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インド倶楽部の謎 の商品レビュー

3.6

60件のお客様レビュー

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2019/04/24

前世から自分が死ぬ日まで、全ての運命が予言され記されているというインドに伝わる「アガスティアの葉」この神秘に触れようと神戸の異人館街のはずれにある屋敷に〈インド倶楽部〉のメンバー七人が集まった。その数日後、イベントに立ち会ったものが相次いで殺される。まさかその死は予言されていたの...

前世から自分が死ぬ日まで、全ての運命が予言され記されているというインドに伝わる「アガスティアの葉」この神秘に触れようと神戸の異人館街のはずれにある屋敷に〈インド倶楽部〉のメンバー七人が集まった。その数日後、イベントに立ち会ったものが相次いで殺される。まさかその死は予言されていたのか!?フィールドワークを始めた臨床犯罪学者の火村英生と推理作家の有栖川有栖は謎に包まれた例会と連続殺人事件の関係に迫っていく! 火村とアリスの物語・長編、インドと輪廻転生。今までのシリーズのタイトルやあらすじがポンポン出てくるわアリスと火村の関係性をメタ的に揶揄されるわなんか火村先生の目が開かれるような展開があるわで、お、なんだ何の記念巻だ?まさか最終巻か?と無駄にドキドキしたわ。終わらないよね!?内容的にはワイダニットがメイン?出てくるキャラみんななんかまともで協力的な良い人ばかりだからか、なんか平穏な空気感の一冊だった。いつまでもカレー友でいてください。

Posted byブクログ

2019/03/31

有栖川シリーズが好きなだけにちょっと…感がある。 トリックと思いきや偶然、と言うのは個人的に推理小説を読んでてガッカリする要因の1つ。 今回はトリックらしいトリックもあまりなく、読み物としてはとっても面白いのだけど推理小説として友達に薦めたいかと言われるとそうでも無い。 それ...

有栖川シリーズが好きなだけにちょっと…感がある。 トリックと思いきや偶然、と言うのは個人的に推理小説を読んでてガッカリする要因の1つ。 今回はトリックらしいトリックもあまりなく、読み物としてはとっても面白いのだけど推理小説として友達に薦めたいかと言われるとそうでも無い。 それでも全体的に過去シリーズの思いで話なんかが複数出てきて、有栖川シリーズ好きにはかなり満足でした。

Posted byブクログ

2019/03/18

13年ぶりの国名シリーズ。 港で発見された変死体を調べていくうちに、前世から未来まですべての運命が記されている「アガスティアの葉」のリーディングをしたという会合が浮かび上がる。前世の絆で結ばれているらしいメンバーたちに話をきく火村&アリスだったが… 輪廻転生や前世といったテーマは...

13年ぶりの国名シリーズ。 港で発見された変死体を調べていくうちに、前世から未来まですべての運命が記されている「アガスティアの葉」のリーディングをしたという会合が浮かび上がる。前世の絆で結ばれているらしいメンバーたちに話をきく火村&アリスだったが… 輪廻転生や前世といったテーマは面白いが、この手のものを描くには著者が真っ当すぎてテイストが合わない気がした。内容的には中編くらいでよかったかも。

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2019/02/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

あー…これは疑える人が読んでいるうちに 実をいうと一人しかいなくなります。 しかも犯行理由は… というたぐいなのでキワモノの分類に入るかも。 あるリーディングにかかわったものの中で 起きる連続殺人事件、 そこにはある人が隠し通してきた 事実が見え隠れしてきますが… 出てくる事実はかなりハードです。 でも犯行理由はね… そこを割り切れるかによって評価は分かれそう。

Posted byブクログ

2021/03/17

火村&アリスシリーズ最新作。 ある奇妙な縁で<インド倶楽部>の集まりで、その人の前世から死ぬ日までのすべての運命が書かれているという『アガスティアの葉』の予言が伝えられる。 その後、集まりにいた人が連続して殺されるのだが、その殺された日は予言通りで…。 火村ほど徹底して...

火村&アリスシリーズ最新作。 ある奇妙な縁で<インド倶楽部>の集まりで、その人の前世から死ぬ日までのすべての運命が書かれているという『アガスティアの葉』の予言が伝えられる。 その後、集まりにいた人が連続して殺されるのだが、その殺された日は予言通りで…。 火村ほど徹底して『前世』や『輪廻転生』や『運命』といったものを却下するわけではないが、何となく全体的に胡散臭さを感じてしまって上手く物語に入り込めなかった。 ただこういうものは宗教と同じで信じない者にはどうでも良くても、信じている者にとってはそれが現実ということか。 特にそれで不都合や他人を傷つけるものではないのなら、その上で当人が幸せならそれで良いのだが、さてこの事件の場合は…。 火村がなぜ刑事ではなく犯罪学という研究者になったのか、『統計的分析から犯人の属性を絞り込むのではなく、ピンポイントで突き刺す』手法に至ったのか、その辺は今後も興味のあるところ。 またアリスがこれまでの事件にタイトルを付けてきたその会話も興味深く読んだ。 火村&アリスを毛嫌いする野上刑事もなかなか良い働きをしていた。彼は逆に今後良いコンビになるかも知れない。

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2019/03/06

久々の有栖川有栖。正直、本格ミステリとしての満足度は低い。あとがきを読むと、筆者自身もそのあたりは認識しているようでもあった。そのうえで、物語としての面白さを意識したのだと思う。 前世を占うという冒頭の不可思議な開幕から、次第に明らかになってくる主要人物たちのキャラクター性、ア...

久々の有栖川有栖。正直、本格ミステリとしての満足度は低い。あとがきを読むと、筆者自身もそのあたりは認識しているようでもあった。そのうえで、物語としての面白さを意識したのだと思う。 前世を占うという冒頭の不可思議な開幕から、次第に明らかになってくる主要人物たちのキャラクター性、アクセントを添える容疑者とその娘との心温まる親子愛など、色々と工夫が感じられた。多分、テレビドラマ化したら映える作品だと思う。 自分は、解説にある「俺の興味は狭くて、うるさいよ」型の本格ミステリ好きのため、「火村シリーズ」よりも、どちらかというと「大学生アリス」シリーズのファン。しかし、本書を読んで、筆者のような「本格ミステリ原理主義者」が、内田康夫や西村京太郎といった、大衆ミステリの方向で本気をだしたらどんな作品が生まれるのか、という興味も沸いた。そういう意味で、収穫もある作品だった。

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2019/01/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

図書館より。 久しぶりに国名シリーズ読了。いつの間にかアリスや火村先生のお年を通り越していることにビビる。そして哀しい(笑)。 前世とかちょっとびっくりな話に、おっかなびっくりで読んでいたけど、よく犯人見つけたなぁって感じでした。

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2019/01/06

ダイナミックではないけれど、コツコツ推理を積んでいくのが面白い作品。久しぶりの火村英生シリーズで感激。 長編派の私としては、火村英生シリーズは短編が多くて残念だと思っていたが、今回は長編で良かった。

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2018/12/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ずっとシリーズを読んできているが、今回は途中のトリックが大胆だった反面、ラストの真犯人を暴くあたりが少々拍子抜けに感じた。やはり前世という特殊な題材だったせいかな。長いシリーズなのでたまにはいいけれど。

Posted byブクログ

2018/12/13

久々国名シリーズの長編。前世部分はファンタジーを現世はミステリを両方楽しめる話。密室があるわけでもアリバイトリックがあるわけでもないのに、ちゃんと面白い。カレー食べたくなる

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