ナナメの夕暮れ の商品レビュー
お笑いのネタを作る人ってかしこいなー。 それはさておき、男性にも、 めんどくさい人っているんだな。 それでも丸くなってきている様や 意外な趣味が面白かった。 同じめんどくさい者の立場として、 相方さんが羨ましい!
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第2章からが面白かった。 拗らせている自分をここまで晒け出すのはすごいな。 「だいたいわかった」から、自分探しと社会探しは終了。
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若林は、まんま私だ。この本を読んでそう確信した。彼の言葉を借りるなら“合う人”なのだろうと思う。 人生をうまく生きることが出来ない人生音痴で、でもどうにかうまく生きていきたくて、うまく生きられている人を冷笑しながら憧れている。 でも若林は歳を重ねて良い意味で丸くなり、大人のモ...
若林は、まんま私だ。この本を読んでそう確信した。彼の言葉を借りるなら“合う人”なのだろうと思う。 人生をうまく生きることが出来ない人生音痴で、でもどうにかうまく生きていきたくて、うまく生きられている人を冷笑しながら憧れている。 でも若林は歳を重ねて良い意味で丸くなり、大人のモラトリアムを卒業しようとしている。根本的なところで似た人間ではあるけど、同じような焦燥感や絶望感を、もう共有できないのだな、と悲しく思う。 1ページ読むごとに「わたしだな」「わかるわかる」と思いながらも、この“感じ”から少しずつ離れていくのを感じて、読後はもう泣きたくなった。 これだけ悩み続けてくれて、それを文章に残してくれてありがとう。もう自分はここにはいられないけれど、居た場所の肯定をし続けてくれてありがとう。やっぱり若林が同時代にいてよかったな、
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芸人としてこれだけ本音を晒す事は仕事上ネガティブだと思うけど若林さんはそれを貫き通したので率直凄いと思う。なんか共感する箇所が少ないなぁと思って読んでだけど後半でそれが分かった。若林さん、自分より数段ヤバい。壊れないでね。
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若様…泣いてまうわ!!! 私自身も拗らせてる自覚あるけどそれより若林さんの方が全然酷かったから、軽率に分かるわ~とか言えません。その気持ちめちゃくちゃ分かるんだけれども! ともかく、自分のこと、社会のこと、「だいたいわかっ」てよかったです。 武道館行くぞ!!!
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若林さん、TVからの印象とは違うんだなぁと。 第2章からがよかったです。 「偏頭痛2」 ・外のジャッジが正しいとは限らない。 「体力の減退」 ・エネルギーを上に向けられなくなったら終わりではない。正面に向ける方が奥深いかもしれない。 ・何歳になっても昨日より伸びしろが広がることが...
若林さん、TVからの印象とは違うんだなぁと。 第2章からがよかったです。 「偏頭痛2」 ・外のジャッジが正しいとは限らない。 「体力の減退」 ・エネルギーを上に向けられなくなったら終わりではない。正面に向ける方が奥深いかもしれない。 ・何歳になっても昨日より伸びしろが広がることがある。
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前作の「社会人大学人見知り学部 卒業見込み」からの若林さんの変化を感じました。 若林さんと並べるのは畏れ多いですが、自分なりに気づいたことと重なることがあって(歳の頃合いも似ている)、あ~~~そうだよね、と思いながら読み進めました。 ・生きづらさを抱えている ・不器用 ・繊細 ...
前作の「社会人大学人見知り学部 卒業見込み」からの若林さんの変化を感じました。 若林さんと並べるのは畏れ多いですが、自分なりに気づいたことと重なることがあって(歳の頃合いも似ている)、あ~~~そうだよね、と思いながら読み進めました。 ・生きづらさを抱えている ・不器用 ・繊細 ・ネガティブ傾向 ・自意識過剰がち そういった傾向があると自覚がある方には、何か学びがあったり、心がほぐされたりするのではないかと思います。
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いや、これいいんだよなあ。 オードリーのファンってわけではないけどラジオはわりと好きで時々きいてます、程度。 若林さんの文章は真摯に書かれてる感じで安心して読めます。しかも時々唸るくらい鮮やかな一言があったりするんだよなあ。感性のままにすらすら書いたみたいにみえるけど、結構しっか...
いや、これいいんだよなあ。 オードリーのファンってわけではないけどラジオはわりと好きで時々きいてます、程度。 若林さんの文章は真摯に書かれてる感じで安心して読めます。しかも時々唸るくらい鮮やかな一言があったりするんだよなあ。感性のままにすらすら書いたみたいにみえるけど、結構しっかり構成も計算されてる気がする。 んで、何が素晴らしいかっていうと、この本で救われたり楽になったりする人がたくさんいるだろうなあ、というところなの。 だってそんな力持ってる「エッセイ」なんてそうそうないよ。 赤裸々にカッコ悪い自分を晒してみせてくれている勇敢さ、悩んでる過程も克明に描写してくれてる真面目さが良いの。「自分だけじゃない」って共感させてもらえる。 たぶん普段からいろんなことを考え考え生きてる人じゃないと書けない内容だよなあ。 気楽に読み始めたけど、たいへん良かったです…。
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4)学ランの第一ボタンをしめなければいけないのは支配者が効率的に統治するため。支配者に対する忠誠心を示すもので、しめないことは抗議の意思表明になってしまう。 寒い時以外にしめる衣服としての有用性なんて無い。 18)試すってすごく楽しいことなんだ。何かがうまくいく喜びにはそれまでう...
4)学ランの第一ボタンをしめなければいけないのは支配者が効率的に統治するため。支配者に対する忠誠心を示すもので、しめないことは抗議の意思表明になってしまう。 寒い時以外にしめる衣服としての有用性なんて無い。 18)試すってすごく楽しいことなんだ。何かがうまくいく喜びにはそれまでうまくいかない苦しみが必要不可欠だ。隣のサラリーマンがミスショットをしてクラブを地面に叩きつけた。きっとこの人はミスをしに来ているのだろう。うまくいく喜びのために。 29)キャバクラは深夜から友達を呼びつけて気後れする必要もないし、1時間ほど飲んですぐ帰れるのでニーズにピッタリ。 35)なぜ相談されてもいないのに「野心や欲望がないとダメ」と他人に言いたくなってしまう人がいるのだろうか。自分の生き方に自信があり過ぎるのだろうか。それとも無さ過ぎるのであろうか。 45)身の程なんて最後まで知るつもりはない。何かに酔って、現実の輪郭を少しだけぼやけさせ続けながら生きる。 48)若い時にとんがっている理由って男性ホルモンのせいもあるんじゃないだろうか?今の自分があまりイライラしなくなったのは精神的に成長したからだという意識は希薄だ。男性ホルモンの量が落ち着いた方が女の人とコミュニケーションを取れるようになるってなんだか皮肉だな。 52)子供はいい子でいないと親に愛されないというプレッシャーに常に晒されている。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
一人で居てもあまり寂しくないのは、自分と話しているからなのだ。思えば子どもの頃からそうだった。駐車場で蟻の行列を見ながらかなりのテンポの速さで自分と会話していた。高校生の頃はといえば、授業中にぼーっと外を見ながら自分と話していた。大人になってからも飲み会でずっと自分と話していて、先輩に「何一人で黙りこくってんだ。つまらないなら帰れ!」と怒られていた。(p.22) で、僕の結論は「自己否定とまともに闘ったところで勝ち目がない」というものだ。 失恋して何ヶ月も辛い。 何が辛いのか? それは失恋によって自分を責める時間なのではないだろうか。経験上、自己否定は完治を目指すのではなくシャットアウト問いう対処療法が一番有効だ。 シャットアウトに効果を発揮するのは没頭だ。それは、仕事かもしれないし、趣味かもしれない、友達と会うことかもしれないし、アイドルを応援することかもしれない、無料のゲームアプリかもしれないし、筋トレかもしれないし、新しい恋かもしれない。とにかく自分が「楽しい」と思えることで時間を埋めまくるのだ。なるべく金がかからないものがいい(金がかかるものは、そこに付け込んでいるから)。それを何ヶ月も(何年も)続けて、いつのまにやら「あれ?そういえばあんまり考えなくなったな」という時が来ればしめたものだ。(pp.87-88) しくじり先生の貴重な授業の数々で自分の心に一番残ったこと。それは「自分の弱さと向き合うことが一番難しい」ということである。特定の信仰を持つ人が少ないこの国では、自分の弱さを神の視点を通さずに自らの力でじっと見つめるのは難しいのではと感じた。(p.128) “好きなことがある”ということは、それだけで朝起きる理由になる。 “好き”という感情は“肯定”だ。 つまり、好きなことがあるということは“世界を肯定している”ことになる。 そして、それは“世界が好き”ということにもなるという三段論法が成立する。(p.153) 他者への肯定がスラスラ出てくるようになると、不思議なことに誰かを否定的に見てしまう癖が徐々に矯正されていった。 そうなると、自分の行動や言動を否定的に見てくる人が、自分が思っているほどこの世界にはいないような気がしてきた。(中略)世界の見え方は、どんな偉人であれ、悪人であれ、思い込みに他ならない。肝心なのは、“どう思い込むか”である。(pp.156-157)
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