cook の商品レビュー
漠然と、「料理には何かすごい力があるのではないか」と思っていたのですが、日々の忙しさ、めんどうくさがりな性格ゆえ、食事は外食やコンビニばかり。 そんな自分を変えたいなと思って手に取りました。 「これは…すごい本を手に入れてしまった…」と思いながらどんどんページをめくっていまし...
漠然と、「料理には何かすごい力があるのではないか」と思っていたのですが、日々の忙しさ、めんどうくさがりな性格ゆえ、食事は外食やコンビニばかり。 そんな自分を変えたいなと思って手に取りました。 「これは…すごい本を手に入れてしまった…」と思いながらどんどんページをめくっていました。 作者が料理をして感じたことや気づいたことの感性が、自然と心に染み込んできます。 「料理は知識ではなくイメージ」 料理するとなると、「ネットで調べて、時間や量を計ってきちんとしないと!」と、ものすごく疲れてしまっていたのです。だからいつまで経っても料理が嫌いだった。 昔、卵と対話できたときのことを思い出しました。(突然ですが。) 美味しいゆで卵を作りたくて、何度もチャレンジしていたけれどなかなかうまくいかなくて。 1度、卵に聞いてみようか。と思って時間を計らずに卵と向き合ってみたんですね。「もういい?」と卵に聞きながら。 すると、卵の声が聞こえた。「もういいよー」 そのとき初めてうまく作れたのです。うそみたいな話でしょ。ほんとなんです。 これからは力を抜いて楽しく料理がしたいなと思えました。素敵な本です。
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2018年の7月~8月の一か月間の三食を、カラー写真と感想文付きで記録。 著者の鬱の治療も兼ねているとか…
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全体の4分の3くらいは料理日記、4分の1が「料理とは何か」という文章。これがすごい。何が? 料理の礼賛ぶりが。料理は治療そのもので、料理をすれば鬱も治る、と。少しおおげさに感じる部分もあるけど、料理が大事だということには共感。鬱が治るというのも一理あると思う。
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@Title_books の辻山さんが雑誌やラジオでオススメされていて気になった本。 躁鬱病である坂口さんが、自分を立て直す方策の1つとして始めた料理記録をまとめたもの。 料理は楽しい。とは言えあくまで暮らしの作業の1つだし、例えば仕事と比較してどうかと言われると…とどこかで...
@Title_books の辻山さんが雑誌やラジオでオススメされていて気になった本。 躁鬱病である坂口さんが、自分を立て直す方策の1つとして始めた料理記録をまとめたもの。 料理は楽しい。とは言えあくまで暮らしの作業の1つだし、例えば仕事と比較してどうかと言われると…とどこかで思っていた。でも、この本を読んで「あぁ、料理って人生の核をなすと言っても過言ではないんだな。」と感じた。 記録が手書きなのがまた良い。 便利さゆえにスマホで記録しがちだけど、どうしても筆が進まなかったり、SNSをよそ見して時間を浪費したりしちゃうから、アイデアを練るような時はやっぱ手書きがよいなぁと改めて思った。 「知るとうれしい、手を動かすと治療になる。 家事は栄養になり健やかさを得る。 金では決して買えない最高の薬です。」
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料理が幸せ感に大きく影響するのはそうだと思う。 “貯作業”という言葉もいい。 無心にからだを動かして何かをすることが 人の心を整える。その積み重ねが人をつくる。 即効性と効率ばかりが重視される世の中だからこそ、 こうした感覚は大切にしたい。
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