きれいなシワの作り方 淑女の思春期病 の商品レビュー

村田沙耶香(著者)

2019/01/03

思春期の気持ちそのままに，常に同じ視点で自分，そして女性というもの存在の明文化を試みる．視点は様々試みるが，決して腑に落ちることはなく，一生涯かける覚悟（と諦念）を感じる．音楽の女神がモーツァルトからベートーベンに移ったように，文学も高尚な世界から庶民のものに移りゆく過渡期なのかも知れない．

2018/12/19

【これが大人の「思春期」!? 芥川賞作家の初エッセイ集】初めての皺に白髪、通販の誘惑、自意識過剰とSNS、産むか産まないか、最後のセックス考…アラサー女子の愛おしくもイタい日々。

2018/12/11

なんといっても言葉の選び方がユニーク。タイトルからして淑女の思春期病って。エッセイの中でもちょくちょく出てくるが、言葉の選び方を変えるだけで気分が変わったりする心境はわかるし、こんなに自在に言葉を操れたらそれだけで人生豊かだろうなって、羨ましい。あと最終的にはポジティブというか楽観的なスタンスも適度に力が抜けていて心地よい。

ananに連載されていたとのことで、女性が読むと共感するところが多いんだろうけど、男から見ても女性の気持ちを覗き見るような感覚ではなく普通に共感できる話も多く楽しめました！

2018/12/10

本屋に行くたびに村田さんの本が目に留まっていたので、まずこの本を読んでみることにした。質問に対する村田さんの答えが味わい深くて、他の本も読んでみたくなった。

年齢を重ねるにつれて訪れるいろんな変化はわたしにもあって、これは…ととまどうことも多い。それを「大人の思春期病」と呼んでいてものすごく納得した。困難をどう向き合うかで、これからの過ごし方が変わると思う。

2018/12/09

私より年上の30代の人達の話は、近しい世代で話が分かるけど、私より色々経験していて面白い！！（私はあと1ヶ月で31歳だ）こんなことで悩んでるんだとか、無理して大人ぶらなくても良いんだとか、勇気をもらえた。とりあえず、若い子がいっぱいいるCDお渡し会の中では"セクハラ"にならないように気をつけよう。。