このゴミは収集できません の商品レビュー
おもしろかった。あっという間に読み終わった。ゴミを分析(プロファイル)した本というと90年代の露悪的サブカルを思い出す。しかしこの本は、お笑い芸人が生活のために始めたゴミ清掃員という視点から描いている。露悪的な興味からでなく、「生活」という地に足がついた視点からゴミとゴミを出す人...
おもしろかった。あっという間に読み終わった。ゴミを分析(プロファイル)した本というと90年代の露悪的サブカルを思い出す。しかしこの本は、お笑い芸人が生活のために始めたゴミ清掃員という視点から描いている。露悪的な興味からでなく、「生活」という地に足がついた視点からゴミとゴミを出す人、ゴミ清掃する人を描いているのが新しい。 そして書き手がお笑い芸人なのは大きい。観察力は芸人に必須の能力だろう。著者は「ゴミとゴミを出す人」を観察する。その中から「ボケ」を見出す。そしてツッコミを入れる。幸か不幸か「ゴミとゴミを出す人」にはナイスなボケがたくさん転がっている。ボケに対するツッコミもおもしろい。ツッコミを担当するお笑い芸人の能力が発揮されていると思う。 更に、文章も軽妙で読みやすい。冒頭のイラストと文章もおもしろい。それだけなく、大量生産、大量消費、大量廃棄する社会の問題をミクロ・マクロ双方の視点から捉えている。 この人は今後、「ゴミから社会を語るお笑い芸人」という唯一無二の立ち位置を築きそうな気がする。
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ゴミ清掃員のことを考えたことなかったから、面白かった。小学生の時にゴミ収集場と埋め立て地に行ったことを思い出した。
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読みやすく、芸人らしい軽妙な語り口。そして読み終わるとちょっとゴミ問題について考えるようになる。押し付けがましくないのがいい。
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お笑い芸人だけど、ごみ清掃員の日常を書いた作品。 どんなもんじゃろと思って冷やかし半分で読んだけどこれがすごく良かった ゴミ捨て場で出くわす奇妙な人や、奇妙なごみとかもあるし 苦労話から笑い話まで読み応え十分。 あーそうなんだ知らなかったなぁという新たな気付きが出来たし なにより...
お笑い芸人だけど、ごみ清掃員の日常を書いた作品。 どんなもんじゃろと思って冷やかし半分で読んだけどこれがすごく良かった ゴミ捨て場で出くわす奇妙な人や、奇妙なごみとかもあるし 苦労話から笑い話まで読み応え十分。 あーそうなんだ知らなかったなぁという新たな気付きが出来たし なにより読んでて、全然分別しない人がウヨウヨいるのにも驚いた メディア含め「日本人凄い」とか最近巷でやたら自画自賛する傾向にあるけど 基本のキの字も出来ない人の何たる多いこと。 ごみはちゃんと出そう。当たりまえだけど。
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久々に良書に当たった。 エッセイ的な要素を含みつつも、ゴミ作業員の視点から見る問題点をお笑い芸人らしくコミカルに、時にはマジメに訴えている。 特に最終章の日本のゴミ問題は我々が真剣に考えなければいけない。 「東京都の埋立地はあと50年の寿命」 半世紀も先のことと軽々しく思わ...
久々に良書に当たった。 エッセイ的な要素を含みつつも、ゴミ作業員の視点から見る問題点をお笑い芸人らしくコミカルに、時にはマジメに訴えている。 特に最終章の日本のゴミ問題は我々が真剣に考えなければいけない。 「東京都の埋立地はあと50年の寿命」 半世紀も先のことと軽々しく思わず、自分達の老後に降りかかる深刻な問題だと捉えた方が良い。 自分の出来ることから少しずつ、ハチドリの精神でやっていこうと思う。
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ゴミから世間を見る。 普段は意識しない角度が楽しい。 著者が芸人さんなので、文体も軽い。 サクッと読めて楽しんで、ゴミについてちょっと考える。 良本。
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ゴミ収集を中心にいろいろな方向に話が広がっているところがとても面白い。しかもちょっとやそっと取材しただけではなく、実体験の本当に携わっている人にしか見えない深いところまで観察していて、素晴らしかった。ぜひ第2弾を出して欲しい。 最近見終えた『北の国から』では純くんが長年ゴミ収集に携わっていたけど、この本を読むととても表面的な表現でしかなかったように思える。ぜひ倉本聰さんには、滝沢さんをスーパーバイザーに迎えて『北の国から』のスピンオフを描いて欲しい。
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お笑い芸人の書いた本なんて、おもしろくないでしょwと決めつけて読んだら、知らないことばかりでおもしろかった。 ゴミの事なんて、全然考えてなかったです。ごめんなさい。 読みやすいので、中学生とか子どもたちにも読んでほしい。 最初のくだりで、35歳になったら仕事がないなんて学校じゃ教...
お笑い芸人の書いた本なんて、おもしろくないでしょwと決めつけて読んだら、知らないことばかりでおもしろかった。 ゴミの事なんて、全然考えてなかったです。ごめんなさい。 読みやすいので、中学生とか子どもたちにも読んでほしい。 最初のくだりで、35歳になったら仕事がないなんて学校じゃ教えてくれなかった、ってあって、 わかるーーーーーーー!!!って思った。 そういう事、ほんとうに1番大事な知識だと思う。 頭のいい子は自然と社会の仕組みを理解できていくんだろうけど、私みたいなバカは気づかないから…。
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ツイート&漫画でつかまれて、続く本編で笑って笑って、最後にちょっと考えさせられました。 すごく良い構成!! 出されるゴミから勝手にプロファイリングしたり、「ヤバい人・ヤバいゴミ」の話にゾクゾクしたり大笑いしたり…場面をイメージしやすい描写が素晴らしくて、一気に読んでしまいました。 滝沢さんの文章がとにかくテンポがよくって読みやすい! 結構出てくる”例え”も、くどくならずにキュッとツボをついてくる感じ。 そういった技術的な面でも「こういう文章書けるようになりたいな」と思わされる良書でした。 【ゴミ問題・個人でできること】 1.リサイクルしてゴミを減らす→ゴミを分けるだけで社会のためになる! ★ペットボトルはできればキャップを外してラベルをはがして出す ★缶は缶、ビンはビン、段ボールは段ボールの日に出す ★新聞と雑誌を混ぜると雑紙として扱われてしまうので分けて出す 2.買う前に本当に必要なのかもう一度思い返す お店でのビニール袋も要らなければ貰わなくてもよいのでは? 3.生ごみの水分をなるべく切って出す 生ごみの80%が水分。水分が少ないほど、清掃工場で可燃ごみがよく燃えて、燃やすためのエネルギーが少なく済み、何よりごみの量が減る
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芸人の副業として始めたゴミ清掃員の仕事。 本を読んでいても相当な大変な仕事だということが伝わってきます。 芸人らしくユーモア満載な表現で描かれていますが ゴミに関する勝手な行動をする人や 信じられない要求など、そのモラルを問うような内容で 笑えながらも、反面教師にすべき内容が多く...
芸人の副業として始めたゴミ清掃員の仕事。 本を読んでいても相当な大変な仕事だということが伝わってきます。 芸人らしくユーモア満載な表現で描かれていますが ゴミに関する勝手な行動をする人や 信じられない要求など、そのモラルを問うような内容で 笑えながらも、反面教師にすべき内容が多く含まれています。
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