1,800円以上の注文で送料無料

インド倶楽部の謎 の商品レビュー

3.6

60件のお客様レビュー

  1. 5つ

    5

  2. 4つ

    22

  3. 3つ

    22

  4. 2つ

    2

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2019/11/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

火村英生と有栖川有栖シリーズ。 あらすじ  神戸異人館の屋敷。神戸で有名なナイトクラブ社長とメンバーが集まって、インドに伝わる前世から未来までを占う快を行う。しかし、後日そのイベントに立ち会った二人が殺害される。実はこのサークルは、前世にインドで知り合いだった人々の集まりだった。殺害された一人、探偵調査所を経営する女性が中心となって現世で再会したという。  本格推理って、謎解きを楽しむ要素が多いから、登場人物の内面とかは深く掘り下げない。その代わり、テンポのいい会話とか、古今東西の本格推理小説に対する尊敬とかが楽しめる。

Posted byブクログ

2019/11/07

作家アリス、13年ぶりの国名シリーズ、らしい。 順不同で読んでいるシリーズなので、ついこの前読んだのが「海のある奈良に死す」で、ポケベルだテレホンカードだビデオデッキだ言ってたのが、今作ではスマホだSNSだとなっていて、彼らは永遠34歳なのに確実に時代は進んでいっているのが面白い...

作家アリス、13年ぶりの国名シリーズ、らしい。 順不同で読んでいるシリーズなので、ついこの前読んだのが「海のある奈良に死す」で、ポケベルだテレホンカードだビデオデッキだ言ってたのが、今作ではスマホだSNSだとなっていて、彼らは永遠34歳なのに確実に時代は進んでいっているのが面白い。本当に長く愛されているシリーズなんだなぁと思いました。 兵庫県警の事件だと何となく嬉しくなる兵庫県民です。地理が分かると面白さが断然違います。野上さん好きなので今回活躍してて嬉しかった。 アリスが過去フィールドワークに立ち会った事件に名前を付けているという設定で、過去作品のタイトルが沢山出てきたので、この作品はまだ読んでないなぁとか、あの話好きだったなぁなんて色々思い出しながら読むのも楽しかった。 インド倶楽部の面々が前世での繋がりを妄信しているところは、一種の洗脳とか集団催眠にかかっているように感じました。端から見るとバカバカしいと思ってしまうし、到底理解はできないけど、当人たちにとっては切実な問題だったんだろう。 かくいう私は何となく輪廻転生はあるんじゃないかなと思っているところがあって、来世から頑張ろうという決意を胸に日々生きてます。

Posted byブクログ

2019/11/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ミステリ小説の場合、普通は無差別殺人は出てこない。 例外はあるけれど、特に長編では。 人を殺すにはやむにやまれぬ理由があり、そこがドラマとして、あるいは謎解きとして描かれるわけだから。 この事件にも「動機」はある。 それにしても、警察の常識では解き明かすのは難しかったこの事件… そんな、小学生のごっこ遊びみたいなものの延長で?という理由なので、私も犯人の心情は理解できない。 しかし、カルト宗教や一つのことを信じてのめり込む人がいるということは分かるし、そういう人たちが起こす、理解に苦しむ犯罪も世の中には多々あるので、そこに気づいた火村が鋭かったと言うべきだろう。 一件落着したと思いきや、ロックを外したらチェーンも掛かっていた…という作り。 犯人の条件の絞り込みも、おおっ!と思わせる。 大人たちよりもしっかりとした、高校生のお嬢さんの言動が清々しい。 若い人は日々生まれ変わっている。 そして、教訓的に読む類の作品ではないのだが、現世の罪を来世に持ち越そうとするものではないという火村の考え方に同感だ。 一生涯、また一世代で決算は済ませるものだと思う。

Posted byブクログ

2019/10/05

国名シリーズ新作が近々くるという事でその前に読み切っておこうと思い読み始めた。面白くなかったわけじゃないけれど正直謎の不可解さに比べたらそれに対する謎解きの部分が釣り合っていないようには感じられた。火村とアリスのコンビを楽しむ事はできたのでそこは満足。

Posted byブクログ

2019/08/13

久しぶりの国名シリーズ。神戸の実業家の自宅で行われるインド好き仲間の例会。今回の目玉は過去未来が全て記されている「アガスティアの葉」後日その参加者が例会で告げられた命日の書かれた手帳と共に死体で発見される。予言が当たったのか?もう一つの事件も含め火村&アリスが解決に挑む。...

久しぶりの国名シリーズ。神戸の実業家の自宅で行われるインド好き仲間の例会。今回の目玉は過去未来が全て記されている「アガスティアの葉」後日その参加者が例会で告げられた命日の書かれた手帳と共に死体で発見される。予言が当たったのか?もう一つの事件も含め火村&アリスが解決に挑む。前世での記憶を共有するという怪しい例会仲間に対しての捜査だからか、いつもと勝手が違う感じが面白かった。謎に対しては誰が可能だったか?だけではなく「何故」が絡んできたのが意外だったけど安定の結末。二人の掛け合いも満載で土地勘ある神戸舞台だし満足満足。

Posted byブクログ

2019/08/04

ミステリ自体が久々で若干躊躇してしまったけれど、読み始めたら止まらなくなってしまった。やっぱりこのコンビが好きなんだろう。 ただ、ミステリとしては冗長に感じる部分が少々。野上さんの秘境くんだりにそこまでページを割く必要を感じない。いや、ほのぼのできてお話としては良かったのだけれど...

ミステリ自体が久々で若干躊躇してしまったけれど、読み始めたら止まらなくなってしまった。やっぱりこのコンビが好きなんだろう。 ただ、ミステリとしては冗長に感じる部分が少々。野上さんの秘境くんだりにそこまでページを割く必要を感じない。いや、ほのぼのできてお話としては良かったのだけれど。

Posted byブクログ

2019/07/06

火村・有栖シリーズ。神戸のお屋敷・インド亭にて開催されるインド倶楽部。インドの占い師に前世、現在、未来の占ってもらうが、数日後、関係者二人が殺される。 前世がらみのお話で、その関係をよく理解していないとついていくのがしんどいところあり。それに最後が、どうもしっくりこない解決で疲れ...

火村・有栖シリーズ。神戸のお屋敷・インド亭にて開催されるインド倶楽部。インドの占い師に前世、現在、未来の占ってもらうが、数日後、関係者二人が殺される。 前世がらみのお話で、その関係をよく理解していないとついていくのがしんどいところあり。それに最後が、どうもしっくりこない解決で疲れ感ありありの読後感。有栖と火村のやり取りや、火村の前世とかの考え方が読めたのは楽しめた。じっくり味わって読みたい人にはいいかもね。いや、私の場合は、前世云々のところで引いてしまったのかも。

Posted byブクログ

2019/06/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

国名シリーズ久しぶりの長編。 予言の葉に書かれている日にちに殺人が起こりさて、とフィールドワーク開始。 いつにも増して色んな人から話を聞き出すシーンが多く、動機でもある行動原理が鍵を握っていたが、なかなか納得出来るかというと難しい。けれど犯罪はこちらの考えの及ばぬ所から起きるものだと思うと何となく腑に落ちる。 子供の扱いが上手い火村に弱いので、今回もにやけて読んでしまった。

Posted byブクログ

2019/08/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

火村とアリスの国名シリーズ。新しいのが出てるんだ、って思って。 前世からすべての運命が記されているというインドのアガスティアの葉。自分のを見ようと神戸にあるインド屋敷にインド倶楽部のメンバーが集まる。自分の葉を探すために、指紋が必要とか怪しげ。そしてこのメンバーの前世はすべてインドでつながってる。なんとなく信じてる。 からの殺人。発端は数十年前の土砂災害でつぶれた旅館。 このシリーズ、ずいぶん前に読んだので、あまり覚えてないが、出たらまた読むと思う。

Posted byブクログ

2019/04/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

前世から自分が死ぬ日まで―すべての運命が予言され記されているというインドに伝わる「アガスティアの葉」。 この神秘に触れようと、神戸の異人館街の外れにある屋敷に“インド倶楽部”のメンバー七人が集まった。 その数日後、イベントに立ち会った者が相次いで殺される。 まさかその死は予言されていたのか!? 捜査をはじめた臨床犯罪学者の火村英生と推理作家の有栖川有栖は、謎に包まれた例会と連続殺人事件の関係に迫っていく! (アマゾンより引用) 動機としてはちょっと弱いな

Posted byブクログ