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冷たい檻 の商品レビュー

3.5

36件のお客様レビュー

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2023/10/31

とても面白かったです!読み進めるうちにゾワゾワとした不穏さが纏って、どうか悲しい結末になりませんようにと祈りながら読みました。利権にまみれた大人たちの世界の犠牲者が、お年寄りや子供たちといった救われない社会構造がやるせなさを倍増しました。施設で働く職員にまともな大人がいてくれたこ...

とても面白かったです!読み進めるうちにゾワゾワとした不穏さが纏って、どうか悲しい結末になりませんようにと祈りながら読みました。利権にまみれた大人たちの世界の犠牲者が、お年寄りや子供たちといった救われない社会構造がやるせなさを倍増しました。施設で働く職員にまともな大人がいてくれたことも良かった。結末も「良かったね良かったね」と心から思いました。失われた年月は取り返せないとしてもそれを埋めるだけの未来があることを願います。

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2023/10/05

悪くはない、最後まで読めた でも、安直すぎる気がしたー 面白いけど。 大人は子どもが思ってるより、ちゃんと見てると思うし、もっとボロが出てるはずで、そんなに簡単にいかないでしょーーーといろいろ突っ込んでしまった。

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2023/09/19

読む前は登場人物多すぎ!と読む気失せかけたが軌道に乗ってくると頁を捲る手が止まらないこと止まらないこと。面白かった。伊岡さんの本巡ろう。

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2023/06/21

調査官樋口のキャラクターに惹かれました。 他著書ですが、太田愛さんの作品に出てくる好きな登場人物に重なりました。個人的にですが。

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2023/05/17

最初の設定や人物描写が鮮やかで吸い込まれていったけど、徐々に減速してしまった感じがする。 広げる風呂敷は面白くて不気味さも相まってワクワクしたけど、終盤がどうもあんまりやったかな。 深見やら、駐在からどうやって運ぶのとか、村長のくだりとかいるの?とかしっくりこない展開と、オチもち...

最初の設定や人物描写が鮮やかで吸い込まれていったけど、徐々に減速してしまった感じがする。 広げる風呂敷は面白くて不気味さも相まってワクワクしたけど、終盤がどうもあんまりやったかな。 深見やら、駐在からどうやって運ぶのとか、村長のくだりとかいるの?とかしっくりこない展開と、オチもちょっと無理あるかなと感じてしまった。

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2023/02/12

ずっしりと読み応えのある472ページ。 登場人物が多い事もあり何度も冒頭の「主な登場人物」を確認しながらの読書でした。 途中まで中々ペースが上がりませんでしたが タイトルの「冷たい檻」の意味が解った中盤以降はペースアップ。 複合型ケアセンター(にじ・みらい・かもめ)に潜む謎...

ずっしりと読み応えのある472ページ。 登場人物が多い事もあり何度も冒頭の「主な登場人物」を確認しながらの読書でした。 途中まで中々ペースが上がりませんでしたが タイトルの「冷たい檻」の意味が解った中盤以降はペースアップ。 複合型ケアセンター(にじ・みらい・かもめ)に潜む謎が解明されて行く様は パズルのピースが少しづつ埋められて行く感覚を味わいました。 臨床実験とは名ばかりの、許されない人体実験によって生み出された 子供達の猟奇的な行動には胸が苦しくなった。 心地よい物語ではないけれど、光の見えるラストに救われた作品。

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2022/03/03

初めて読む作家さん。 冒頭の事件に引き込まれて読むことに。 地方都市のさびれていく長閑な風景には似つかない、禍々しい事件の予感。 一つ一つは小さな、子供のいたずらのような事件が隠していた大きな事件。 暴力的で読みたくない部分もあった。 痛い描写や病的にイッちゃってる人の描写は苦手...

初めて読む作家さん。 冒頭の事件に引き込まれて読むことに。 地方都市のさびれていく長閑な風景には似つかない、禍々しい事件の予感。 一つ一つは小さな、子供のいたずらのような事件が隠していた大きな事件。 暴力的で読みたくない部分もあった。 痛い描写や病的にイッちゃってる人の描写は苦手。子供が可哀想なのも苦手。 パンドラの函に希望が残ったように、最後に訪れた出会いが幸せな予感をくれて、読後感は悪くない。 冒頭の事件が回収されるのも嬉しい。

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2022/01/25

元警官だった男が、ある組織の調査官として 失踪した元駐在警官の調査をしに村にやって来る。 そこには廃墟になりつつあるタウンと呼ばれる ショッピングモールと、巨大な複合福祉施設が 場違いに佇んでいた。 利権と政治、福祉施設で行われていた子供への 薬の人体実験そこから見えて来る幾つも...

元警官だった男が、ある組織の調査官として 失踪した元駐在警官の調査をしに村にやって来る。 そこには廃墟になりつつあるタウンと呼ばれる ショッピングモールと、巨大な複合福祉施設が 場違いに佇んでいた。 利権と政治、福祉施設で行われていた子供への 薬の人体実験そこから見えて来る幾つもの 不可解な死、殺人が人間関係を絡めて 巧妙に話しが進んで行く。 最初の刑事の子供の誘拐事件も、最後に突然新展開 があるが無理矢理感がある気がする。

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2022/01/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

今年一冊目の読了本。 幼児と働き年齢の世代以外の、いわゆる訳あり人を様々な理由をつけて収容し、無料で面倒をみる施設。 それも経営が成り立たなくなったかんぽの宿の跡地に作り上げる。 これでその施設が上手く機能すれば万々歳なのだが、世の中そうはうまくいかない…。 中国資本や欲に目がくらんだ政治家たちと、彼らに利益を取られてはならないと立ち向かう人たちが様々な思惑を繰り広げる。 著者の伊岡瞬さんという人は知らなかったが、中々面白い一冊だった。

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2022/01/05

面白かった 587ページと長編だったが、2日で読み終えた 樋口透吾、元警察官が、民間の調査会社で働く、上はお偉いさんらしく、どんな現場でも顔パスで入れる ある施設、岩森の丘 小学生、青年、老人の3つに分かれた建物で新薬を開発する人体実験が行われていた、栄養剤と称して飲まされる薬に...

面白かった 587ページと長編だったが、2日で読み終えた 樋口透吾、元警察官が、民間の調査会社で働く、上はお偉いさんらしく、どんな現場でも顔パスで入れる ある施設、岩森の丘 小学生、青年、老人の3つに分かれた建物で新薬を開発する人体実験が行われていた、栄養剤と称して飲まされる薬には覚醒剤のようなものも入っていた。 数々の殺人、犯人は小学生。 樋口の息子と、最後対面できてのも嬉しい。 先が読みたくなるし、ハッピーエンドで終わって良かった

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