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cook の商品レビュー

4.2

15件のお客様レビュー

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2023/11/17

料理したい!って気持ちになる魔法のような一冊。 著者の坂口恭平さんは長年躁うつ病を抱えている。 この本はうつ期間真っ盛りのときに、何とかしたい、という思いから、始めた料理日記の書籍化。 最初は手を動かすのも辛かったそうだが、作っていくうちに、少しずつ、回復の兆しのようなもの(とい...

料理したい!って気持ちになる魔法のような一冊。 著者の坂口恭平さんは長年躁うつ病を抱えている。 この本はうつ期間真っ盛りのときに、何とかしたい、という思いから、始めた料理日記の書籍化。 最初は手を動かすのも辛かったそうだが、作っていくうちに、少しずつ、回復の兆しのようなもの(といったら乱暴だと思いますが)が見え始めて、そのうち楽しみにするように。 体調の波もありつつ、料理することが習慣化されていく。(でも本当に辛いときはサボる) 夜寝る前に明日のメニューを考えて【絶対明日も死にたくない】と日記に書き入れる坂口さんに、躁うつ病の壮絶さを垣間見たような気がする。 料理は、自分量で作ってるときがほとんどで、レシピがないと!と考える方には不安かもしれないけれど、どれも美味しそう。写真もお洒落。 トータルの塩分量を考えて料理を作るといいという坂口さんの知人の料理人の言葉、覚えておこう。 巻末の、うつが明けて【とても元気】な日に書いた料理についてのエッセイは、料理の価値観が変わる。 坂口さんの奔放な想像力がスパークしてる感じ。 数年前におすすめされた本なのですが読むことができてよかったです。

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2022/08/27

毎週末、podcastを聞きながら料理をする。ぼーっとしながら平日のお弁当に備えるこの行為があることで、私はかなり救われていると思う。 何も考えない、無の時間。それは、自分で自分をケアする時間でもあると思っていた。 この本では、まさに"ケアとしての料理"に...

毎週末、podcastを聞きながら料理をする。ぼーっとしながら平日のお弁当に備えるこの行為があることで、私はかなり救われていると思う。 何も考えない、無の時間。それは、自分で自分をケアする時間でもあると思っていた。 この本では、まさに"ケアとしての料理"について力説されている。単に料理ができるようになりたい!というポジティブで元気な原動力なんて、なくてもいい。料理はひとを救うことがある行為なのだと、改めて感じた。

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2022/07/19

下北沢のタイ料理やティッチャイに置いてあり、パラパラ見始めたら夢中で見てた。これは手元に置きたいと思い購入。載ってる料理を作ったことは1度もない。でもときどき読み返してる。紙の色や質感もすき。

Posted byブクログ

2022/06/12

やってみよう、やってみよう。やれば何か変わる。かわいい料理本のはじまりはじまり。 思想家、坂口恭平が綴る、色とりどりの料理と思索の日々。写真付き料理日記と、料理の起源へと立ち戻るエッセイ「料理とは何か」からなる、詳しいレシピも料理の作り方も載っていないヘンテコで美しい料理書です。

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2022/02/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

いろいろと突っ込みどころがあるにしろ、料理することの本質がわかりやすく書かれている、と思う。レシピより記憶、は、自分用にしておくにせよ。

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2022/01/01

坂口恭平さんって鬱に縁が無さそうに感じていましたが、どんな人にも訪れるものなんですね。怖い。 そんな鬱の改善策として料理を始めたそうです。僕も最近本格的に料理に取り組み始めたので、料理をする事で感じる充実感と自己肯定感の素晴らしさは身をもって体験しています。 大分勘で作っている料...

坂口恭平さんって鬱に縁が無さそうに感じていましたが、どんな人にも訪れるものなんですね。怖い。 そんな鬱の改善策として料理を始めたそうです。僕も最近本格的に料理に取り組み始めたので、料理をする事で感じる充実感と自己肯定感の素晴らしさは身をもって体験しています。 大分勘で作っている料理ノートですが、そもそも料理勘が優れていそうですね。どれもこれも美味しそうに出来ています。 自分でもノート作ってみたいなと思いました。作らないけど。

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2021/05/11

躁鬱病を付き合っている坂口さんの、治療としての料理の記録。料理をつくることが精神的充足をもたらすということは、私も日々実感しているので疑いようもないが、鬱の人が料理を通して気分が良くなってきる記録をみて興味深いと思った。坂口さんはcookブックの作成を勧めていて、私は日々料理をし...

躁鬱病を付き合っている坂口さんの、治療としての料理の記録。料理をつくることが精神的充足をもたらすということは、私も日々実感しているので疑いようもないが、鬱の人が料理を通して気分が良くなってきる記録をみて興味深いと思った。坂口さんはcookブックの作成を勧めていて、私は日々料理をしているので必要ないかな〜と思ったけど、やってみようかなと思った。気づいたことや思いをペンで綴ったり、写真をプリントして貼るのは楽しいかもしれない。あと、次の日のメニューを書いて楽しみにするのも真似したいアイデアだと思った。

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2021/05/03

料理がとてもおいしそう。私も「絶品」と言えるような料理を作りたい。レシピを調べるのではなく記憶や想像から料理をすることや、朝食を除いては同じメニューを作らないことがすごい。真似してみたらさぞ充実した食生活になりそうだ。 コメントを読んでいると時々響く文があった。この人だからこそだ...

料理がとてもおいしそう。私も「絶品」と言えるような料理を作りたい。レシピを調べるのではなく記憶や想像から料理をすることや、朝食を除いては同じメニューを作らないことがすごい。真似してみたらさぞ充実した食生活になりそうだ。 コメントを読んでいると時々響く文があった。この人だからこそだろうなぁ。この本を手に取れて良かった。

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2020/09/18

2020.9 こんな作り手の意思が見える生命力のある料理の本は見たことがない。料理を通して生きることを考える。料理や食べることとどう向き合うかは生きることそのものなのかもしれない。火を使うこと、自分の食べるものを用意すること、毎日当たり前にしていたことがこんなに人間の核に通じるな...

2020.9 こんな作り手の意思が見える生命力のある料理の本は見たことがない。料理を通して生きることを考える。料理や食べることとどう向き合うかは生きることそのものなのかもしれない。火を使うこと、自分の食べるものを用意すること、毎日当たり前にしていたことがこんなに人間の核に通じるなんて。そりゃ雑にしていたら生き方も生活も心も雑になる。貯作業。料理への向き合い方が変わる。食べると生きるを自分の手で作る本。

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2020/04/02

料理は鬱の最高の治療法っていう話。 料理は人間が最初にはじめた創造。 哲学者ベルクソンは「歓喜のあるところにはどこでも創造がある」と言っています。 僕はこれを、 「歓喜のあるところにはどこでも料理がある」 と言い換えたい。

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