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クラシック音楽全史 の商品レビュー

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26件のお客様レビュー

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2022/03/01

著者の出身大学が初耳だったので、調べてみました。 活水女子大学(英語: Kwassui Women's University)は、長崎県長崎市東山手町1-50に本部を置く日本の私立大学である。 1981年に設置された。大学の略称は活水、活水大、活水女子大。 かつては...

著者の出身大学が初耳だったので、調べてみました。 活水女子大学(英語: Kwassui Women's University)は、長崎県長崎市東山手町1-50に本部を置く日本の私立大学である。 1981年に設置された。大学の略称は活水、活水大、活水女子大。 かつては難関女子短大として知られ、特に英文科は1980年代には東京の明治学院大学、法政大学、武蔵大学以上の難易度を誇った。 大学全体: 大学名や法人名である「活水」は、『ヨハネによる福音書』4章10節の「活ける水によってサマリヤの女に天来の福音を説いた」とする記述に因む。 日本私立大学連盟に加盟している。 建学の精神(校訓・理念・学是): 活水女子大学の建学の精神として「知恵と命の泉、主イエス・キリストに掬(むす)べよ」が掲げられている。 これは、活水学院の創立者エリザベス・ラッセルの「知恵と命の泉、主イエス・キリストにむすべよ。女子に最高水準の教育を」との言葉に基づいている。 学風および特色: 1993年頃まで、パンツルックでの登校は禁止であった。 教員と特別な場合を除いて、男性のキャンパス内への立ち入りは禁止されている。 2014年度以降、学部1年生は、自宅での新聞(一般商業紙:朝日・産経・長崎・西日本・日本経済・毎日・読売のいずれか)の購読を義務づけられ、1年間、新聞スクラップの作成を行わなければならない。 同時に、教養教育カリキュラムが全面的に改正され、20名程度の「教養セミナーⅠ・Ⅱ」(各2単位)の履修が新たに必修となり、学部・学科混成の少人数クラスにおいて、大学で学習・研究を進めるために必要とされる基礎的な能力を身につける教育がおこなわれる。 2014年度から、国連アカデミック・インパクトの加盟校となった。 毎年、高校生を対象とした英語プレゼンテーションコンテストが行われており、国連の理念に関わるテーマが設定される。 教員養成学部はおかれていないが、教職課程での教育にも力を入れており、家庭科や音楽科、養護教諭など、採用数が少ない区分の教員採用試験にも合格者を出している。 また、神戸親和女子大学の通信教育課程を併修することにより、小学校教諭の免許を取得することが出来る。 (ウィッキペディアより) なるほど、1981年にできた女子大学で、音楽部はさらに後の1993年という新設校だったのですね。 アカデミックな女の園という感じですが、首席卒業はすばらしい。 さて、本書ですが、まず世界に名だたる音楽家年表の中に、滝廉太郎と山田耕作の名前が出てくるのも違和感があり、日本では有名であっても世界的なネームヴァリューからいえば、残念ながら・・ 巻末には、入門者向けのクラシック曲が10曲紹介されているのですが、もっと親しめる曲があるのにあえて玄人向けの曲を選んでいるように感じたのは、私だけでしょうか? あとがきで、「私はこの本でうんちくを語るつもりはなく、日々お客様と接する中でよく尋ねられることを思い出しながらまとめました」とありましたが、学術書でもないこの種の本に必要なのは、作曲家の生身の生きざまや時代背景を知ってもらうことでその曲が作られた必然性といったものを感じてもらうことであり、だとすれば尚更うんちくを大いに活用すべきでした。 結局、読み物としても、参考書としても中途半端になっているのは残念でした。

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2019/01/06

クラシック音楽の名だたる音楽家の歩みを当時の歴史とともに理解させてくれる。社会の中で、どのように音楽が発展してきたかを学べる。音楽家との接点は音楽室にあった肖像画程度の自分にとっても、わかりやすく書かれており、とても参考になった。

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2019/01/06

東京フィルハーモニー交響楽団の広報渉外部部長がクラシック音楽の歴史について説明する。社会と音楽の連関した発展についてよくまとまっている。 巻末の参考文献も気になる。

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2018/12/30

「読みやすい」というのが率直なところ。 「クラシック音楽とはなんたるものか」を論じるというよりかは「こういうことをちょっと頭の片隅に入れておくと聴くのが楽しくなりますよ」ということを意図して書かれたものだろう(何たるかを知りたいのであれば吉田秀和あたりの本を読めばよい)。 取...

「読みやすい」というのが率直なところ。 「クラシック音楽とはなんたるものか」を論じるというよりかは「こういうことをちょっと頭の片隅に入れておくと聴くのが楽しくなりますよ」ということを意図して書かれたものだろう(何たるかを知りたいのであれば吉田秀和あたりの本を読めばよい)。 取り上げている作曲家も絞られていて、ショパン、ブルックナー、ラフマニノフはほぼ触れていない。 ソナタ形式の説明は分かりやすい。

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2022/03/02

2018年大阪梅田紀伊国屋書店「秋の芸術フェア」で 店頭に並べられていた本。 クラシック音楽についてまとめられている一冊がほしいと思っていたので、迷わず購入。 年表を見て、あらためて十数年という極めて短い間に多くの天才音楽家たちが世に生きていたことに驚かされる。 音楽の歴史を...

2018年大阪梅田紀伊国屋書店「秋の芸術フェア」で 店頭に並べられていた本。 クラシック音楽についてまとめられている一冊がほしいと思っていたので、迷わず購入。 年表を見て、あらためて十数年という極めて短い間に多くの天才音楽家たちが世に生きていたことに驚かされる。 音楽の歴史をそれぞれの音楽家の人生に照らし合わせて垣間見ることができる。久しぶりにクラシックのCDを聞いてみようかなと。

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2018/12/24

音楽史に影響を与えた社会的出来事をも含めて、 クラシック音楽史を代表する人物を時系列に沿って展開し、紹介されている著書。 音楽史を深く理解するためには、 音楽史だけの理解では浅く、 世界に起こった様々な出来事をもおさえていることが重要。 ベートーヴェンは、 あまり人あたりがよ...

音楽史に影響を与えた社会的出来事をも含めて、 クラシック音楽史を代表する人物を時系列に沿って展開し、紹介されている著書。 音楽史を深く理解するためには、 音楽史だけの理解では浅く、 世界に起こった様々な出来事をもおさえていることが重要。 ベートーヴェンは、 あまり人あたりがよくなく冷たい印象を持たれるが、実は元々は文学や哲学などの教養にも深く、難聴になる前までは好んで人と論議をしていたことがこの本では紹介されている。 ベートーヴェンの音楽史において革命的な偉業を成せたのは、彼が実は音楽のみではなく、様々な世界の事象を理解する教養があったからこそ、新しい音楽スタイルを作り出せたのだろう。 音楽で自分の気持ちを前面的に出し、今までの音楽形式を一転させ、フリーランスとして自由に活動をした、音楽業界の革命児ベートーヴェン。 その根底にあったのは、彼の教養力だったのだ。 音楽に携わる人ほど、音楽以外のことを学び 音楽に携わらない人ほど、音楽のことを学んだほうが良い。

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