが、「ぶさいく」の「ぶっちゃん」なんじゃないかと思うくらい、「不細工でかわいい」という文字が出てくる。 これに表現しにくいモヤモヤとドロドロを感じる。 【これから読む人のためのシリーズメモ】 ①れんげ荘 ②働かないの れんげ荘物語 ③ネコと昼寝 れんげ荘物語 ④散歩するネコ れんげ荘物語 ⑤おたがいさま れんげ荘物語 ⑥おネコさま御一行 れんげ荘物語 ⑦今日はいい天気ですね。 れんげ荘物語
Posted by
ぶっちゃんは少なめだったけど、会えてよかった。 前回同様、そこで終わる?というところで終わってしまったので読まずにはいられない。
Posted by
「れんげ荘」シリーズの第4弾。 タイトルに「散歩するネコ」とありますが今回はネコのぶっちゃんの出番は少な目でキョウコさんのお母さんの認知症・介護関係とコナツさんの就活の話が中心でした。 相変わらずのほほんとした空気感の中で物語は進んで行きます。 オンボロアパートで一人暮らし...
「れんげ荘」シリーズの第4弾。 タイトルに「散歩するネコ」とありますが今回はネコのぶっちゃんの出番は少な目でキョウコさんのお母さんの認知症・介護関係とコナツさんの就活の話が中心でした。 相変わらずのほほんとした空気感の中で物語は進んで行きます。 オンボロアパートで一人暮らしの50代のキョウコさん。 働かず貯金を切り崩しながら図書館通い、趣味は刺繍、共有スペースのトイレやシャワー室に花を飾り、そして程よい距離感を置きながらアパートの住人達と付き合い、時々ぶっちゃんと触れ合う。 ストレスを感じさせないこんな生活理想やん!
Posted by
1作目からファン。今回のキョウコは人の役に立ちたいという思いが強い。無職では社会貢献できないから、ということだろうか。お金は入ってくることはないので、家族のイザ、に協力できない心苦しさも手伝っているように思う。 それとは別に、キョウコのれんげ荘での暮らしが好きだ。部屋を清潔に保ち...
1作目からファン。今回のキョウコは人の役に立ちたいという思いが強い。無職では社会貢献できないから、ということだろうか。お金は入ってくることはないので、家族のイザ、に協力できない心苦しさも手伝っているように思う。 それとは別に、キョウコのれんげ荘での暮らしが好きだ。部屋を清潔に保ち、食材に気を遣い、隣室の住人と交流し、近所を散策する。近所の犬に恋焦がれる。豊かなのだと思う。だから、このシリーズが好きだ。
Posted by