芸術起業論 の商品レビュー
村上さんの考え方に共感。 そう単に素晴らしいモノ(アート)では売るない、そこには評価されるorする(判断できる)基準ルールや説明が必要。 それはそうだわぁ。美術品だと急に個々の感性やフィーリングになっても異和感がないのもよく理解できた。 やっぱり創られた作品には、作られた評価基準...
村上さんの考え方に共感。 そう単に素晴らしいモノ(アート)では売るない、そこには評価されるorする(判断できる)基準ルールや説明が必要。 それはそうだわぁ。美術品だと急に個々の感性やフィーリングになっても異和感がないのもよく理解できた。 やっぱり創られた作品には、作られた評価基準があるべきだ。見る側もいっそうその背景を学必要があると感じた。あと、霞を食べては生きていけない、人間の欲や本能も分かりやすく書かれている。
Posted by
途中内容のまとまりがないように感じたが、それでもニューヨークで戦い成功した方の言葉は重い。大学教授にしかなれなかった従来の日本の芸術家への痛烈な批判が真を喰っていて爽快であった。 村上隆が、どうやって戦略的に日本のサブカルをアートの本場ニューヨークに紹介していったのか、過去の展...
途中内容のまとまりがないように感じたが、それでもニューヨークで戦い成功した方の言葉は重い。大学教授にしかなれなかった従来の日本の芸術家への痛烈な批判が真を喰っていて爽快であった。 村上隆が、どうやって戦略的に日本のサブカルをアートの本場ニューヨークに紹介していったのか、過去の展覧会の資料などを改めて確認したくなった。
Posted by
この人が天才でないのであれば、天才がしのぎを削る世界線とはこの世にあるのだろうか? 凡人すぎる私には全く分からない!
Posted by
世界的に成功している唯一と言って良い日本人アーチストの著書 美術書でビジネス書、比較文化論 世界の政治文化史を徹底的に研究し、自己のアイデンティティを見つめて表現、百年経っても残っているかが基準 描きたい絵を独りよがりに描くのではない、経営、企画、プロモーション、育成まで 政治的...
世界的に成功している唯一と言って良い日本人アーチストの著書 美術書でビジネス書、比較文化論 世界の政治文化史を徹底的に研究し、自己のアイデンティティを見つめて表現、百年経っても残っているかが基準 描きたい絵を独りよがりに描くのではない、経営、企画、プロモーション、育成まで 政治的に日本の置かれた位置の現実も提示してくれている 妬みに対しこうやって成功しました、みなさんやってくださいとノウハウを開示でもある、イチローさん的な、杉良太郎さんが偽善?と問うた人にあなたも売名しなさいと言ったこと、関口房朗さん金持学のオカネはモノサシと言ったのと同じ感覚か? ガッツです。
Posted by
2024.05.22 少し古い本だが、シンプルに面白かった。本としては少し散漫なところを感じるが、この頃のパワーを感じる。根っこにあるコンプレックスみたいなもの??とても感じられた。
Posted by
ん〜〜面白かった!村上隆の個展に行く前に読んでおきたかった。一般消費者としてこの精神にどれぐらい共感できるかと言われたら3割ぐらいかなと思うけども、現代アートはそれを体現する人消費する人の考え方もまるごと文化で、面白いな〜!と気づいた。なんか色が綺麗…もいいけど、そうじゃなくて良...
ん〜〜面白かった!村上隆の個展に行く前に読んでおきたかった。一般消費者としてこの精神にどれぐらい共感できるかと言われたら3割ぐらいかなと思うけども、現代アートはそれを体現する人消費する人の考え方もまるごと文化で、面白いな〜!と気づいた。なんか色が綺麗…もいいけど、そうじゃなくて良いんだ!てかそうじゃだめだ!という意見は救いだし、宗教的でもある。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
アーティストの制作方針、制作の手順など学ぶことが多かったが、その反面村上隆の自分の半生を語る面も多く、もう少し実用的な方法などがわかるといいなと思った。 いやでも、それは自分で見つけるんや。 人によって方法は違うんだから正解を求めるんじゃねえよ。自分で考えて自分で試してかませよ。
Posted by
全体を通して語られる、日本の美獣業界の痛烈な批判。本当のことだけど、そこまで言わなくてもというほど繰り返される。(もちろんそれだけではない) 日本の美大では、世界のアートのルール{文脈)を教えず、技術を磨くことにこだわり、その結果、欧米でも通用するアーティストが生まれてこない。 ...
全体を通して語られる、日本の美獣業界の痛烈な批判。本当のことだけど、そこまで言わなくてもというほど繰り返される。(もちろんそれだけではない) 日本の美大では、世界のアートのルール{文脈)を教えず、技術を磨くことにこだわり、その結果、欧米でも通用するアーティストが生まれてこない。 しかし、それはアートに限らず他の業界にも当てはまるかもしれない。アメリカのルールを知ろうともしないで、国内のマーケットに閉じこもってしまうというのはよくあることなんではないだろうか。 村上隆は欧米と日本のアートの世界の間に風穴を開けてくれたのだから、そこを突破口にして、日本のアーティストは世界へと出て行ってほしいと思う。
Posted by
日本芸術界の変遷が、西洋芸術のブランド権威を借りてきているとあり腑に落ちるところがありました。欧米のルールであるアートヒストリーの文脈を分析して村上隆さんがいかに戦略を組み立てて西洋芸術界に挑戦してきたかが理解できる本でした。単純に漫画やアニメ文化の翻訳ではなく、オタク文化・日本...
日本芸術界の変遷が、西洋芸術のブランド権威を借りてきているとあり腑に落ちるところがありました。欧米のルールであるアートヒストリーの文脈を分析して村上隆さんがいかに戦略を組み立てて西洋芸術界に挑戦してきたかが理解できる本でした。単純に漫画やアニメ文化の翻訳ではなく、オタク文化・日本文化・日本の歴史を昇華させて西洋へ翻訳輸出したことで海外に受け入れられた背景もわかりました。そして、ルイヴィトンというブランドと組むなどのクロスカルチャーな活躍ができたこともその下地があってのことだと頷けました。今までこの辺をうまく理解してこれなかったので、この本から合点が行きました。 昨今、ハイアートという成金趣味的な金持ちのためのアートは一時期の熱狂からは大分冷めているように思いますが、その潮流でどれだけ商売人足ることが重要性なのかを説かれているのでアーティストにとって一つの辛い現実を叩きつける内容になっているものの、成功するためのハウツーとして若手アーティストを後押ししたい気持ちが伺えます。アートティストは社会的弱者、本当にそうだと思います。 10年以上前の本ということもあり、今のアートシーンとは一致しない面もありますが、アニメ漫画宮崎駿が好きな人間が成功した事例を見れたことはよかったです。
Posted by
西洋のルールと価値基準が支配する現代アート界において、極東島国の芸術家としてどのように闘っていくのか、ということを徹底的に戦略的に考え抜いて実行に移す。そこには曖昧な自慰行為としての「自己表現」が入り込む余地など一切なく、むしろ企業のマーケティング戦略に近い。 いろいろ賛否両論...
西洋のルールと価値基準が支配する現代アート界において、極東島国の芸術家としてどのように闘っていくのか、ということを徹底的に戦略的に考え抜いて実行に移す。そこには曖昧な自慰行為としての「自己表現」が入り込む余地など一切なく、むしろ企業のマーケティング戦略に近い。 いろいろ賛否両論はあるだろうけれども、村上隆以前/以後で日本のアート界の景色が全く変わったことは間違いない。
Posted by