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常設展示室 Permanent Collection の商品レビュー

3.8

162件のお客様レビュー

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2021/12/10

なんだろう、とても癒された。 アートとそれぞれ短編の主人公を繋ぐ。どんな何気ない日常もアートと繋がることでドラマチックに変えてくれる原田マハさんの小説は元気をくれる。 自分の人生も自分の捉え方次第で変わるのだと教えてくれる。 明日への活力となり、癒しとなるお話をさまざまなアプロー...

なんだろう、とても癒された。 アートとそれぞれ短編の主人公を繋ぐ。どんな何気ない日常もアートと繋がることでドラマチックに変えてくれる原田マハさんの小説は元気をくれる。 自分の人生も自分の捉え方次第で変わるのだと教えてくれる。 明日への活力となり、癒しとなるお話をさまざまなアプローチから描く、想像力の深さに感服するとともに、その想像の世界に誘われる心地よさを感じて私はまたマハさんの本を読んでしまうんだと思う。

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2021/12/06

6編の短編の中に、美術館の香りと風の流れが感じられる。パリ、ニューヨーク、イタリア、日本の情景が目に浮かび、その中に引き込まれてしまった。 視力を失うキュレータと視力障害の子どもの話。 子どもの頃に分かれた兄弟の、兄の道という作品、道の情景がありありと見えた。

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2021/12/03

美術館に行きたくなる。原田マハさんの作品を読むと本当に美術館に行きたくなる。 アートと絡んだ短編集。 フェルメールの真珠の耳飾りの少女、ゴッホの薔薇など、静かに読んでいるとなんとなく目の前で絵を見ているイメージが込み上げてくる。この本がまるでアート作品のよう。

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2021/12/03

本屋で見掛けた本。著者の作品はあまり読んでないが、映画になった「キネマの神様」や連ドラになった「本日は、お日柄もよく」を読んでて割と面白かったので読んでみる。短編集だが、いずれも絵画をテーマにした作品で、私には残念ながらあまり合わなかった。雰囲気がある作品ではある

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2021/11/30

このサイトで紹介されていたと思う。 絵画との関わりが、ふとした人生のきっかけになるという6編の小説で、女性が主人公というのが共通点。 自分自身も美術館が好きで、海外の有名美術館もずいぶん行ったし、海外に行けない今でも国内の美術館にはよく行く。自分のペースで観覧したいので、一人...

このサイトで紹介されていたと思う。 絵画との関わりが、ふとした人生のきっかけになるという6編の小説で、女性が主人公というのが共通点。 自分自身も美術館が好きで、海外の有名美術館もずいぶん行ったし、海外に行けない今でも国内の美術館にはよく行く。自分のペースで観覧したいので、一人で行って空間ごと楽しむのが好きだ。色んな意味で印象に残っている作品はあり、影響を受けるのはわかるが、さすがに人生を変えるほどではない。 この小説の6人の主人公は置かれた立場などそれぞれだが、結構深刻な状況もあるのに、絵画をきっかけにして、こう爽やかに解決するものだろうか?という疑問は感じた。 世界を股にかけた仕事なんて憧れだけど、コロナ禍となった今はこういう仕事の仕方はできないだろうから、今は昔って感じだな。

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2021/11/29

原田マハさんの作品を読むと美術館に行きたくなるー!! 今回もそんな、短編集でしたー。 群青 障害あるなし関わらずワークショップを行おう!! デルフトの眺望 認知症の父の最期は、どぅだったかなあー。 マドンナ 母との約束はハーモニカを直すことー。 薔薇色の人生 ...

原田マハさんの作品を読むと美術館に行きたくなるー!! 今回もそんな、短編集でしたー。 群青 障害あるなし関わらずワークショップを行おう!! デルフトの眺望 認知症の父の最期は、どぅだったかなあー。 マドンナ 母との約束はハーモニカを直すことー。 薔薇色の人生 パスポート申請に来たイケオジ? にトキメクー(*´艸`*) 豪奢 贅沢なこととは、脱ぎ捨てること!! 道 幼い頃に別れた兄との再会は…。 個人的には、「道」で泣けてしまったー。 話の展開が分かってるのに、泣けてしまうー笑 涙腺ヤバいー笑 そして、美術館に行きたくなるー!!

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2021/11/25

2021/11/25 読了 原田マハさんの本は絵画を見るときの楽しさ、喜びを教えてくれるから本当にすき。お気に入りのフェルメールのデルフトの眺望が題材にされて、感動!

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2021/11/24

 赴く美術館の選び方は、SNSに上げられた企画展の投稿。行っても写真を撮るばかりで、作品に対して動けなくなるような感覚になったり、ハッとする衝撃を受けたことがない。読みながら、そんな楽しみ方をしている自分を恥じた。小さい頃何かアートに触れたわけではないし、自分で行くようになっても...

 赴く美術館の選び方は、SNSに上げられた企画展の投稿。行っても写真を撮るばかりで、作品に対して動けなくなるような感覚になったり、ハッとする衝撃を受けたことがない。読みながら、そんな楽しみ方をしている自分を恥じた。小さい頃何かアートに触れたわけではないし、自分で行くようになっても作品と向き合った記憶もなかった。だからこそ、なんとなく知的に見えそうだから美術館に行ってみる、という今まであった意識が変わった。  1番好きなのは、『デルフトの眺望』。なづきがふと見つけたそれに惹かれたとき、そんな瞬間があるなんてすごく羨ましいと思った。決められたルートで見て、解説を読み込んでしまう私にとっては新鮮だったからだ。知識がなければ楽しめない(確かにあったほうが味わえるかもしれないが)ことはないと、さまざまな章の子供時代の描写から伝わる。難しいことは考えず、まずフィルターを抜きにしてアートと出逢いたい。

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2021/11/03

原田マハさんの短編小説。 実在する6つの絵画を巡る、6人の女性それぞれの物語。 絵画との出会い方ひとつで、人生が豊かになるってこういうことか、そういう作品に出会いたいなと思っていたら、 巻末の女優上白石萌音さんのコメントにも「人の人生それぞれに「傑作」が存在するのだということ」...

原田マハさんの短編小説。 実在する6つの絵画を巡る、6人の女性それぞれの物語。 絵画との出会い方ひとつで、人生が豊かになるってこういうことか、そういう作品に出会いたいなと思っていたら、 巻末の女優上白石萌音さんのコメントにも「人の人生それぞれに「傑作」が存在するのだということ」ということが書かれていて、まさに我意を得たりという感覚に。 原田マハさんの作品は定期的に読みたい。 面白い。

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2021/10/26

原田マハさんの短篇6篇。 1篇目の群青 The Color of Lifeから目頭が熱い自分がいた。明日は我が身だし、他人を社会が勝手に決めた枠組みの中にはめ込むことは本当に愚かなことだと感じた。 2篇目のデルフトの眺望 A View of Delft、3篇目のマドンナ Mado...

原田マハさんの短篇6篇。 1篇目の群青 The Color of Lifeから目頭が熱い自分がいた。明日は我が身だし、他人を社会が勝手に決めた枠組みの中にはめ込むことは本当に愚かなことだと感じた。 2篇目のデルフトの眺望 A View of Delft、3篇目のマドンナ Madonnaも近い将来自分に起こり得る話かもしれないなと自分と重ねてなのか涙がこぼれそうになった。 久々に小説を読んだけど今まで読書して涙を流すことなんてなかったからまずそんな自分に正直驚いた。 最後の6篇の道 La Stradaは流石に涙がこぼれた。原田マハさんの書く文章はほんとに簡潔で美しく、きれいすぎる。私とは縁遠い話のはずなのに、でも何故か身近に感じでしまう不思議がいつも起こる。今回もあり得るようであり得ないだろうという話だったけど妙に近くに感じてしまい感情を持っていかれた。好きだ。

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