NHKラジオ深夜便 絶望名言 の商品レビュー
辛いときには、絶望的な言葉の方が心にしみる。同感です。とことん絶望することでエネルギーチャージしたら這い上がっていける気がする。
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絶望したときには、絶望の言葉のほうが、こころに沁みることがある。 興味をひかれて読んでみると面白いことがたくさん書いてあった。 つまづくことしかできず、たおれたままとか。 成功した人の話は世の中にあふれているが文学の中には挫折や失敗がたくさんあるとか。 駄目さを否定せずに共感して...
絶望したときには、絶望の言葉のほうが、こころに沁みることがある。 興味をひかれて読んでみると面白いことがたくさん書いてあった。 つまづくことしかできず、たおれたままとか。 成功した人の話は世の中にあふれているが文学の中には挫折や失敗がたくさんあるとか。 駄目さを否定せずに共感して笑うとか。 弱さには弱さの価値があるのだ。
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小説に対してあまり名言とか意識したことなかったが改めて1フレーズを切り取って自分に置き換えたとき、ストンと腑に落ちる感覚があった。ぜひ、また続編が見てみたい。
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見たことのなかった世界を見た。 絶望する境地は、普通は個人がたった独りで体験するもの。それを複数人で共有するという、新しいものの見方。 絶望は誰も体験することなのかもしれない。 その時はいつも独り。周りは暗闇の中。 なのにそこで語り合う。先人たちの残した言葉。 絶望の中でつぶやいた心の闇を絞り出す言葉に共感しつつ、語り合う世界。 初めてみた世界だった。今までに見た太宰も芥川も、みな独りで語っていた。それを個人で読者は味わっていた。 深夜便にも興味を持った。
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悩んで辛い時には、明るいものよりも暗く苦悩しているものを読む方が救われる。なるほどな、わかる気がする。ぼんやりそう思いながら読んでいましたが、次のように説明してあって唸りました。 「文学を読むと、本当に暗い心とか辛い心とか、とことん描いてあるじゃないですか。普通に生活していると、...
悩んで辛い時には、明るいものよりも暗く苦悩しているものを読む方が救われる。なるほどな、わかる気がする。ぼんやりそう思いながら読んでいましたが、次のように説明してあって唸りました。 「文学を読むと、本当に暗い心とか辛い心とか、とことん描いてあるじゃないですか。普通に生活していると、会話でそこまで心のうちを見せる人っていませんし、やっぱり辛いことは見せないようにしていることが多いですからね。 世の中に普通に語られることって、成功体験が多いじゃないですか。苦労話もありますけれど、結局、乗り越えた人の話なんですよね。乗り越えなかった人の話って、なかなか出て来ないじゃないですか。だけど、文学だけは、そういう話を書いてくれるわけですよね。」
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絶望している時こそ絶望名言を、という考え方が健康的だなと思った。 特に好きだった名言は 「人間は昼と同じく、夜を必要としないだろうか。」(ゲーテ) 「あの人の弱さが、かえって私に生きて行こうという希望を与える。」(太宰治)
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2の方から読んで面白かったので、この本を読んだ。やっぱりいい。名言とともに実際のエピソードがあるところがいい。分かりやすく、自分にも当てはまるなと過去の人をぐっと身近に感じる。ゲーテの名言、生涯が染みた。絶望にも種類があると思った。
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不思議なことにとても心が癒されるのを感じます。 これまで絶望感と訣別しようともがいてきたけれどもう諦めることにしました。 絶望と共に生きていこうと。 最期まで共に歩んでくれるのは最早絶望だけなのではないかと頼もしくすら思えるほど。 よろしく、絶望。
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タイトルでびっくりしたけど、失恋したときは失恋ソングを聞くように、絶望した時は絶対名言はいいかとおもう。考えさせられる言葉ばかり。
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休職中に友人の勧めで読んだ。抑鬱状態のときにちょうど良い本なのかもしれない。 複数人の文豪の言葉が出てくる中で、ゲーテの言葉が一番しっくりきた私はやっぱり凡人なんだろうなと思った(笑) 読書好きでも文豪のと呼ばれる人が書いた本に読みづらさを感じてしまうので、誰かの解釈がついている...
休職中に友人の勧めで読んだ。抑鬱状態のときにちょうど良い本なのかもしれない。 複数人の文豪の言葉が出てくる中で、ゲーテの言葉が一番しっくりきた私はやっぱり凡人なんだろうなと思った(笑) 読書好きでも文豪のと呼ばれる人が書いた本に読みづらさを感じてしまうので、誰かの解釈がついている方が挑戦しやすいと感じた。 後書きの『言葉にすると絶望と少し距離ができます』という言葉がすっと心の中に入ってきた。
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