抗菌薬の考え方、使い方(Ver.4) の商品レビュー
「研修医向けの抗菌薬の本といったら?」と問われれば、私は間違いなく本書をおすすめする。 実際、ネット上で情報発信を積極的にされている何名もの先生方が本書を紹介しており、私はそれがきっかけで読み始めた。 「小説のように読める参考書」をコンセプトにしているとのことで、本当にスラスラ...
「研修医向けの抗菌薬の本といったら?」と問われれば、私は間違いなく本書をおすすめする。 実際、ネット上で情報発信を積極的にされている何名もの先生方が本書を紹介しており、私はそれがきっかけで読み始めた。 「小説のように読める参考書」をコンセプトにしているとのことで、本当にスラスラ読める。著者の岩田先生は感染症のスペシャリストだが、初学者にも分かりやすい書き口が魅力的だった。 タイトルで「考え方」が「使い方」の前に来るのは、考え方がまず大事であるというメッセージだろう。 無闇に抗菌薬を処方したり、スペクトラムの広い抗菌薬を永遠に投与するような医師になってはいけないと強く思った。 一方で、本書は実臨床で手元に置いておきたい類のものではない。というのも、基本的に文章ベースで書かれているため、視認性は決して高くないのだ。 実用性は他の書籍に任せるとして、抗菌薬の「考え方」を学ぶうえでは本書に勝るものはない、というかまず本書で基本を抑えるのが近道のような気がする。
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抗菌薬の使い方、使い分け方を医学的機序はもちろんのこと、他剤との組み合わせ、アドヒアランス、医療経済まで踏み込んで解説している医学生、研修医必携の書。 特に第3世代経口セフェムが要らない理由のところは岩田先生の主義を強く感じた。
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今回も期待を超える解説力と更新力に、期待以上の読み応えのVer.4、岩田先生の単著となっております。 この本で感染症に開眼して10年以上が経ちますが、版を重ねるたびに、分かりやすさも、奥深さも、upする上に、時事ネタも最新の内容も含まれている、”あとがき”の通り、難産を感じさ...
今回も期待を超える解説力と更新力に、期待以上の読み応えのVer.4、岩田先生の単著となっております。 この本で感染症に開眼して10年以上が経ちますが、版を重ねるたびに、分かりやすさも、奥深さも、upする上に、時事ネタも最新の内容も含まれている、”あとがき”の通り、難産を感じさせる素晴らしい出来だと思います。 P6 「白血球が高い」「好中球優位」「作方移動」に気を付ける P46 足し算の論理 P48 「定常状態になりやすい」細菌感染症 P60 潜伏期間や感染期間を参考とする、 アメリカの公衆衛生学会のマニュアル P99 血液培養から生えたら「本物」の可能性の高い菌 P123 シナジー効果 P125 シナジーの反対の作用のアンタゴニズム P129 温度依存で失活する抗菌薬 p135 レンサ球菌による 感染性心内膜炎へのペニシリンG投与 P143 EUCASTの グラム陰性菌のintrinsic resistanceのテーブル →もともと耐性だから効かない、ネガティブリスト P154 Ampc誘導 P161 プロカルシトニンを利用した、抗菌薬中止の戦略 P183 バイオアベイラビリティのよい抗菌薬 P187 代表的な治療期間
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