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ハロー・ワールド の商品レビュー

3.9

31件のお客様レビュー

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2023/05/03

短編が繋がっている構成 前半と後半で雰囲気やテーマが変わる印象。後半の方が今っぽいけど前半の方が好き

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2022/06/24

プログラムの知識がないと難しい部分もあるが、主人公が海外でも通用するような技術力を見せるシーンは面白く、自分が仕事に使う以上の知識も学んでみたいと思うようになった。

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2021/09/16

短編かと思ったらとんでもないITワールドが広がってた。 自分でもわかるようなIT用語で、 仮想空間で起きていることが現実世界のものとつながり反応を起こしていく様にわくわくしっぱなしだった。 サマーウォーズのラブマシーン、 つまりネット世界のよくわからない何かが現実世界を脅か...

短編かと思ったらとんでもないITワールドが広がってた。 自分でもわかるようなIT用語で、 仮想空間で起きていることが現実世界のものとつながり反応を起こしていく様にわくわくしっぱなしだった。 サマーウォーズのラブマシーン、 つまりネット世界のよくわからない何かが現実世界を脅かすような、 どちらの世界も繋がっていく様子が面白い。 そして、泰洋のふつうなところ(やってることはふつうじゃない)がよかった。 覚悟がつかずに何でも屋をやってること Twitterが好きで、ネットの自由を(身の丈ほどに)願っていること いつも穏やかだが、感情が大きく動くところはその分慌てること すごいことが起きてるけど、どこか安心して読んでいられた。 あと、以下が印象に残っている。 ・行き先は特異点 簡単なプログラムで、鳥と同じ動きになるといつ前振りから、ラストでやってくるドローンの群れ ・五色革命 同族ケンとのやりとり ・巨像の肩に乗って オクスペッカーからの巨流に飲み込まれていくさま

Posted byブクログ

2021/07/24

書かれている仮想通貨などについての知識がないのですんなりと理解できない。そんなことをやって主人公はなんのメリットがあるのだろう?とばかり考えてしまう。どこの国に滞在したって、こうした技術?があればお金にも何も困らないのだろうし執着なく生きていく主人公は心地よい生活なのだろうな。 ...

書かれている仮想通貨などについての知識がないのですんなりと理解できない。そんなことをやって主人公はなんのメリットがあるのだろう?とばかり考えてしまう。どこの国に滞在したって、こうした技術?があればお金にも何も困らないのだろうし執着なく生きていく主人公は心地よい生活なのだろうな。 「ニムロッド」のように仮想通貨を採掘する主人公とは少し違うけれど現代の人間の生き方なのかな。

Posted byブクログ

2021/07/03

エンジニアである主人公がコードを武器にして国家に戦いを挑んだり巻き込まれたり。 コードの技術、発想力があれば世界が変わる事を教えてくれて痛快。インターネットの扱い方や自由についても考えさせてくれる。

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2021/06/24

Hello,world! 開発言語のテキストで、なじみのある文言がタイトル。 著者は、ソフトウェア会社勤務で、主人公も同一の設定。 IT用語が平然と使われる作品のため、 IT系に疎かったり、苦手とする人は本を閉じてしまうかも。 多少知っている方が楽しめて、「そんなこともあった...

Hello,world! 開発言語のテキストで、なじみのある文言がタイトル。 著者は、ソフトウェア会社勤務で、主人公も同一の設定。 IT用語が平然と使われる作品のため、 IT系に疎かったり、苦手とする人は本を閉じてしまうかも。 多少知っている方が楽しめて、「そんなこともあったね」と振り返れたりもする。 "IT系小説"として読むには勉強にもなって面白いが、 "小説"として読むには人物像の描写等が物足りなく感じる。

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2020/11/14

SF作家の藤井太洋氏による、ソフトウェア会社への勤務経験を持つ著者の経験が存分に発揮された、ある意味「お仕事小説」とも言える本著。 「SF」と言うほどには、技術的にも、時間的にも飛躍していないと感じましたが、それでも「アリモノの技術+発想」でここまでの変化を世界にもたらせるんだな...

SF作家の藤井太洋氏による、ソフトウェア会社への勤務経験を持つ著者の経験が存分に発揮された、ある意味「お仕事小説」とも言える本著。 「SF」と言うほどには、技術的にも、時間的にも飛躍していないと感じましたが、それでも「アリモノの技術+発想」でここまでの変化を世界にもたらせるんだなぁと思うと、我々は凄い時代に生きているのかもしれません。 本著は5つの短編(中編?)で構成されていて、いずれも主人公は同じITエンジニア。それぞれ独立して読むことも可能ですが、全体を通して読むと主人公の成長を見て取ることもできます。 「オービタル・クラウド」ほどのスケール感ではないのですが、それでも主人公は「ファイヤーマン(火消し)」として世界を股にかけて動いており、編ごとに舞台となる国も違います。著者の作品の中では、比較的気軽に読めると感じました。 本著の5編にに通底していると感じたのは、「技術が社会においてどういう存在であるべきなのか?という問題意識」です。 もはや、ソフトウェア技術者がラップトップを開いてコードを書くだけで、Amazonの荷物配送にも、徴税にも、果ては人の命にも影響を与えてしまう時代な訳です。 そのような中で、ソフトウェアやサービスは、どのような存在であるべきか。本著の主張は「ソフトウェアやサービスは、ごく一部のエンジニアやギークのためのものでも、グローバル企業のためのものでもない」「誰でも使えて、特に弱き者たちを助けるものでないといけない」というコトなのではないかと。当たってるかはわかりませんが…。 私の日々の仕事では、会社内の火消しに追われている毎日ではあるのですが、こういう一段上の発想を忘れちゃいけないよなぁ。。と思った次第です。 ちなみに、最後の「めぐみの雨が降る」の結末の展開は、著者の手掛けるものとしては珍しいなぁと感じたのですが、恋愛要素だったんでしょうか。人類愛のようにも思え、どっちだったのかしらと。 著者の本にはハズレが無いなぁと。引き続き読んでいきたいです。

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2020/07/10

ちょっと間が空いてしまって内容が曖昧なんだけど、なんとか読了。 かなり読みやすいと思うけど、内容は結構難しい… プログラミングとかアプリとか、ブロックチェーンをどこまで理解しているかで、楽しみ方の深さが違うという、本当に現在進行形な小説。フィクションかも知れないけど、ちょっとSF...

ちょっと間が空いてしまって内容が曖昧なんだけど、なんとか読了。 かなり読みやすいと思うけど、内容は結構難しい… プログラミングとかアプリとか、ブロックチェーンをどこまで理解しているかで、楽しみ方の深さが違うという、本当に現在進行形な小説。フィクションかも知れないけど、ちょっとSFチックかな、と思わせるのが著者の作品らしさだったんですが、 最近の政府の給付金のWEB申請のお粗末さを見ると… あながちフィクションですらないな…と。

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2020/03/19

日本のITベンチャー企業の社員で商品の売り込みやユーザーサポート、そして少しだけだがコーディングもできるソフトエンジニア(もしくはエンジニア営業、技術営業?)文椎泰洋(ふづいやすひろ)を主人公に、彼が遭遇する危機や奇妙な出来事を描く。SFと呼んでいいのだろうか? 中々評価が難し...

日本のITベンチャー企業の社員で商品の売り込みやユーザーサポート、そして少しだけだがコーディングもできるソフトエンジニア(もしくはエンジニア営業、技術営業?)文椎泰洋(ふづいやすひろ)を主人公に、彼が遭遇する危機や奇妙な出来事を描く。SFと呼んでいいのだろうか? 中々評価が難しい。たぶんソフトウェア開発の経験がなければ、そして最近のインターネットを前提とした開発環境と、コミュニティ、技術を前提としなければ理解する事も難しいかも。 しかも、話の主題はそういう技術的な部分のリアリティにではなく、物語の中で文椎が遭遇する事態に対して、彼が彼なりの論理で筋を通すやり方、生き方にあるからだ。 そのへんの文椎という人物の拘りは、彼が単なるエンジニアや、ギークではないという事、いや、そこまで突き抜けられない、突き抜けようとは考えない部分にあって、IT界での話でありながら、一種の人情話的な側面を持っているように感じる所以ではないだろうか。 呼んでない人に説明するのは難しいが、呼んでみてほしいと思わせる本だ。

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2019/11/11

「Hello World!」とは、ITの初心者向け教科書で、プログラムを組んで初めて画面に表示させる文字列らしい。 本書はIT的に器用貧乏な主人公を軸に、暗号資産やドローンといったIT的小道具を使いながら、舞台は世界に広がり、全くのフィクションなのだが、十分な説得力をもって、現...

「Hello World!」とは、ITの初心者向け教科書で、プログラムを組んで初めて画面に表示させる文字列らしい。 本書はIT的に器用貧乏な主人公を軸に、暗号資産やドローンといったIT的小道具を使いながら、舞台は世界に広がり、全くのフィクションなのだが、十分な説得力をもって、現代の断面を切り取ってみせる。

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