赤い博物館 の商品レビュー
解決した事件や未解決で時効を迎えた事件の捜査資料が集まる赤い博物館。そこにある資料を基に再捜査をして隠された真相に迫る連作短編。短編ということもあって結論ありきな印象を受けるところもあったけど、少ない証拠から推論を重ねて解決に導く推理は見事だった。
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ドラマにもなったのね、誰が演じたのかちょっと気になる。謎解きの鍵は全部出てくるから解けそうなもんなんだけど、考えるより先にページ捲っちゃうんだよなー
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イギリスのブラックミュージアムの日本版という設定で興味深かったです。 日本には実在しないようですが、京橋にある警察博物館が近いのかも? 赤い、とは血に濡れた…等々物騒なイメージをしていましたが、赤レンガの建物であることが由来でした! 論理的でフェアプレイな推理ものですがライトな...
イギリスのブラックミュージアムの日本版という設定で興味深かったです。 日本には実在しないようですが、京橋にある警察博物館が近いのかも? 赤い、とは血に濡れた…等々物騒なイメージをしていましたが、赤レンガの建物であることが由来でした! 論理的でフェアプレイな推理ものですがライトなかんじで読みやすいです
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第2篇辺りから自分でも負けじと推理するのだが、本質から外れてしまう。部下の寺田聡と自分が重なる。本当は館長かの緋色冴子並みに推理し本質を見抜きたいのだが。でも読んでいるうち、寺田と同様、当たり前でない推理に走るようになった。これも成長かも。読者を本気にさせるから面白い。
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これの二作目の帯を有栖川有栖さんが書いていて、絶賛していたので買ってみたが意外な展開とあっと驚かせたいという意図が見え隠れして突飛な設定も多くあまり楽しめなかった。 ミステリーはたくさん読んでいる方だけれど… もちろん、あくまで小説はフィクションだからフィクションでいいのだけれど...
これの二作目の帯を有栖川有栖さんが書いていて、絶賛していたので買ってみたが意外な展開とあっと驚かせたいという意図が見え隠れして突飛な設定も多くあまり楽しめなかった。 ミステリーはたくさん読んでいる方だけれど… もちろん、あくまで小説はフィクションだからフィクションでいいのだけれど、「そりゃできなくないだろうけど成立するのは奇跡すぎない?」というトリックが多くて、あまりにリアリティーにかける設定で、それだと私はしらけてしまうのだなと感じた。 キャラクターも謎めいていて魅力的なところはあるけれどトリックの荒唐無稽さを補うにはやや力不足かなぁ。 2作目は読まないことを決定したのでブクログの読みたい!からも削除した。
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読後感 :トリック発表作品かなぁ 満足度:6/10 ペース:3〜4日くらいで読了 短編で読みやすい。ただ、意表を突くトリックを 見せたい思いが強いのかな? 話の設定や展開に やや強引な部分もあり。感情移入しにくかった。
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雪女のような緋色冴子と読者代表のような寺田聡に導かれて、謎解きと犯人当ての面白さを味わった。 短編ながらも、複雑な人間関係が描かれているので、読み応えがあった。 聡の迷推理やトリックの傾向があって、読み進むうちに、謎解きが冴えてきた! と思ったが、最後の解説読んで、作者の術中...
雪女のような緋色冴子と読者代表のような寺田聡に導かれて、謎解きと犯人当ての面白さを味わった。 短編ながらも、複雑な人間関係が描かれているので、読み応えがあった。 聡の迷推理やトリックの傾向があって、読み進むうちに、謎解きが冴えてきた! と思ったが、最後の解説読んで、作者の術中にハマったのか?たぶんハマった!
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警視庁付属犯罪資料館、通称「赤い博物館」の館長である緋色冴子が、部下の寺田聡とともに過去の事件の遺留品や資料を元に未解決で難解な事件を解決する。 この作家さんは、初読み。 かなり高度なミステリであり、難解過ぎる。 ハイレベルである。 全5話あるのだが、どれも分からずにギブ状態...
警視庁付属犯罪資料館、通称「赤い博物館」の館長である緋色冴子が、部下の寺田聡とともに過去の事件の遺留品や資料を元に未解決で難解な事件を解決する。 この作家さんは、初読み。 かなり高度なミステリであり、難解過ぎる。 ハイレベルである。 全5話あるのだが、どれも分からずにギブ状態。 予測不能なトリックに頭がついていけないのだが、頭を使うことが少なくなったせいか…年齢のせいか…。 「炎」と「死に至る問い」の2話は、家族に纏わる事件なので、なんともやりきれない気持ちが残った。 今回は、文庫化されて手に取ったのだが、ハードカバーは知らなくて、2016年と2017年にテレビドラマ化されていたのも知らなかった。 原作と脚本とでは、少し違うのかもしれないが、知らなかったので残念だ。 クールで論理的な冴子の推理には、惚れ惚れする。 シリーズの継続を望みたい。
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※このレビューにはネタバレを含みます
旅のお共として。警視庁付属犯罪資料館、別名「赤い博物館」を舞台とした連作短編集。読みやすくて面白かった。しかしレビュー数が少なすぎじゃないか。もっと人気が出ていい作家さんだと思うけどなぁ。「炎」「死に至る問い」が特に面白かった。
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「赤い博物館」という通称を持つ、警視庁管内で起きた事件の証拠品が集められた犯罪資料館に飛ばされた元捜査一課の刑事と館長の「雪女」が過去の未解決事件を証拠品を元に解決する、というミステリ短編集。 どの事件も意外性のある結末で衝撃だったけれど、一番は「パンの身代金」かなぁ。読んでて...
「赤い博物館」という通称を持つ、警視庁管内で起きた事件の証拠品が集められた犯罪資料館に飛ばされた元捜査一課の刑事と館長の「雪女」が過去の未解決事件を証拠品を元に解決する、というミステリ短編集。 どの事件も意外性のある結末で衝撃だったけれど、一番は「パンの身代金」かなぁ。読んでて一番展開が読めなかった。 雪女こと探偵役の緋色冴子警視は、よくあるタイプのコミュ障だけど頭が切れる、というもの。ワトソン役の元刑事寺田が、優秀ぎみなワトソンなので、寺田の眼を通して読者は新たな着眼点を得られるのが良かった(往々にしてミスリードだったりするのだが)。 続編も楽しみ。
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