精神科医が教える良質読書 の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
子ども時代の読書経験から読書に苦手意識がありつつも、精神科医として必要な読書をするために取った方法の紹介であり、名越先生の読書論。仕事で専門書などを読まないといけないが読書は苦手、なんなら荒行に近いというような人によさそう。それにしても、森鴎外、夏目漱石、志賀直哉、武者小路実篤、芥川龍之介、太宰治を小学生で読ませられたのか。趣味が読書の大人でも、純文学好きでないとけっこう辛い。(図書館本)
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読書が苦手、と言いつつも本との対話方法で本を書いてしまうのが流石というべきか。 本を一方通行でなく、双方向とするために、インプットツールとしてのみでなく、はらわたに響くかどうか意識する。それはたしかに従来ない視点。ただ、新たな視座を得た。読書の効能はそれだけではいけない。新たに得...
読書が苦手、と言いつつも本との対話方法で本を書いてしまうのが流石というべきか。 本を一方通行でなく、双方向とするために、インプットツールとしてのみでなく、はらわたに響くかどうか意識する。それはたしかに従来ない視点。ただ、新たな視座を得た。読書の効能はそれだけではいけない。新たに得た視点を自分の中にどう点火できるか、と理解。かなり難しいけどとりあえずご紹介のあった数点を読んでみよう。
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精神科医が教える 良質読書 著:名越康文 読書で「聞く力」が育つ 「限界を超える読書」をすると、思わぬ副産物がある。心が落ち着き、人の話を聞くのが上手になる。他人の話を7割を聞き逃し、3割を誤解しているとすらいわれている。しかし、限界を超える読書をするようになると、相手の話の3...
精神科医が教える 良質読書 著:名越康文 読書で「聞く力」が育つ 「限界を超える読書」をすると、思わぬ副産物がある。心が落ち着き、人の話を聞くのが上手になる。他人の話を7割を聞き逃し、3割を誤解しているとすらいわれている。しかし、限界を超える読書をするようになると、相手の話の3割くらいには素直に耳を傾けられるようになる。難しい本を理解しようとする姿勢は、相手の話を理解しようという姿勢につながる。 本書の構成は以下の5章から成る。 ①読書嫌いによる読書嫌いのための読書術 ②感覚的読書法のすすめ ③頂にある本をめざす ④本との出会いはタイミングがすべて ⑤良質読書歴 本書にある「限界を超える読書」の意味合いはよくわかる。しかし、多くの自分の枠を超えた本は数頁読んだだけで閉じてしまう。 そして、数か月、数年の時を経て、もう一度向き合うと難解ながらも読み進めることができたりと、不思議な感覚を覚えることも多かった。 読めるか読めないかのぎりぎりのラインにある書に対峙する時には、読書とは言えないほどの力を使う。だが得られるものも多い。 著者のように一日に数行を読みながら、色んな本を携帯して、順繰りに回すという方法もなるほど頷ける読み方でもある。 読書にもコンフォートゾーンやストレッチゾーン等の概念をあてはめることが出来る。 自分を高めるには、パニックに近い、ストレッチゾーンにある書に対しても時間を見つけて向き合っていきたい。
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感想 α読みとβ読みを紹介。知の地平を広げるのが読書の役割と考え困難な読書に立ち向かうことを奨励する。ものの見方をできるだけフラットに近づける。
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読書法の本という点に関しては、一般論ではなく、読書を苦手とする著者がどんな読み方をしているかの紹介。なので、既に同じような読み方をしている人も少なからずいると思う。 この本の重要ポイントは、 ・真実を知るために読書をする。 ・今いる枠組の中だけで安心していたいのが人間だが、自分...
読書法の本という点に関しては、一般論ではなく、読書を苦手とする著者がどんな読み方をしているかの紹介。なので、既に同じような読み方をしている人も少なからずいると思う。 この本の重要ポイントは、 ・真実を知るために読書をする。 ・今いる枠組の中だけで安心していたいのが人間だが、自分が正しいと信じることは危ない。正しいと信じ込むのは、一種の依存。 ということを言っている点だと思う。 人間は誰しも自分が作り出したフィルター(=偏見)を通して世界を見ているから、自分が正しいと信じるのは危険。 フィルターを明らかにして取り除き、フラットな視点を持つようにしないと、世界は偏見対偏見の争いになっていくだろう。人が増えれば増えるほど、共通認識を保つのは難しいのだ。 読書をする人が減っているということは、視点をフラットに修正するチャンスが失われているということ。 今の社会、驚くような事件増えたり、モンスター●●と呼ばれる話の通じない人が増えているのは、この辺にも理由があるのではないだろうか。
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『分かったつもり』って、今まで良い意味で捉えたことがなくて、しかも分かったつもりになってるなーと思うところは多々あって、耳が痛い言葉だったけど、この本では分かったつもりを推奨していて、『「わかってないのにわかった気になる」ことが、知の世界に旅立つ最初の一歩なのです。』 と書かれて...
『分かったつもり』って、今まで良い意味で捉えたことがなくて、しかも分かったつもりになってるなーと思うところは多々あって、耳が痛い言葉だったけど、この本では分かったつもりを推奨していて、『「わかってないのにわかった気になる」ことが、知の世界に旅立つ最初の一歩なのです。』 と書かれている。難しくて分からないことでも、ワクワクしながら読んだり聞いたりするとだんだん本当に分かってくるし、知識の飛躍が起きるという。 これは新しい発見。分からなくていいんだ、とちょっと気が楽になった。 著者は『ものすごく魅力的で挑みたいのだけれど、理解できなさそうで自分にはまだ読めない、でも将来的に読めるようになりたい』本を心の糧にしているそうだが、これ、私も大学生の頃からずっと探してる。一生をかけて読むような本に出会いたいと思って読書をしているのに、なかなか見つからない。半ば諦めていたけど、この本を読んで、本気で探してみようと思った。 ☆難しくて良質な本を探す。
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著者は、精神科の先生です。 養老孟司さんとの対談「他人の壁」も読みましたが、とてもよかったです。 本書は、「読書の仕方」について考察された本で、ウ〜ンと頭を悩ますような難しい本に挑戦して読むことをすすめられています。 読書が好きな人は、ぜひぜひ読んでみて下さい。
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ひとつのことに集中して読めないなら色んなジャンルやレベルの本を同時期に並行して読めば良いじゃない、という内容の本。作者の読みやすい方法が書かれているので、当然この読み方が当てはまる人もいればそうじゃない人もいる。 私個人も基本的に注意力が散漫なので幾つかの本を同時に読むタイプで...
ひとつのことに集中して読めないなら色んなジャンルやレベルの本を同時期に並行して読めば良いじゃない、という内容の本。作者の読みやすい方法が書かれているので、当然この読み方が当てはまる人もいればそうじゃない人もいる。 私個人も基本的に注意力が散漫なので幾つかの本を同時に読むタイプである。しかし全部最後まで読みきれないという事が往々にしてあるので、時間をとって一冊を一気に読むこともある。 直感や本能に従って読むように書かれているけど、そればかりしていると結局自分の都合の良い内容の本しか読まなくなるので、たまにはノールックで適当に本を選んでも良いんじゃないかな。どういう読書ライフを作るかは個人の自由ということで。
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帯裏 1日数ページしか読めない「限界を超える本」だけが自分を成長させてくれる。 第1章 読書嫌いによる読書嫌いのための読書術 第2章 感覚的読書法のすすめ 第3章 “頂にある本”をめざす 第4章 本との出会いはタイミングがすべて 第5章 良質読書歴 見返し 1000冊読んでも「バ...
帯裏 1日数ページしか読めない「限界を超える本」だけが自分を成長させてくれる。 第1章 読書嫌いによる読書嫌いのための読書術 第2章 感覚的読書法のすすめ 第3章 “頂にある本”をめざす 第4章 本との出会いはタイミングがすべて 第5章 良質読書歴 見返し 1000冊読んでも「バカなまま」の読書と、1日2行でも成長できる読書の差とは?
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読書が遅い人のための読書術の本。 もともと本が読むのが遅い私が、気になっていた本そもそも早く読んでも内容が残らない読書はあまり意味がないし、かといってあまりにも遅すぎると内容を忘れてしまう。そういった読書を作者もしてきたといっていたので、何か知れればいいと思ってこの本を読んだ。...
読書が遅い人のための読書術の本。 もともと本が読むのが遅い私が、気になっていた本そもそも早く読んでも内容が残らない読書はあまり意味がないし、かといってあまりにも遅すぎると内容を忘れてしまう。そういった読書を作者もしてきたといっていたので、何か知れればいいと思ってこの本を読んだ。 本を読んで思ったこと。 まず、作者は乱読に賛成派のひとであった。これに関しては私も賛成だ。一つの専門分野の本ばかり読むのではなく、違う分野の本を読むことで多角的な視点で物事が捉えられる、解釈できるようになるからだ。これに関しては私も実感があるので、乱読に関しては納得できた。本書では、量子論的読書・越境する読書でその内容が書かれてある。 そして、本に線を入れることに関しては作者は否定派であった。私はちなみに賛成派である。本は何度か読み返したいと考えていて、そのときに線を引いている部分を読むとその本から自分が何を得ようとしていたのかが復習しやすいからだ。 そして最後に当たりをつけながら読む(なんとなく書かれてある内容を予想する)という考えがあった。この考え方は初めて出会ったので今後読むときに取り入れたいと思った。
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