死神刑事 の商品レビュー

大倉崇裕(著者)

2024/03/18

『死神刑事』（しにがみデカ）は、大倉崇裕による日本のミステリ小説。2018年9月に幻冬舎から刊行されたのち、『死神さん』（しにがみさん）に改題の上、2021年3月3日に文庫化された。警視庁内で「死神」と呼ばれる男性警部補が謎の部署で刑事裁判において無罪となった案件を相棒とともに再捜査し、真犯人を暴き出していく姿を描く

2023/03/26

冤罪事件の再捜査を行う死神と呼ばれる刑事の物語。中編集ですが、味もあり、冒頭から引き込まれて楽しみました。

2021/10/12

タイトルが極端に感じます。
このインパクトに惹かれて読みました。
面白かったですね。
長編が読みたいです。

2021/03/21

無罪判決が出た事件を再捜査すると言われている通称「死神」その事件に関わった一人を相棒として指名するが指名された者は警察内の裏切り者と見做され出世の道が絶たれてしまう。拒否権なしで見込まれてしまった相棒視点で強盗殺人·轢き逃げ殺人·痴漢冤罪·誘拐の真実が明かされていく短編集。「死神」儀藤警部補の淡々としていながら着実に追い詰めていく過程や相棒達の振り回され振りが面白い。真実の意外性は弱いけど納得出来る。轢き逃げと痴漢冤罪の話が好み。儀藤警部補の外見は地味な小太りのおっさんなんだけど細長いイメージが付き纏ってしょうがない。

2020/09/24

死神こと儀藤刑事は逃げ得も許さないし、相棒も救うし。
ドラマになりそう。ビジュアル的には三宅マンあたりかなぁ。

2020/05/10

無罪となった事件を再捜査する刑事。その事件を担当者を1人相棒に選び、捜査の不備をまざまざと見せつけられる故にその相棒にとっては死神

たしかに無罪になったら事件が終わるのではなく降り出しに戻る訳で、同じ捜査員だと完全にリセット出来ないから他の刑事が捜査するのは当たり前か…など呑気に考えてしまった。

2019/11/09

死神と呼ばれる一匹狼のベテラン刑事がコールドケースを解決していくお話。

表紙の人物が主人公の刑事かと思いきやどうやら全然違う設定でした。
この死神刑事のすごいところは事件ごとに共に捜査をする相棒を指名でき、それがまた拒否権がほぼないというほどの力の持ち主。

なので４つの短編集にて構成されております。

よみやすい作品。
これからが楽しみな一冊。

2019/09/17

（図書館本）お勧め度：☆6個（満点10個）。裁判で無罪になった事件を再度捜査し、新たな真実を見出す刑事「儀藤堅忍」。彼の信条は「逃げ得は許さない」という。4編の冤罪事件を解決に導く推理は見事だけれど、何故か彼の風体から性格やらが「死神」そのもののようである事を強調しているように思うが・・・。内容は4編それぞれが独立していて繋がりはないのだけれど、彼の地味な捜査が輝る事件だと思う。それに付き合わされる相棒の警官も個性がある。ただ、もう少し、ドキドキ、ワクワク感が欲しかった気がするのは、私の気のせいだろうか？

2019/08/19

連作短編。
１つ１つのお話の起承転結がすごくわかりやすく、しかもラストがどれも秀逸で、連ドラを文字で追っているような感覚になって読みました。プロフィールを拝見して納得。ドラマの脚本もお書きになるんですね。

主人公の設定もとても面白いし人物としての魅力もすごくあるので、続編が出たら嬉しいなぁと思いました。

もちろんドラマ化しても面白いと思う。

2019/07/19

無罪が確定した事件の、犯人を捜す部署。
という設定が面白かった。きれいにまとまった連作だなあ。さすが。