TAS 特別師弟捜査員 の商品レビュー
男子高校生が従兄弟の刑事とコンビを組んで謎に迫るお話。実際は有り得ないことではあるけど、ストーリーとして面白かった。事件を調べるため被害者が所属していた部活に潜入するも、その中でちゃんと青春する主人公の姿が良かった。悲しく、切ないラストでした。
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一人の女子高生が転落死する。自殺か事故かはたまた事件か。主人公の高校生といとこの刑事がタッグを組んで真相を突き止める。学園青春物の色合いも濃くて、謎解きよりも文化祭の成功の方に重心があったかな。警察が事件を追ってる様子も欲しかった。
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相変わらずの安定感。今回中山さんが描くのは高校で起きた演劇部員の転落事件。従兄弟の刑事に捜査協力を求められ、必要最低限な情報をやりとりしているうちに、「犯人」が見えてくる…!?
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もともとは日常の謎の方が好みなのだけど、たまにこうした作品を読むとなんだか新鮮。 キャラだてに違和感がなくはなく、けっこう最後の方まで違和感は残ったままだったんだけども、なんでかなぁと考えたところ、主人公のテンションのゆらぎだろうか。高校生なんだから、イベントごとに対して持ち前以上のテンション上がりなんてのはあることだけど、文字で表されない冷静さと情熱の間の振れ幅が大きいからだろうかなと思う。 高校が舞台というのは好きな方なんだけども、こと殺人事件となった場合の「冷静さ」は高校生にしては妙に映るし、かといって探偵役なしにするわけにはいかんし。もしかしたら、その違和感をなんとか払拭させるための振れ幅と言えなくもないのかもしれない。若干人外っぽくしちゃうみたいな。逆に言えば、読者としてはしっかり世界観の中に入り込めているからこその違和感かもしれない。 それにしてもB紙…。同じ岐阜県生まれだったとは(笑)
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学園のアイドルが墜落死した。 事故か自殺か事件か、、、 主人公と従兄弟の刑事がバディを組み解決へと導いていく、、 そんな中、後輩が墜落死、、 演劇部を中心とした学園ミステリー 【ここからは感想※ネタバレ注意】 最初はあらすじを読んで、学校で起きた事件を主人公とその従兄弟の刑事が協力して解決していく、言い方悪いがよくある学園ミステリーなのかなと思い読み始めた。 しかし、読んで行くと、演劇部内の人間関係が深く、また、薬物が関わってきて、、 結末として、主人公は幼なじみ、親友、同志が、、なので、最後に失ったという、そこで、、なんとも言えない感情になった、、けど、主人公の身近な人が、まさかという衝撃で他にはまだ見たことない展開で面白かった。 そして、2件の事件(事故?)が同一犯人ではなく、動機も犯人も共通点はあったものの、、バラバラだということに驚いた。 私的には、、主人公は失ってしまったものは大きいが、幼なじみ、親友、同志の手によって間違いを暴かれた彼女らはよかったのではないかなと思った。 きっと、主人公も罪を犯してしまった彼女らも、学生では学びきれないことをいい事も悪いことも学べたのではないかなぁと、解釈したい。
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学校一の美少女が校舎から転落死、続いて二人目の死者が…。クラスメイトの慎也が従兄で刑事の公彦と捜査を進める。サクサク読める学園者風ミステリーだが後味の悪い読後感ではある。主人公の慎也、演劇の魅力や創作の楽しさ、人間的成長…、得たものは大きかったが失ったものもまた大きい。
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中山 七里さんの学園ミステリー。 学園一のアイドル・雨宮楓(あまみや かえで)が美術室の4階から転落死する。 事故か、自殺か、事件か。 クラスメートの慎也とその従兄弟の刑事・葛城公彦が真相究明に乗り出します。 冒頭からショッキングな始まりで気を惹かれましたが 途中からは捜...
中山 七里さんの学園ミステリー。 学園一のアイドル・雨宮楓(あまみや かえで)が美術室の4階から転落死する。 事故か、自殺か、事件か。 クラスメートの慎也とその従兄弟の刑事・葛城公彦が真相究明に乗り出します。 冒頭からショッキングな始まりで気を惹かれましたが 途中からは捜査と言うより演劇部の活動内容が主体となりミステリー要素は少な目です。 サラサラと読めますが、ライトを通り越して内容が薄い印象。 どんでん返しもあるにはあるけれど動機が弱すぎて共感する事も出来ず読了。 最後の〆も軽すぎて物足りない読後感となり残念でした。
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学園祭ものだが、殺人は起きる。いろいろ設定に無理があるが面白かった。ただ、公立高校に理事長も理事もいないよね。
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ミステリーとしてはイマイチだった。生徒と警察が従兄弟で手を組んで捜査する、、面白そうだったが、結局2人が組まなくても解決できたことだった感じがする。浅はかな結末だった。 個人的には演劇部が文化祭で演じた演目内容が良かった。学園モノらしさが出ていた。
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高校演劇部が舞台。捜査1課の葛城公彦刑事の従兄弟の高校生が主人公。 高校生の男の子を潜入捜査員よろしく、演劇部に入部させて事件解明に繰り出させる設定はちょっと無理くり過ぎるかな。岬洋介みたいに天才人間だとあらかじめ前提としてあれば別だけども。しかしながら、事件とは関係なく、高校...
高校演劇部が舞台。捜査1課の葛城公彦刑事の従兄弟の高校生が主人公。 高校生の男の子を潜入捜査員よろしく、演劇部に入部させて事件解明に繰り出させる設定はちょっと無理くり過ぎるかな。岬洋介みたいに天才人間だとあらかじめ前提としてあれば別だけども。しかしながら、事件とは関係なく、高校生の演劇部の青春物語として読めば、興味深いもので面白かった。ただし、結局のところ、結末の一場面には何となく既視感が。記憶を辿って思い出したのは、岬洋介の高校生時代を振り返った「どこかでベートーベン」。高校青春ミステリとしては、オチは結局このパターンになっちゃうのかな。
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