TAS 特別師弟捜査員 の商品レビュー

中山七里(著者)

2019/01/28

この作家ならではのスピーディーな展開は面白いんだけど…うーん、一人称なのがイマイチなのかなぁ。この主人公の男の子が好きじゃないのかも。もう一つノレなかっま。残念。
犯人？は意外といえば意外。たぶんミスリードだったんだろうけど、目をつけてた人はまったくの見当違いだった。

2019/01/21

面白かった。学園物らしかったので、どうかと思いましたが、テンポもよく、事件の真相も気になりで一気によみすすめました。ラストは、ちょっと唐突だったかな、という印象。

2019/01/09

読む前は、学園、青春ものミステリーでクローズドサークル的な話で犯人は最も主人公に近い人物だと思って読み始めたが、案の定で嫌ミスだった。中山七理の作品では他シリーズの登場人物が微妙にリンクするのがファンとしては見読みどころの一つなのだがそれも無く、淡々と進んでいく。イマイチな作品。

2018/12/22

学校のアイドル的女子生徒・雨宮楓が転落死、しかも楓は大麻常習者と分かり、学校は騒然となる。死の直前、彼女から呼び出しを受けてた主人公・高梨慎也。従兄弟の刑事・葛城公彦から学校内の聞き取りを頼まれ、事件の真相を共に探っていく。彼女が部長を勤めていた演劇部に入り、いろいろ探ろうとしたそんな中、第二の事件が起こる。捜査のため入部した演劇部だったが、自身の書いた脚本が採用され、次第に演劇にのめり込みつつ、事件の真相に迫っていく。犯人はこの辺の人物だろうと予想した通りだった。結末が慎也にとって苦い結末だったなぁと思った。

2018/12/22

性格円満、美人で優秀。誰からも好かれる学園のマドンナが謎のメッセージを残し不可解な死を遂げる。唯一の手掛かりを持つキーマンも後を追うようにこの世を去る。閉ざされた学園の中での事故。隠蔽を図る学校。困難を極める情報収集。干し草の山の中から針を探すような絶望の中、地道な捜査が続く。大変で厄介で、とてつもなく深刻な事件の渦中に放り込まれながらも、あきらめない。自らの才能に気付き目覚め成長していく主人公の姿勢も頗る清々しい。青春ヒューマンドラマでありミステリー。一粒で二度美味しいにまたまた嵌められてしまった。

2018/12/19

学園のアイドルで演劇部の中心的人物だった楓の転落死。その直前に接点のない慎也が声をかけられた事から事件へとのめり込み。従兄弟で刑事の公彦の指示の元、演劇部に潜入捜査のため入部。でもそこで今度は後輩の大輝の転落死。その後は青春テイストが増えるが、小出しに解決へのヒントも盛り込んで最後に落とされた。慎也にとっては自分の才能に気付いたことが救いになるが、自身がその立場ならかなり落ちる。

2018/12/12

どんでん返しの為の最悪の結末をバタバタ用意された感じ。慎也が推理を披露する必要はあったのか。慎也が得たものは失ったものとひきあうのだろうか。ラストの軽さがちょっと…

2018/12/08

まさかの（？）学園ものという意外性はあったがこの著者にしてはオーソドックスな話だった。作品ごとに社会的なテーマがありそれに関する多量な情報も魅力の一つだが今回はあっさりした感じ。主人公も普通の学生。刑事のほうは一癖ありそうだけど。タイトル的にはシリーズ化の予感がしますがどうですかね。

2018/12/03

演劇部所属で人気のある女の子が転落死。自殺か他殺か、同級生の慎也と従兄弟の刑事公彦が謎を追う学園ミステリー。中山さんの作品にしてはいつもの濃さがなかった。タイトルが面白そうで期待して読んだが、事件を捜査すると言うより演劇活動の話がメインになっていて、さしたるスリルもなく淡々としていてミステリーものとしては物足りなかった。ラストに一気に話は進むが真相にそれほどの驚きはなかったのはポイントになる登場人物がそれほど多くなかったからだろうか。

2018/12/03

TASとはなんぞやTEACHER AND STUDENTのこと？今回の事件は高校生の物語、対象はヤングアダルト、昔で言うジュブナイル小説ということになるのかな。しかし慎也君大ショックという事件だった、事件をさて置けばちょっとした青春小説であるが、その青春があまりにも切ない、犯行を犯したものは果たして罪に問われるのだろうか、御子柴弁護士なら無罪を勝ち取れそうな事案のような気がしないではないが。それとこれはシリーズものにする気はあるのかしら、やっぱり高校生でこんな事件に巻き込まれることは滅多にないから無理かな？