お金の整理学 の商品レビュー
なかなかすっとは受け入れられないように感じた。生きてきた時代の背景や思想が異なるんだろうな、という感想。思考の整理学はものすごく面白い本だったように思うけれども、いまこれを言われてもずれているようにしか思えない。対象者が違うのかもしれない。まさに退職した層あたりには刺さるのだろう...
なかなかすっとは受け入れられないように感じた。生きてきた時代の背景や思想が異なるんだろうな、という感想。思考の整理学はものすごく面白い本だったように思うけれども、いまこれを言われてもずれているようにしか思えない。対象者が違うのかもしれない。まさに退職した層あたりには刺さるのだろうか。 ただ、株の話はおもしろかった。買ったつもりになって、新聞を一週間に一回チェックするところからはじめるという話は、やってみたいなと思う。 株主優待より長期利回り、お金を3等分して、その1つまでしか投資しない話等、参考になることはある。 どんな本にも学ぶべきところはあるものだ。
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人生100年時代を迎え「定年後」の時間が断然、長くなった。「年金が足りない」「貯金が底をつくかもしれない」-そんな不安の声は尽きない。しかし、95歳にして現役で「株投資」を続けている外山滋比古氏は説く。「もっと前向きに、『老後のお金』の話をしよう」年金、貯蓄、相続、仕事、趣味、そ...
人生100年時代を迎え「定年後」の時間が断然、長くなった。「年金が足りない」「貯金が底をつくかもしれない」-そんな不安の声は尽きない。しかし、95歳にして現役で「株投資」を続けている外山滋比古氏は説く。「もっと前向きに、『老後のお金』の話をしよう」年金、貯蓄、相続、仕事、趣味、そして投資ー「第2の人生」をどうやって面白く生きるか。そのヒントがここにある。目次より) 第1章 もっと「お金」の話を/第2章 「長い人生」面白く生きる/第3章 新しい「仕事」/第4章 実益を兼ねる「趣味」/第5章 株投資という選択肢/第6章 私の体験について
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”定年後のお金をどうするのか、生きがいをどこに見出すのか。この二つは、切っても切れない関係にある。" あとがきの、この言葉がすべてである。 私は、定年までにいかに現金を貯めるか、そして定年後はいかに支出をおさえて生活するか、という視点で老後を考えていたが、そんな未来像は...
”定年後のお金をどうするのか、生きがいをどこに見出すのか。この二つは、切っても切れない関係にある。" あとがきの、この言葉がすべてである。 私は、定年までにいかに現金を貯めるか、そして定年後はいかに支出をおさえて生活するか、という視点で老後を考えていたが、そんな未来像ははっきり言えば「絶望」だった。生きてはいけるけど、楽しそうじゃない。 筆者は、定年後もなにがしかの方法で収入を得て、現役時代の貯蓄と年金を切り崩しながら、ではない老後を提案している。 たとえば定年後は、自分の好きなことや趣味を仕事にしてもいい。それまでの貯蓄や年金があるのだから、現役時代のように月30万円かせぐ必要は必ずしも、ない。 だから、月曜から金曜まで毎日8時間働くことに縛られる必要もない(そういう生活を望むマゾヒスティックな人も中にはいるだろうが)。 自分は、村上春樹のように早朝から仕事をして、午後は自由に過ごす生活を目標にしている。 会社勤めをしながらだとなかなか実現はむつかしいが、定年後に自分で仕事をするのならば、こんな働き方もできそうだ。 34歳になる年に、このような考え方に出会えたのは幸運であった。目標とする働き方、ライフスタイルを構築していく時間があと26年もある。 人生の後半が、希望のあるものに思えてきた。
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