死神刑事 の商品レビュー
逃げ得は許さない、ほんとに。 過去の事件にかかわった人を相棒にするところがミソ。 振り返ることで見えてくることもある。心の整理がつく。 死神刑事の儀藤は、周囲からは浮いてしまうのか。
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読みやすい、ドンドン読み進んでいく~~ 金本銀行なんて、名前からしておかしい! 誠司なんてヤクザ金融に誠? 弁護士の福本なんて何で福が来るんだ~~ 【本文より】 握手でも求められるかと思ったがそんなことはなく、儀藤は相変わらず椅子にちょこんと尻をのせたまま、書類をパラパラ...
読みやすい、ドンドン読み進んでいく~~ 金本銀行なんて、名前からしておかしい! 誠司なんてヤクザ金融に誠? 弁護士の福本なんて何で福が来るんだ~~ 【本文より】 握手でも求められるかと思ったがそんなことはなく、儀藤は相変わらず椅子にちょこんと尻をのせたまま、書類をパラパラとめくっていた。 だが、メガネの奥の目は書類を追っているようわけではないようだ。どこかもっと遠くをうかがっているような、焦点の定まらない目つきをしている。 彼の頭の中では某しかの設計図が組み上がっているようだ。
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無罪判決が出た事件の再捜査をし、真犯人を突き止めるという通称「死神」。警察にとってまさしく「死神」のような存在であり、相棒に選ばれてしまった警察官にとっても「死神」であると噂される恐るべき存在。というともういかにも、なキャラを想像してしまったのだけれど……あれえ?(笑) 表紙の雰...
無罪判決が出た事件の再捜査をし、真犯人を突き止めるという通称「死神」。警察にとってまさしく「死神」のような存在であり、相棒に選ばれてしまった警察官にとっても「死神」であると噂される恐るべき存在。というともういかにも、なキャラを想像してしまったのだけれど……あれえ?(笑) 表紙の雰囲気ともまーったく違います。 どこかしらユーモラスな儀藤のキャラがいいなあ。有能であるのは当然なのだけど、そうは見えない雰囲気と何をやらかしてくれるのか分からない感じが面白くって仕方ありません。「警視庁の方から来ました」って、ギャグかそれは、って思いますし。でもまったく正しい。素晴らしい。そして相棒として選ばれる警察官もまた、いいよねえ。警察、こうでなくっちゃ。 お気に入りは「死神の顔」。痴漢冤罪事件、という、おそらく世間的には小さく扱われてしまう事件だけれど。当事者にとってはそんなはずがないし。一番予想外の部分から悪辣な真相が出てきたのに驚かされました。うーむ、これは許せん。そして榎田の成長が素晴らしい!
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大倉さんの名前は目にしたことがあったのですが、 実際に本を手に取って読んだのはたぶん初めて。 「儀藤さん」の名前自体が実は偽名なんじゃないかっておもっちゃうくらい、謎の人物。 読めば読むほど事件も気になるけど、キャラクターにも興味が増す!
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+++ 警視庁に死神あらわる!? 強盗殺人、偽装殺人、痴漢冤罪、誘拐……。無罪となった事件を再捜査する男がいた!! その常識破りの捜査からは、誰も逃げられない――。「福家警部補」シリーズで話題の著者が放つ、新感覚警察小説 +++ どこの部署にも属さず、無罪となった事件を当時担当...
+++ 警視庁に死神あらわる!? 強盗殺人、偽装殺人、痴漢冤罪、誘拐……。無罪となった事件を再捜査する男がいた!! その常識破りの捜査からは、誰も逃げられない――。「福家警部補」シリーズで話題の著者が放つ、新感覚警察小説 +++ どこの部署にも属さず、無罪となった事件を当時担当した警察官を相棒に指名し、独自の再捜査をする、儀藤堅忍は、死神と呼ばれている。だが、その風貌は小太りの冴えない中年男。そのギャップにまず驚かされる。では、さぞや厳しい捜査をするのだろうと思えば、一見そうは思えない。とは言え、なんだかんだで最後には真実を暴き出し、真犯人を追い詰めてしまうのだから、なんとも不思議な刑事である。相棒に指名された者は、初めこそ薄気味悪い心地にさせられるが、最後には、なんともあたたかい気持ちになるのである。不思議なキャラクタである。無罪事件がない時には何をしているのか、いささか気になってしまう。死神・儀藤、もっと見たいと思わされる一冊である。
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無罪判決が出た事件について、事件を担当した捜査員を相棒に再捜査を行う通称・死神こと儀藤堅忍。 死神なんていうから、背が高く細身の陰気そうなイメージだったのに、小太りの地味な男という設定に最初からやられた気分。 新たな相棒との話も読んでみたいが、儀藤がなぜ死神になったのかも読んでみ...
無罪判決が出た事件について、事件を担当した捜査員を相棒に再捜査を行う通称・死神こと儀藤堅忍。 死神なんていうから、背が高く細身の陰気そうなイメージだったのに、小太りの地味な男という設定に最初からやられた気分。 新たな相棒との話も読んでみたいが、儀藤がなぜ死神になったのかも読んでみたい。
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「警視庁の方から来ました」と現れる儀藤堅忍,通称・死神。無罪判決が出た事件について,捜査に携わった警察官を相棒に選び,独自捜査を始める。警察の敗北である無罪をほじくり返すことから,選ばれてしまった相棒はその後つまはじきにされるという噂もあるが。人を食ったような儀藤が明かすのは意外...
「警視庁の方から来ました」と現れる儀藤堅忍,通称・死神。無罪判決が出た事件について,捜査に携わった警察官を相棒に選び,独自捜査を始める。警察の敗北である無罪をほじくり返すことから,選ばれてしまった相棒はその後つまはじきにされるという噂もあるが。人を食ったような儀藤が明かすのは意外な真相。25年前の誘拐事件(捜査に当たった刑事自身も疑われた)に光を当てる「死神の背中」は物悲しい結末。
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2018年116冊目。無罪判決が出ると現れ、その事件の再捜査を行う⌈死神」と呼ばれる男。その名にそぐわない風貌と飄々とした態度から確実に事件の真相に迫っていく。相棒へのフォローを忘れないところも好感度高い。事件も凝っていて面白かったので、続きが出るならば読んでみたい。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
【収録作品】死神の目/死神の手/死神の顔/死神の背中 「組織」に絡め取られず、真摯に職務を全うする「死神」の姿が好もしい。内面描写がなく、「相棒」の視点で語られるだけなのでなおさら頼もしさが感じられる。関わる「相棒」たちの「蘇生」ぶりを見ると、誰が「死神」と名づけたのか不思議。
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