NHKラジオ深夜便 絶望名言 の商品レビュー
タイトルでびっくりしたけど、失恋したときは失恋ソングを聞くように、絶望した時は絶対名言はいいかとおもう。考えさせられる言葉ばかり。
Posted by
休職中に友人の勧めで読んだ。抑鬱状態のときにちょうど良い本なのかもしれない。 複数人の文豪の言葉が出てくる中で、ゲーテの言葉が一番しっくりきた私はやっぱり凡人なんだろうなと思った(笑) 読書好きでも文豪のと呼ばれる人が書いた本に読みづらさを感じてしまうので、誰かの解釈がついている...
休職中に友人の勧めで読んだ。抑鬱状態のときにちょうど良い本なのかもしれない。 複数人の文豪の言葉が出てくる中で、ゲーテの言葉が一番しっくりきた私はやっぱり凡人なんだろうなと思った(笑) 読書好きでも文豪のと呼ばれる人が書いた本に読みづらさを感じてしまうので、誰かの解釈がついている方が挑戦しやすいと感じた。 後書きの『言葉にすると絶望と少し距離ができます』という言葉がすっと心の中に入ってきた。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ラジオ深夜便で放送してたのを書籍化したもの。 ラジオを聴く習慣がなく、夜に聴きたくないというのもあって本を購入。 いわゆる文豪さん的な人の言葉や小説からネガティブな言葉を集めてそれについて対談を行うという形式。 この本では、カフカ、ゲーテ、ドフトエフスキー、シェイクスピア、太宰治、芥川龍之介、とぱっと見それっぽいような方々が選ばれてます。著者の専門である第1回目のカフカは揺るがない。この人が最初じゃなくて誰が最初だ(笑
Posted by
カフカに始まりシェークスピアまで6人の名言が頭木さんの書評のように語られている。どちらかと言えばネガティヴ思考の私に刺さるものがある。2も読みたい。
Posted by
自分にはまだまだ出会うのが早い絶望名言の数々だったと思う。自分が共感しにくいこともあったけれど、辛い時には支えてくれる名言もあった。 この本は読む際の私のコンディションによって星の数が変わってくるので3つ! そして、何よりカフカ、ゲーテ、シェイクスピアなどの著作に触れ、その人たち...
自分にはまだまだ出会うのが早い絶望名言の数々だったと思う。自分が共感しにくいこともあったけれど、辛い時には支えてくれる名言もあった。 この本は読む際の私のコンディションによって星の数が変わってくるので3つ! そして、何よりカフカ、ゲーテ、シェイクスピアなどの著作に触れ、その人たちの生い立ちや考え方に触れることができてよかった。 当人はどう考えているのかわかりませんが、納豆をやめられないおじさんの話が面白すぎた。逆にこういう人を尊敬してしまう。人間味溢れてて素敵な人だなと感じた。
Posted by
絶望した人に寄り添う言葉が集まっています。 カフカや太宰なんかは笑えるぐらい弱くてネガティブ。 希望がもてない、消えたい、死にたいときにはまたこれらの本を読もうと思います。
Posted by
失恋した時は失恋ソングが聴きたくなる。絶望した時には絶望の言葉の方が心に染みる。その通りだと思います。15年前に精神的に大変厳しくて、不謹慎ですが死んでしまいたいと思っていたことがありました。会社の同僚からは「元気出して」とか「がんばれ」とか気持ちが明るくなるような本を読んだらと...
失恋した時は失恋ソングが聴きたくなる。絶望した時には絶望の言葉の方が心に染みる。その通りだと思います。15年前に精神的に大変厳しくて、不謹慎ですが死んでしまいたいと思っていたことがありました。会社の同僚からは「元気出して」とか「がんばれ」とか気持ちが明るくなるような本を読んだらとか映画を観たらとか善意のアドバイスを貰いました。ますます凹みました。そんな時、お世話になっていたメンタルクリニックの先生から、ヴィクトルフランクルの「夜と霧」でした。何度も読みました。気持ちが少し救われました。それが正しかったのかなと実感させてくれる作品でした。良い本です。
Posted by
2が出ているということを知り再読。番組のコンセプトは「死が救いに思われるほどの絶望をすくいとって言葉にしていく」ということ。生きることに対して前向きにならないといけないという無言の圧力が現代には多く存在すると思う。確かに自殺は悲しいことだし、生きているだけで素晴らしいという事実は...
2が出ているということを知り再読。番組のコンセプトは「死が救いに思われるほどの絶望をすくいとって言葉にしていく」ということ。生きることに対して前向きにならないといけないという無言の圧力が現代には多く存在すると思う。確かに自殺は悲しいことだし、生きているだけで素晴らしいという事実はあるかもしれない。だからと言って、生きることに対して前向きになる必要は私は無いと思う。将来に向かってつまづきながら生きることも、倒れたままでいることも、幸福に傷つく弱さも、明けない夜も、許される世界があればいいのにと思いました。
Posted by
ここまで人生を語るのに哲学は必要なのか。とりとめのない事を考えすぎてる風。でも普段あまり頭使ってない私には必要かも。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
自分のように、ダメな人間は、絶望しているだけの人間は、ほかにはいないだろうという孤独から、抜け出せる。 それぞれにもがき苦しんでいる。 「心が焦げ付いちゃう」前に、締め付けているものを緩めたほうがいい。 人生は、生きてるだけで丸もうけなのだ。 後悔するとわかってて、やってしまう・やらないのが、人間なんだ。 太宰がたくさんの読者を引きつける理由が、やっと少しわかった気がする。
Posted by