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散歩するネコ の商品レビュー

3.4

40件のお客様レビュー

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  3. 3つ

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2023/06/10

れんげ荘シリーズ。よく調べずに続きを読み、第三弾を抜かしました。まあいいかと気楽に読めるところも気に入っています。母との問題に解決がないまま認知症になりキョウコが分からなくなっても自然と受け入れる様子に解放されたのかなと感じました。

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2022/07/29

自由気ままに、節約しながらも丁寧に暮らす。猫への想い。ひとりの不安と覚悟。 いつかくる10年後20年後の生活を考えさせられる。

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2022/05/17

お母さんの病気の症状、記憶にないことがキョウコにとって安心材料になるとは。義姉のお母さんへの対応、すごいな。嫁のかがみというか、この母にあそこまでできるのがすごい。キョウコも実は優しくて、コナツさんへの対応を見るとほっとけないんだろうなと思う。

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2022/03/21

かつて、第一作目を読んだ気がするが、(ブクログ登録前)記憶があやふやなままここに飛んでしまった。 が他のシリーズもぜひ読みたい。 これの前に読んだ「山奥ニート」通じる部分があるかな。 人間の生き方に、決まりはないことに気づくかどうかは大きい。

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2021/12/04

いつものように日々の生活をいとおしみながらも、ときに世の中に役立っていない自分に落ち込む主人公にほっこりする作品。誰かの役に立ちたいと、今の自分にできることを模索するところに共感もしながら読みました。 印象的だったのは、 不仲だった母が認知症で、自分を認識しない。それがかえっ...

いつものように日々の生活をいとおしみながらも、ときに世の中に役立っていない自分に落ち込む主人公にほっこりする作品。誰かの役に立ちたいと、今の自分にできることを模索するところに共感もしながら読みました。 印象的だったのは、 不仲だった母が認知症で、自分を認識しない。それがかえって楽。「知り合いかもしれないけれど、よくわからない人」として母に認識してもらうほうがありがたかった。 という一節。母親と娘の関係ってなかなか複雑で、私自身も母の縛りの中で育ってきたなと思うことがあります。その重みを苦しく感じていたけれど、「そうなんだ」と気がついた頃から客観的に見られるようになり、気持ちが楽になって母との関係もよくなってきたなと感じます。 でもどうしても上手くいかないときに、物語のように母親自身に変化が起こることで、関係性が変ることもあるのかもしれない。予期せぬできごとにも、意味があるのだなとも感じました。

Posted byブクログ

2021/11/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

れんげ荘に貯金で月10万円の生活をするキョウコの日々。 突然倒れて入院した母を見舞いに行くと、認知力が落ち、 あんなに仲違いしていたキョウコのことはすっぽりと忘れていた。 施設に入居するために奮闘する兄夫婦。 無事に入居した母が、たとえ自分のことを忘れようと、落ち着いて生活している様子を見たキョウコの安堵。 いっときキョウコの家に遊びにきていたネコのぶちおだったが、長いこと姿を見せず心配していたが あるときリードをつけて散歩しているぶちおと再会して喜びに浸った瞬間。 元れんげ荘で実家に戻ったものの、再び近所に引っ越していた元旅人のコナツとの食事や彼女の心配だらけの将来。 また新しい弾が出そうな予感。

Posted byブクログ

2021/10/10

50代独身。頑張りすぎた仕事を辞め、個性的な隣人たちと触れ合い、時々やって来るどこかの飼い猫にメロメロになりながら、月10万円で質素ながら心豊かにくらしている。 倒れて認知症になった母親が兄のことは覚えているのに妹である自分のことは全く覚えていない。もともと折り合いが悪かったから...

50代独身。頑張りすぎた仕事を辞め、個性的な隣人たちと触れ合い、時々やって来るどこかの飼い猫にメロメロになりながら、月10万円で質素ながら心豊かにくらしている。 倒れて認知症になった母親が兄のことは覚えているのに妹である自分のことは全く覚えていない。もともと折り合いが悪かったから、思い出してもらえなくても、他人として認識されていた方が幸せかな?と思いながら。 日常を描いた物語で、物凄く大きな事件は起きないけれど、人との関わり方について、老後について、いろいろと考えさせられる。

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2021/05/21

相変わらず、 淡々とした日常の最後に ドラマ的な要素を入れ込む群さん。 またハラハラする展開なの? という思いも どこか 「終わらないで欲しい」気持ちが勝り 嬉しい。 これ読むと 毎日しっかり生きたいと思う。

Posted byブクログ

2021/04/29

ネコがタイトルに入っているので読んだし、もともと群ようこさんが好きなのだ。淡々として山も谷もない。物足りないけど疲れなくてその清貧ぶりな生活感を何とか自分の無駄だらけの生活に生かしたいと思ったりするのだ。  一作目の「れんげ荘」を読んだとき静かな感動があった。働かなくてこんなに品...

ネコがタイトルに入っているので読んだし、もともと群ようこさんが好きなのだ。淡々として山も谷もない。物足りないけど疲れなくてその清貧ぶりな生活感を何とか自分の無駄だらけの生活に生かしたいと思ったりするのだ。  一作目の「れんげ荘」を読んだとき静かな感動があった。働かなくてこんなに品よく清々と暮らしていけるのだと。何とか自分も男だけど、こんな風に暮らしてみたいと。でも、それはなかなかできなかったし、仕事もやめられなかった。それで、このシリーズの中に自分を投入してその暮らしを楽しむことにしている。  ネコとの交わりをもっともっと描いてほしいのだけれど。

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2021/04/06

れんげ壮シリーズ第4弾。 第3弾の含みを持たせた終わり方をとりあえず回収し、タイトル通り散歩するネコ=ぶっちゃんの話。 生活に変化はそんなにないけれど、コナツさんの動向が今後も気になる内容。

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