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カササギ殺人事件(上) の商品レビュー

3.9

321件のお客様レビュー

  1. 5つ

    69

  2. 4つ

    132

  3. 3つ

    79

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2023/09/07

まだ82年も残っているのに、解説で「二十一世紀に書かれ翻訳された謎解きミステリの最高峰」とまで絶賛された作品。作中作品の『カササギ殺人事件』とその作者の死をめぐるミステリの二重構造で、この構造自体が、トリックの下地になっている。まったく、ミステリ作家というのは、色々と思い付くもの...

まだ82年も残っているのに、解説で「二十一世紀に書かれ翻訳された謎解きミステリの最高峰」とまで絶賛された作品。作中作品の『カササギ殺人事件』とその作者の死をめぐるミステリの二重構造で、この構造自体が、トリックの下地になっている。まったく、ミステリ作家というのは、色々と思い付くものではないか。作者はイギリスのTVドラマの脚本家としても活躍し、TVドラマ『名探偵ポワロ』も担当していたとか。知らなかったけど、昔からお世話になっていたらしい。

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2023/09/05

登場人物が多くてなかなか覚えられない でも、後半を過ぎてやっと面白くなりそうな気がしてきた まだ半分なのか!一体ここから何が起こる?明らかになるのか? 下巻が楽しみ

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2023/09/04

少し読もうかな、と手に取り読みだしたら止まらなくなって一気に読んでしまいました。 1955年7月、イギリスの田舎町にあるパイ屋敷で家政婦が事故死。数日前に彼女の息子と街中で言い合いになっていたり、その家が空き巣に入られたりして人々が疑心暗鬼になる中第二の事件が起こり、故あって余...

少し読もうかな、と手に取り読みだしたら止まらなくなって一気に読んでしまいました。 1955年7月、イギリスの田舎町にあるパイ屋敷で家政婦が事故死。数日前に彼女の息子と街中で言い合いになっていたり、その家が空き巣に入られたりして人々が疑心暗鬼になる中第二の事件が起こり、故あって余命僅かな名探偵ピュントが捜査に乗り出す、というあらすじです。 登場人物が多く、それぞれ事件にまつわりそうな事情を抱える様がツインピークスのようでニヤニヤが止まらないし、事件によって暴かれてしまう人々の暗い面、また暴く時の探偵の聞き上手っぷりが全く見事だなと思いました。 ただまだ上巻なのに事件が解決しそうな事や、冒頭が現代な事、作中作な作りになっている事など不可解な点が多く、後半どんな展開になるのか気になって仕方がないので、なるはやで下巻も読もうかと思います。 あと探偵ピュントの信条の一つ「人生のすべてのできことには決まった様式があり、その様式が目にとまった一瞬を偶然と呼ぶにすぎない」は、さる古書店主の台詞っぽいな、とちょっと笑いました。

Posted byブクログ

2023/08/27

たくさんの登場人物、たくさんの容疑者。行き交う憎しみや悲しみや妬みの中で、同情したり恨まれても仕方がないかななんて思いながら読む。かわいそうな自分を慰めながら直向きに生きる人、かわいそうな弱いところを踏みにじる人、何も悪いことをしていないのに日陰な人、何も良いことをしていないのに...

たくさんの登場人物、たくさんの容疑者。行き交う憎しみや悲しみや妬みの中で、同情したり恨まれても仕方がないかななんて思いながら読む。かわいそうな自分を慰めながら直向きに生きる人、かわいそうな弱いところを踏みにじる人、何も悪いことをしていないのに日陰な人、何も良いことをしていないのに日向な人。4ヶ月余命の名探偵が、達観した感情で、冷静な目を持ってたんたんとしているのがいい。助手の青年にも好感をもつ。後半のどんでん返しに期待。おもしろいです。

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2023/08/26

これ、ネタバレになるのかな。 気になる人は読まないでくださいね。 私としてはどうしても書きたいので。 アンソニー・ホロヴィッツ作の『カササギ殺人事件 上』は、まるまる一冊がアラン・コンウェイ作の名探偵アティカス・ピュントシリーズの『カササギ殺人事件』なのでした。 どゆこと? ...

これ、ネタバレになるのかな。 気になる人は読まないでくださいね。 私としてはどうしても書きたいので。 アンソニー・ホロヴィッツ作の『カササギ殺人事件 上』は、まるまる一冊がアラン・コンウェイ作の名探偵アティカス・ピュントシリーズの『カササギ殺人事件』なのでした。 どゆこと? というわけで、私に書けるのは作中作の『カササギ殺人事件』のほうのみ。 けれどこれがめっぽう面白い。 子どものころ読んだ海外の推理小説って、こんな感じだったわ。 ”誰も目にとめない、気づくこともない、ほんの小さな嘘やごまかしが積もり積もったあげく、やがては火事であがる煙のように、人を包みこんで息の根を止めてしまうのだ” うん、うん。 小さなコミュニティの中の、ほんの小さな嘘や悪意が、大きな事件を起こしてしまう。 誰もが善良そうで、誰もが後ろ暗い。 くうぅ、これこれ。 で、探偵が犯人を名指したところで下巻に続く。 ちょっと! 続きが気になってしょうがないじゃないの! だって私には全然謎が解けてないんだもの。

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2023/08/22

イギリスの田舎、戦後間も無く、と言う背景自体がワクワクする(笑) オープニングが入れ子形式になっているのはなぜなんだろう? 下巻も楽しみ。

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2023/07/29

余命わずかな探偵アティカス・ピュントが最後の事件を追う話。だと思って冒頭をあっさり無視してそう読み始めてた。小さな村で起こる殺人、そして隠し事をする村人達、予想外の最後の言葉、とこの物語にあっさりのめり込み真相が気になる。こんな良いところで終わるなんて!すぐ下巻を読まないと!

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2023/07/28

村の住民たちがみんなあやしい。 誰が犯人なのか。 探偵ピュントが出て来るところから面白くなってきます。 一人一人にインタビューしながら徐々に明らかになっていく真実。面白かったです。 ラスト一文に向けてドキドキ!でした。 下巻が気になって、読むのが楽しみです。

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2023/07/20

上下巻、オーディブルで25時間かかりました。紙の本でも長くてページが進まず、通勤中に視聴。オーディブルでも長かった。内容は特に面白いということもなく、なんでベストセラーなのか私には疑問でした。ヨルガオ殺人事件は読むかどうか悩みます。

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2023/07/16

一番の謎は、冒頭の数ページ。 『カササギ殺人事件』の編集者の中年女性の独白、そして読者への注意喚起。 アラン・コンウェイなる作家書いた『名探偵アティカス・ピュント』シリーズ9作目という謎の設定が下巻でどう活きるのか分からないまま、読まされるサクスビー・オン・エイヴォンの殺人事件...

一番の謎は、冒頭の数ページ。 『カササギ殺人事件』の編集者の中年女性の独白、そして読者への注意喚起。 アラン・コンウェイなる作家書いた『名探偵アティカス・ピュント』シリーズ9作目という謎の設定が下巻でどう活きるのか分からないまま、読まされるサクスビー・オン・エイヴォンの殺人事件。 紋中紋の技法で描かれた物語の行方が何ひとつ明かされないまま、下巻へ急げ!

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