私以外みんな不潔 の商品レビュー
一人称で書かれる主人公は幼稚園児。男の子とも女の子とも書かれてないけれど、どうやら男の子らしい。引越しで、新しい幼稚園に通うことになった五歳児の憂鬱な日常が、細やかに書かれてる。 他の子達を拒絶気味に過ごす園生活だが、思いがけず、仲良くなる子もできたり、、、閉じこもった殻から見た...
一人称で書かれる主人公は幼稚園児。男の子とも女の子とも書かれてないけれど、どうやら男の子らしい。引越しで、新しい幼稚園に通うことになった五歳児の憂鬱な日常が、細やかに書かれてる。 他の子達を拒絶気味に過ごす園生活だが、思いがけず、仲良くなる子もできたり、、、閉じこもった殻から見た世界が、とても新鮮で面白かった。
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幼稚園児の言葉と行動と思考とを全部見せられて、子供だからって大人が何でも決めつけちゃいけないなと、少し自責の念も。
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タイトルが気になって手に取った本。 とにかく驚いた。 私は、5歳の幼稚園児なのだから。 小さい身体で頑張って幼稚園へ通う。 母に心配をかけたくない、賢くて優しくて強い子なのだ。 周りのことも自分のこともよくわかっている凄い子なのだ。 頑張れ、という言葉よりも好きなことをやりな...
タイトルが気になって手に取った本。 とにかく驚いた。 私は、5歳の幼稚園児なのだから。 小さい身体で頑張って幼稚園へ通う。 母に心配をかけたくない、賢くて優しくて強い子なのだ。 周りのことも自分のこともよくわかっている凄い子なのだ。 頑張れ、という言葉よりも好きなことをやりなさいと言いたくなった。
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子供なのに、思考と口調の達観性が、アンバランスな感じを感じさせておもしろい。 ミステリというなかれの整くんが、子供は馬鹿だという大人に対して「思い出してください。自分が子供だった時を。そこまで馬鹿じゃなかったはずですよ」みたいなこと言っていたのをふと思い出した。
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子どもの頃の自意識が、ぐわぁー!っと押し寄せてくるような読書体験だった。大人になってよかったなぁ、不当に扱われることがずいぶん減ったもの。わざと鈍感になることも、逃げ出すことも、技術として身についたし。なつきがなんとも愛おしい。
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たくさんの「私」たちがこの小説を読んで救われたと思う。私以外の「乱暴」で「子どもっぽい」人たちとも、大きくなれば何となく仲良くすることはできるけど、時にはこの5歳児の姿を借りて、自分だけの場所へ、逃げたいし、隠れたい。
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クリスマス会や卒園式を茶番とバッサリ。 能町みね子さんはNHKラジオすっぴん!で知った。 すっぴん!は今朝最終回だったが能町さんの本はもっと読み続けていくつもり。 おそるべし幼稚園児だ。
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能町みね子「私以外みんな不潔」https://gentosha.co.jp/book/b12062.html 読んだ。ブログとエッセイしか読んだことなかったけどこれ超絶よかったびっくりした。幼少期の記憶を混ぜて書いてるなら5歳前後の記憶がこんなにあるなんて数年前の記憶すらないわた...
能町みね子「私以外みんな不潔」https://gentosha.co.jp/book/b12062.html 読んだ。ブログとエッセイしか読んだことなかったけどこれ超絶よかったびっくりした。幼少期の記憶を混ぜて書いてるなら5歳前後の記憶がこんなにあるなんて数年前の記憶すらないわたしからするとうらやましいというか大変そうというか(おわり
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夏休みに札幌から関東の幼稚園に転園してから、3月に卒園するまでの幼稚園児の日々。どんどん書き進めていくペンちゃんの漫画。母親、姉、先生。絶望的なトイレ。ピアノの先生。お当番さん、おもらしをいじめてくる男の子たち、絵をほめてくれる女の子たち。 豊かに広がる5歳児の世界。5歳児の私...
夏休みに札幌から関東の幼稚園に転園してから、3月に卒園するまでの幼稚園児の日々。どんどん書き進めていくペンちゃんの漫画。母親、姉、先生。絶望的なトイレ。ピアノの先生。お当番さん、おもらしをいじめてくる男の子たち、絵をほめてくれる女の子たち。 豊かに広がる5歳児の世界。5歳児の私小説、すごすぎ。あぁ確かに、幼稚園の頃ってこんなふうに見てたかもって、かすかな記憶がよみがえるような。子どもにはきちんと接しないといけませんね。
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