最初の悪い男 の商品レビュー

3.9

48件のお客様レビュー

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2018/10/18

40過ぎの変人ともいえる主人公シェリル.妄想の中で,セックスや愛が,9才の時に去っていった隣人の赤ちゃんクベルコ・ボンディの思い出とともに現実となっていく.この不思議な酩酊感がやみつきになって,最後のエピローグで綺麗に昇華する.本当に面白く,見事な小説だ.

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2018/10/06

ミランダ・ジュライ×岸本佐知子さん のコンビは最強ですね! 大好きです。 妄想と箱庭的小宇宙の中で暮らす 中年女性のシェリルのもとに 若くて美人でグラマラスで傍若無人で足の臭いクリーが転がり込んできて 始まる共同生活。 おや?ファイトクラブ? とも思わせるところもあったり… ...

ミランダ・ジュライ×岸本佐知子さん のコンビは最強ですね! 大好きです。 妄想と箱庭的小宇宙の中で暮らす 中年女性のシェリルのもとに 若くて美人でグラマラスで傍若無人で足の臭いクリーが転がり込んできて 始まる共同生活。 おや?ファイトクラブ? とも思わせるところもあったり… とにかく、シェリルの妄想が痛いし なおかつ共感もできるので とても楽しくそして切なく読めましたー。

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2018/10/05

全開のミランダ節が創造したイタくて孤独な妄想中年女の生態に本気で引いたりゲラゲラ笑ったりしてたはずなのに、なんでか彼女の味方になっていた。美人で巨乳でものすごく足が臭い女に徹底的に破壊された彼女の世界が、まさかあんな結末に化けるとは!

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2018/10/04

どうにも空想が侵食してきて、まるで途中から彼女になったようで、とてもシリアスな悩みがあっったのに、一瞬どうでもいいような気になってしまった。 なるようにしかならないし、なるようにもならないかもしれない。

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2018/09/30

ミランダ・ジュライ初の長編小説。 短編と共通するところは色々あるが、本書は長編ということで、より深く色々なことが掘り下げられているように思う。巻末の『訳者あとがき』でも触れられている、主人公の『変化』が面白かった。 (それにしてもこの主人公、序盤はちょっとアレなタイプに描かれてい...

ミランダ・ジュライ初の長編小説。 短編と共通するところは色々あるが、本書は長編ということで、より深く色々なことが掘り下げられているように思う。巻末の『訳者あとがき』でも触れられている、主人公の『変化』が面白かった。 (それにしてもこの主人公、序盤はちょっとアレなタイプに描かれているが、めっちゃ心広いよな……)

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2018/09/06

恋愛、幸せ、理想の人生、そういうものを思い描く時、抗い難いほど固定観念に捕らわれていたことを思い知らされた。シェリルの重ねる妄想と行動、やがてそれを一枚づつ捨て去り現実と向き合う。その時に人生は何度も輝くのだ。そこには無駄もなく近道もない。この物語はあらゆる人々に捧ぐ人生賛歌だ。

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2018/09/04

ミランダ・ジュライの初めての長編は、意外にも?しっかりした構造を持つ、物語らしい物語だった。ちょっとジョン・アーヴィングの読後感を思い出したりした。 最初クスクス笑いながら読んで、途中から切なくなってくる。 『いちばんここに似合う人』とも『あなたを選んでくれるもの』とも全く違...

ミランダ・ジュライの初めての長編は、意外にも?しっかりした構造を持つ、物語らしい物語だった。ちょっとジョン・アーヴィングの読後感を思い出したりした。 最初クスクス笑いながら読んで、途中から切なくなってくる。 『いちばんここに似合う人』とも『あなたを選んでくれるもの』とも全く違うことに挑戦しているのが素晴らしい。

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2019/01/01

レビューはこちらに書きました。 https://www.yoiyoru.org/entry/2018/08/26/000000

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