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14歳、明日の時間割 の商品レビュー

4.1

80件のお客様レビュー

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    23

  2. 4つ

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  3. 3つ

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2021/08/16

読みやすい本でした。 でも、中学生が書いているという先入観からか(ごめんなさい)、敢えて難しい言葉や言い回しを使ったり、作品を引用してきたり、少し背伸びしているのかな?とも思えてしまいました。 登場人物が、どの人もどことなく似ていて、サラッと読むと読み分けできず…(中原くんや国語...

読みやすい本でした。 でも、中学生が書いているという先入観からか(ごめんなさい)、敢えて難しい言葉や言い回しを使ったり、作品を引用してきたり、少し背伸びしているのかな?とも思えてしまいました。 登場人物が、どの人もどことなく似ていて、サラッと読むと読み分けできず…(中原くんや国語の先生、美緒ちゃんは記憶に残りました!笑)多分著者さん自身の考え方が、どの人にも分身のように入ってしまっているのかなー?

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2021/06/28

それぞれに悩みや事情を抱える中学生が、人との交流などを通して変化をとげる様子がさわやかに描かれる。向き合い方も変化の仕方も様々だけど、どのエピソードも最後には前向きな気持ちにさせてくれる本だった。登場する個性豊かなキャラクターを通して示される考え方にも共感するところが多かった。面...

それぞれに悩みや事情を抱える中学生が、人との交流などを通して変化をとげる様子がさわやかに描かれる。向き合い方も変化の仕方も様々だけど、どのエピソードも最後には前向きな気持ちにさせてくれる本だった。登場する個性豊かなキャラクターを通して示される考え方にも共感するところが多かった。面白くて、小5の娘も一気読みしていた。

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2021/05/28

中学生、作家デビュー。それだけでも話題性十分ですが、作品としても十分おもしろい。オムニバス形式で進むお話しに、中学生の本音が練り込まれています。鈴木センセイ、これからも楽しく書いてください!

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2021/03/09

素晴らしい!鈴木るりかさん二冊目。中学校の各教科名に見立てた短編構成。「国語(著者がモデルと思われる)」と「道徳」、「体育」、そして矢崎先生の「放課後」が特に好き。各章で必ずキーマンとして登場する中原くんもいい。しかしこの年齢でこの完成度。昭和の出来事やアレンジした古歌、青春だけ...

素晴らしい!鈴木るりかさん二冊目。中学校の各教科名に見立てた短編構成。「国語(著者がモデルと思われる)」と「道徳」、「体育」、そして矢崎先生の「放課後」が特に好き。各章で必ずキーマンとして登場する中原くんもいい。しかしこの年齢でこの完成度。昭和の出来事やアレンジした古歌、青春だけでなく死生観まで描く著者の筆力は見事。共感する人多いんじゃないかな。鈴木さんが年齢重ねた未来はどんな作風になるんだろう。すごい楽しみだ。

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2021/02/24

2021年2月 『さよなら、田中さん』がめちゃくちゃ面白くて、これを小学生で書いてしまうなんてすごい才能だー…と思っていたから、この本の最初のお話の明日香ちゃんはやはり著者と結びつけて読んでしまう。 鈴木るりかさん、普通にしていたら経験し得なかったことをたくさん経験したんだろうな...

2021年2月 『さよなら、田中さん』がめちゃくちゃ面白くて、これを小学生で書いてしまうなんてすごい才能だー…と思っていたから、この本の最初のお話の明日香ちゃんはやはり著者と結びつけて読んでしまう。 鈴木るりかさん、普通にしていたら経験し得なかったことをたくさん経験したんだろうなぁ、なんて。 個人的には「体育」の茜ちゃんの話が好きだ。わたしもとてつもない運動音痴だったので中学時代の自分を思い出す。そして同時に今のわたしには茜ちゃんのお祖父さんの言葉に惹かれる。 だからやっぱり鈴木るりかさんは天才だーーーーー

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2021/02/10

2021年1冊目。 1時間目・国語、2時間目・家庭科、3時間目・数学、4時間目・道徳、昼休み、5、6時間目・体育、そして放課後と、教科に沿って語られる連作短編集。 出版社主催の小説賞で特別賞を受賞した中学生女子の父親は国語が大の苦手、 中学校家庭科クラブ副部長の女子の母親は家...

2021年1冊目。 1時間目・国語、2時間目・家庭科、3時間目・数学、4時間目・道徳、昼休み、5、6時間目・体育、そして放課後と、教科に沿って語られる連作短編集。 出版社主催の小説賞で特別賞を受賞した中学生女子の父親は国語が大の苦手、 中学校家庭科クラブ副部長の女子の母親は家庭科一般が大の苦手、 東京の進学校を受験しなければならない中学生男子は数学が大の苦手、 「気をつけ」「前にならえ」「休め」などの整列さえもうまくできぬ中学生女子は体育が大の苦手 で、その苦手っぷりを長々と説明される導入部分が少々しんどかった。 それが終わると、するする読み進められました。 家庭科教師になりたい野間くんが母親思い、妹思いで、泣けた。 プロ作家としてデビューできる文学賞ばかりに応募していた中学校の国語の教師が、小説を書くのが好きだから小説家になりたかったんだと気づく。 小説を書いている人は皆、小説家。 書き続けられる人が小説家。 鈴木さんの全作品、いずれ読みたい。読みます。

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2021/02/09

14歳が書いたと言われると構成や表現もしっかりしていて驚くが、1冊の小説として読むと、割とありそうな青春ものではある。 それにしても中原君すごいな。完全無欠にみえて深刻な悩みを抱えているあたりもそつがない。

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2021/01/31

体育の時間の話もすごく良かったけど、家庭科の時間の話が爆笑しちゃいました!笑 お母さんが裁縫苦手で幼稚園のバザーに出す品物を手作りしたティッシュケースがずっと売れ残っていて久し振りに幼稚園の前を通りお祭りをやっていたから寄ってみると自分が作ったティッシュケースが毎年売れ残ってたら...

体育の時間の話もすごく良かったけど、家庭科の時間の話が爆笑しちゃいました!笑 お母さんが裁縫苦手で幼稚園のバザーに出す品物を手作りしたティッシュケースがずっと売れ残っていて久し振りに幼稚園の前を通りお祭りをやっていたから寄ってみると自分が作ったティッシュケースが毎年売れ残ってたらしく友達のお母さんにタダであげるから良かったら持っていってと言われた。ここ凄い爆笑してしまった

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2021/01/17

るりかちゃんの本、2冊目、表紙の絵は矢部太郎さん。7つの短編の主人公は、同じ中学に通う2年生、それぞれ違う主人公がコンプレックスや家庭の問題で悩みを抱えている。 そして、どの話にも登場する中原くん。陸上部のエースで足が速い!成績も良くて、気さくで誰にでも自然と打ち解ける。だから...

るりかちゃんの本、2冊目、表紙の絵は矢部太郎さん。7つの短編の主人公は、同じ中学に通う2年生、それぞれ違う主人公がコンプレックスや家庭の問題で悩みを抱えている。 そして、どの話にも登場する中原くん。陸上部のエースで足が速い!成績も良くて、気さくで誰にでも自然と打ち解ける。だからヴァレンタインのチョコレートはザクザク!!彼はこの本全体の主役ではないけどヒーローだ。 友達が悩んでいたらどうするだろう? たいてい、見て見ぬフリをするか、やみくもに頑張れなんて励ましてしまうのがオチだろう。 中原くんは励まさない。あれこれ聴き込んだりもしない。 だけど、中原くんがさり気なく添えたことばや行動で、主人公達は何故かほっとして救われたような気分になる。解決には至らないけど、気持ちがラクになる。どこのクラスにも、どこの町にも、中原くんが1人いるといいな。

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2020/09/16

デビュー作である「さよなら、田中さん」がとてもよかったので、2作目が気になっていました。 中学生が書く小説、しかも2冊目、ってことでなんとなく今回も値踏みをするような読み方になってしまい申し訳なかったのですが・・・ うーん。正直デビュー作の方がよかったですね。 中学生が書...

デビュー作である「さよなら、田中さん」がとてもよかったので、2作目が気になっていました。 中学生が書く小説、しかも2冊目、ってことでなんとなく今回も値踏みをするような読み方になってしまい申し訳なかったのですが・・・ うーん。正直デビュー作の方がよかったですね。 中学生が書いたと思えば本作もスゴイと思えるし、実際体育の章では死というものの受け入れ方など、彼女の感性が光る素晴らしい作品でした。 が、全体を通して読むとなんだか背伸びをしているところが目についてしまった・・・ 章ごとに主人公が入れ替わる連作短編集だったのに、私は1.2章が同じ主人公だと思いながら読み進めてしまいました。 なので同世代の女の子の書き分けはまだ早いなあと思ったり、難し気な熟語や詩などを乱用して浮いてるよと思ったり、偉人や文学者をムダに挟むところもなんだかなあ・・・と。 頑張って勉強しているのは分かるんですけどね。 才能はあるのだからゆっくりでいいよ、と言ってあげたい気持ち。

Posted byブクログ