工場 の商品レビュー
「工場」 視点の変わり方とか文章の書き方がなかなか馴染めなくて、?となることもあった。 読み込みが浅いのか私にはあんまり響かなかった。
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工場に働いてる人からすると羨ましい環境。こんなに人がいたらなぁとか考えてしまいました。 近所の人には開かれた工場より見えない方がいろいろ想像していいんですかね?
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3つの作品のうち後半の2つはなんとも言えない展開ながら、何か起こるであろうとの期待感で読めた。実際は何かが解決されスカッとする展開にはならないけど。最初の作品である「工場」が何を象徴しているのか、作者は何を生み出そうとしているのか全くわからないまま。途中誰が何について語っているか...
3つの作品のうち後半の2つはなんとも言えない展開ながら、何か起こるであろうとの期待感で読めた。実際は何かが解決されスカッとする展開にはならないけど。最初の作品である「工場」が何を象徴しているのか、作者は何を生み出そうとしているのか全くわからないまま。途中誰が何について語っているかもわからず、苦行となってしまった。起承転結とか、クライマックスとかなく、どこまでも平坦で、何の印象も残らず。
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働き甲斐は無いけど安定した職を与える工場。疑問を持つことを面倒に思ってやり過ごしているとこうなるのか。。ファンタジーなんだけれども、大企業病の鬱々とした感じはリアルかも。
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会社勤めをしたことある人には容易に理解できるざらつき感。歯車になったままの自分に嫌気が差すが、そこで暴れるより、長いものに巻かれたほうが楽なのもよく分かる。
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「工場」の、淡々としたリアリズムが奇妙なずれの感覚を生んでいくような書き方が職場を描くのにあまりに適していて、いいなあと思った。あと「工場ウ」という命名、字面、存在がよすぎる。
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表題作は複数の視点で語られつつ、時間や場所が前後したり、時にかなり昔の場面が混ざっていたりと、多少読み手にも集中が求められる構成だが、だからこそ何気なく埋め込まれているポイントに気がつくと、小説では直接語られない背景にまで興趣がそそられる巧みな作りとなっている。(後藤氏やイリノイ...
表題作は複数の視点で語られつつ、時間や場所が前後したり、時にかなり昔の場面が混ざっていたりと、多少読み手にも集中が求められる構成だが、だからこそ何気なく埋め込まれているポイントに気がつくと、小説では直接語られない背景にまで興趣がそそられる巧みな作りとなっている。(後藤氏やイリノイさんの来し方行く末など、どうにも気になってしまうではないか。) ガラリと変わってディスカス忌は男3人と女一人ののどこかぎこちない会話を中心に構成されているが、その落ち着いた語り口は良い意味でどこか昭和の名手による小説を思わせる風格がある。
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図書館本 デビュー作。織田作之助賞だそうです。 工場でシュレッダーする人、屋上緑化計画を進める人など。そして灰色ヌートリア、洗濯トカゲ、工場ウ の生物たちが楽しく工場ワールドを広げてくれる。 このほか二つの短編。垢を食べる妻、面白いな。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
改行がなく突然場面が切り替わったり、時系列が変わっていたりして読みやすくはなかったがおもしろい。工場の閉塞的で無機質さが淡々と描かれており不気味さもあれば、森の妖精ズリパンみたいにユニークな表現もありつい笑ってしまうような場面もあった。この作品がデビュー作ということなのでぜひ他の作品もぜひ読みたいと思います。
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これは大変面白かった! 「穴」メタモル。 「ディスカス忌」少女の像がちらつく。 「いこぼれのむし」これはややわからず。
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