ナナメの夕暮れ の商品レビュー
オードリー若林が自分のこれまでの人生においての気付きから、自己分析してるようなエッセイでした。 ナナメからのモノの見方が、ちょっと変わってきている経過を教えてくれている。 印象に残る部分として「内ではなく外に大事なものを作った方が人生はイージーだということ」という点。 その...
オードリー若林が自分のこれまでの人生においての気付きから、自己分析してるようなエッセイでした。 ナナメからのモノの見方が、ちょっと変わってきている経過を教えてくれている。 印象に残る部分として「内ではなく外に大事なものを作った方が人生はイージーだということ」という点。 その外に対して、比べたり、蔑んだり、羨んだりするのではなく、こんな世界もらあるのか、こんな人もいるのかと、外を肯定できた方が、きっと何倍も楽しめるだろうなと思う。 できるだけ、内も外も肯定できるように生きたい。
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正直、前半は少々イライラしながら読んでいた。 この人何故こんなこと書いているのか、と。 ご本人も「あとがき」で書いておられたけれど、今回のエッセイは「青年とおっさんの狭間の不明瞭さ」が如実に表れている。 思春期の頃から物事をナナメにしか見れなかった不器用な若林クンが、おっさんに近づくにつれ少しずつ分かってきたこと… 外のジャッジは必ずしも正しいとは限らないこと。 外のジャッジに気を取られすぎると、自分のジャッジが蔑ろになること。 自分を受け止めてくれる人がこの世に「いるにはいる」ということ。 エネルギーは必ずしも「上」に向けなくてもいいこと。 ネガティブはあり余る体力という現実。 何歳になっても「昨日より伸びしろが広がることがある」ことを発見した若林クン。 自意識過剰な生き辛さから解放され楽になった、と語る若林クンなりの「自分探し」の答えに、若林クンよりちょい上の年代の私もようやくほっとできた。
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始めは、正直めんどくさい人だな、と思った。だけど、読み進めるうちにテレビで見かけると身近に感じるようになった。そして、読み終わったころには完全に好きになっていた。世の中には指輪をねだったり、イルミネーションが見たい女性ばかりじゃないからいい出会いがあると良いなと思う。ネガティブで...
始めは、正直めんどくさい人だな、と思った。だけど、読み進めるうちにテレビで見かけると身近に感じるようになった。そして、読み終わったころには完全に好きになっていた。世の中には指輪をねだったり、イルミネーションが見たい女性ばかりじゃないからいい出会いがあると良いなと思う。ネガティブでマイノリティのようでいて、多くの人の共感を持たれている、いろんな人がいていいのだろう。
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拗らせ具合が自分自身とリンクして、 あーこんなこと考えてるの自分だけじゃないんだ と思うことができました。 「ポジティブに生きるべきだ」 「そんなことをクヨクヨと考えるな」 こんな世間の声に対して 「そんなことは理屈では分かっているよ。 けれど、考えてしまったり、考えたいんだよ...
拗らせ具合が自分自身とリンクして、 あーこんなこと考えてるの自分だけじゃないんだ と思うことができました。 「ポジティブに生きるべきだ」 「そんなことをクヨクヨと考えるな」 こんな世間の声に対して 「そんなことは理屈では分かっているよ。 けれど、考えてしまったり、考えたいんだよ。」 といった生きづらさを抱えている人には 非常におすすめします。 気持ちがクサクサしている時にまた読みたい。
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「合う人に会うために生きて行くという考えに行き着いたとき、人見知りでよかったと初めて思えた」という言葉にグッときた。 ラジオで毒づく若林さんも好きですが、文才も遺憾無く発揮してくれています。
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大体同世代と思ってたら全くの同学年まずそれにびっくりしたし、感受性豊かなそれでいて鋭利な角度からの視線。モノの見方にハッとなる。自分はのほほんと生きてきて同じ職業を志し何から何まで結果として及ばない状況だが同い年としての心境の変化、体力の衰えなど共感出来る部分が少しはあった。やは...
大体同世代と思ってたら全くの同学年まずそれにびっくりしたし、感受性豊かなそれでいて鋭利な角度からの視線。モノの見方にハッとなる。自分はのほほんと生きてきて同じ職業を志し何から何まで結果として及ばない状況だが同い年としての心境の変化、体力の衰えなど共感出来る部分が少しはあった。やはりどう書こうにも嫉妬がにじみ出てくるしこういう書き方も影響を受けているようだが正直面白い。お笑いだけでなく書く方でも周回遅れだ。けどもう負け惜しみだろうと何だろうと気にしない。そういう図太さとこだわりのなさを自分も持っている。もう40歳だから。過去の作品も読んでみよう。
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2018.23rd 一部共感できる箇所あり!自分は人と違うからということで生きづらいと感じる人は読むと楽になれるかも。 エッセイって読んだ後にほんと何も残らないけど、なんか安心感があって好きです! もちろん自分が好きな人が書いたエッセイに限りますけど。
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オードリー若林氏が雑誌「ダ・ヴィンチ」で連載していた人気コラムをまとめたエッセイ第2弾。前作「社会人大学人見知り学部卒業見込」を読んだ後に続けて読むと更に面白い。「考え過ぎでしょ!」と言われがちな人にとっては、大いに共感し、セラピーとなり得る内容だと思う。そうでない人にとっても、...
オードリー若林氏が雑誌「ダ・ヴィンチ」で連載していた人気コラムをまとめたエッセイ第2弾。前作「社会人大学人見知り学部卒業見込」を読んだ後に続けて読むと更に面白い。「考え過ぎでしょ!」と言われがちな人にとっては、大いに共感し、セラピーとなり得る内容だと思う。そうでない人にとっても、自分の内面と向き合うきっかけを与えてくれる示唆に溢れた一冊となるだろう。本書のために書き下ろされた第2章がとても良かった。価値下げによる自己肯定をする人の分析は見事だったし、身の回りの「ナナメ」な人の見方もガラリと変えてしまった。
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面白かった! ぐにゃんぐにゃんにひねくれてるけど中身はとっても熱い、そんな人なんだなあと感じた。 前作も読みたくなった。
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おじさんになって丸くなった、ようで丸くなってない若林のエッセイ本。 前作のエッセイが良すぎて今回も買ったけど 大満足です。 何度でも読み返す。 2018.11.27
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