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武器になる知的教養 西洋美術鑑賞 の商品レビュー

4.1

27件のお客様レビュー

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2019/08/31

アートを楽しむこと自体は武器になる?知識などから、アートを理解することができる、理解力・解釈する力・想像する力があるような人は、結局仕事でもなんでもできるんだろうな、って思った。 自分は、意外と現代アートの方が面白みを感じた。わからなさを楽しむっていうのはだめ?

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2019/07/15

2019/7/15 読了 当時の時代背景が一緒に分かるのが、良かった。 現代アートの楽しみ方の手ほどきもあってそれも良かった

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2019/06/16

「ベネッセアートサイト直島」のアートプロデューサーを務めた後、「金沢21世紀美術館」の館長を経て、現在は東京藝術大学美術館の館長を務める著者が、ルネサンスからポップアートに至る西洋美術の背景にある歴史や思想を”現代人の知的教養”の一つであるとして丁寧に解説した一冊。 具体的な各...

「ベネッセアートサイト直島」のアートプロデューサーを務めた後、「金沢21世紀美術館」の館長を経て、現在は東京藝術大学美術館の館長を務める著者が、ルネサンスからポップアートに至る西洋美術の背景にある歴史や思想を”現代人の知的教養”の一つであるとして丁寧に解説した一冊。 具体的な各潮流に対応した作品の写真が掲載されているが、非常に印刷も美しく、内容が頭に入ってきやすい。それぞれの潮流の背景にある史実や思想については断片的には頭に入っているものも多かったが、それらを西洋美術史という長いタームの中での変遷として捉えることができる点で、何となく西洋美術に関心がある、という人にとっては最適な一冊。

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2019/01/17

西洋美術について、背景となる美術技法や思想、時代の知識を踏まえた読み解き方を示してくれる本。 初見を直感のままに楽しむのもアートであるけれど、一見無造作に見える線や色遣いには長年の美術史や、その時代の美術サロン等との関係性が存在しているということ。 正直なところ、美術史や作家...

西洋美術について、背景となる美術技法や思想、時代の知識を踏まえた読み解き方を示してくれる本。 初見を直感のままに楽しむのもアートであるけれど、一見無造作に見える線や色遣いには長年の美術史や、その時代の美術サロン等との関係性が存在しているということ。 正直なところ、美術史や作家の経歴など、知ったところで作品は作品、アートから受ける印象は変わらないと思っていた。 しかし、本書を読んで、初見の印象を楽しむのはアートの鑑賞の楽しみのごく一面でしかないことを実感した。 非常に繊細に見える中世の宗教画だが、実は識字率が低い時代には「見る聖書」の役割を果たしていたというのは、至極もっともなことなのに、これまで全く思い至らなかった。 一方で、それこそ何を鑑賞したらよいのかわからない現代アートの数々は、一見すると無造作かつ無作為に感じるような線や色彩、立体で構成されているのだけど、実は無造作どころか非常にハイコンテキストな代物であったことを初めて知った。 色彩や色等の美術理論だけでなく、時代の空気感までも知らなければ鑑賞に十分でないとは、現代アートおそるべし。 ただ、どうやらハイコンテキストになりすぎると、揺り戻しが起こるのもアートの世界のようなので、また異なる時代のアートが出てくるのだろうな・・・ たまに美術館には足を運ぶものの、ほぼ印象でしか見ていなかったと思う。 次の機会には美術史的な流れと、制作された時代背景も少し調べてから美術館へ行こうと思う。 良い本でした。

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2019/01/07

西洋美術と日本美術は根本的に異なるものとの認識が必要。日本美術は伝統を受け継ぐという視点でみる。西洋美術は、革命の連続であり革命ごとに新しい時代を構築してきた。 西洋美術の歴史を概括しながら、鑑賞の視点の置きどころをわかりやすく解説。 この本を一読しておくことは初心者には大いに有...

西洋美術と日本美術は根本的に異なるものとの認識が必要。日本美術は伝統を受け継ぐという視点でみる。西洋美術は、革命の連続であり革命ごとに新しい時代を構築してきた。 西洋美術の歴史を概括しながら、鑑賞の視点の置きどころをわかりやすく解説。 この本を一読しておくことは初心者には大いに有用。

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2019/01/02

美術は感性で観るのではなく、文脈で観ることが大事という著者の主張があり、文脈で観るための手段を与えてくれる本。 歴史的、文化的、美術史的な意味合いを理解するためのヒントとして、印象派や写実主義など絵画におけるコンセプトを解説している。 近代美術に関する後半の内容は、美術的な価値を...

美術は感性で観るのではなく、文脈で観ることが大事という著者の主張があり、文脈で観るための手段を与えてくれる本。 歴史的、文化的、美術史的な意味合いを理解するためのヒントとして、印象派や写実主義など絵画におけるコンセプトを解説している。 近代美術に関する後半の内容は、美術的な価値を理解することが難しかったが、何より新たなコンセプトを最初に打ち出して発表したことが評価されているようだった。パイオニアになることの重要性を認識した。

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2019/01/03

直島や、21世紀美術館の館長を務めた人の本。 アートはビジネスではないけれど、ビジネスはアートに似ている(スープストック遠山正道) 西洋美術「革命の歴史」 日本美術「継承の歴史」 マニエリスム フェルメール「牛乳を注ぐ女」 ポワンティエ オランダはカルヴァン派で、偶像崇...

直島や、21世紀美術館の館長を務めた人の本。 アートはビジネスではないけれど、ビジネスはアートに似ている(スープストック遠山正道) 西洋美術「革命の歴史」 日本美術「継承の歴史」 マニエリスム フェルメール「牛乳を注ぐ女」 ポワンティエ オランダはカルヴァン派で、偶像崇拝の文化がなかったから風景画や、風俗画が発達した チューブ入り絵具が生まれたから屋外で絵が描けるようになった。印象派も生まれた。 ヴォラール ドカ、ゴーギャン、ルノワール、ゴッホ、セザンヌを無名の頃から支援した画商 現代アートの父、セザンヌ 突き詰めれば絵画は色彩と形 色即是空=この世にあるすべてのものは固有の本質を持っていないという仏教の考え方 初級という感じの本だけど、西洋美術史の全体観をざっくりつかみたい人には読みやすくて良い本。カラーだし。

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