探偵は教室にいない の商品レビュー
【235冊目】爽やかな読後感。土地勘のある地域が舞台になっていたのも良かった。青春×人が死なない推理ものを求めてたので、ちょうど良かった。同じ登場人物が高校生になったときの話も読みたい。
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評判通り面白かった。 登場人物がしっかりとしていて、読みやすい。 中学生の何気ない日常の中のミステリーが、彼らの身の丈に合っていて すとんと入ってくる。 やりすぎ感がなく、自然な流れでとても良かった。 また、各短編のラスト1行がとても良い。
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中学生の話かぁ…と思って期待していなかったのですが、ケーキ好きの安楽椅子探偵のキャラもよく、とてもきれいな読後感が味わえました。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
第28回鮎川哲也賞受賞作品 中学生が主人公の、日常の謎安楽椅子探偵小説。 主人公のバスケ部に所属する背の高い女の子真史(まふみ)の周りで起こる「謎」を、不登校の幼馴染みの歩が解いていく。この幼馴染の少年のキャラがいいんだ。好きだな、このちょっと大人びたひねくれかげんが。 真史のバスケ部仲間もとてもいい。この関係がどんな風に動いていくのかも楽しみだったのだけど、そこはそのままで続編があるならその変化に注目したい。 第一章の謎はあっさり見抜けたので、こんなもんか、なんて思ってしまったのだけど、なにがなにが。そのあと起こるあれこれは歩君の冴えわたる推理に完敗。いいねぇ、歩君、こんど一緒にケーキ食べよう。
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第28回鮎川哲也賞受賞作。北海道の中学2年生,バスケ部の仲良し男女4人。そのうちの一人,長身の女子・真史の風変わりな幼なじみ(今は不登校)鳥飼歩は些細なことから謎の真相を見破る名探偵。言わゆる日常の謎もの,4つの短篇からなる。ミステリ小説である以上に感性豊かな少年少女たちの成長物...
第28回鮎川哲也賞受賞作。北海道の中学2年生,バスケ部の仲良し男女4人。そのうちの一人,長身の女子・真史の風変わりな幼なじみ(今は不登校)鳥飼歩は些細なことから謎の真相を見破る名探偵。言わゆる日常の謎もの,4つの短篇からなる。ミステリ小説である以上に感性豊かな少年少女たちの成長物語でもある。あたたかな読後感。
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中学生のありふれた日常が,ある瞬間をきっかけに,青春ミステリへと色を変える。 その“ある瞬間”は,突如おとずれる。しかし,いつ来るのかは分からない。 その曖昧で予測不可能な一瞬を丁寧にすくいとり,少年少女が抱く繊細な心理を優しく映し出しているのが,本作品の魅力である。 現役...
中学生のありふれた日常が,ある瞬間をきっかけに,青春ミステリへと色を変える。 その“ある瞬間”は,突如おとずれる。しかし,いつ来るのかは分からない。 その曖昧で予測不可能な一瞬を丁寧にすくいとり,少年少女が抱く繊細な心理を優しく映し出しているのが,本作品の魅力である。 現役の中学生からすれば,「なんだ,そんなことか」と感じるかもしれないほどの,彼らの背丈に合わせた謎の数々。 自分たちの気持ちに向き合い,行動し,相手のことを想い,現実を受け止める。そして一歩ずつ,成長していく。 〈謎と出会い,わたしたちはすこしだけ大人になる。〉 彼らよりすこしだけ大人の私も,すこし背伸びをしたくなりました。
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