冷たい檻 の商品レビュー
17年前に息子を拐われた元警官が、何もない田舎町で起こる謎の失踪事件や老人転落事件を上司からの指示で探るうちに驚くべき真相が見えてくるミステリー小説。 面白くないことはないのだけど、いまいちしっくりこないところも多い。シンの過去は中途半端だし、利権争いをしていた深見はなんだった...
17年前に息子を拐われた元警官が、何もない田舎町で起こる謎の失踪事件や老人転落事件を上司からの指示で探るうちに驚くべき真相が見えてくるミステリー小説。 面白くないことはないのだけど、いまいちしっくりこないところも多い。シンの過去は中途半端だし、利権争いをしていた深見はなんだったのか、樋口の上司のカラスは何者で過去に何かあったのか、すっきりしない。何かの続編だったのかな?と何度か検索してみるも違うみたいだし。
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本当に知りたい物語は、この後から始まるのかもしれない。少年の心の中にある「兵器」としての心ゆえに。しかし、革命戦士という設定には、やや驚いたな。
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読んでみて一番心揺さぶられたのは、冒頭のあの3分未満の結果でした。 読み進めやすいけれど、終盤の印象が個人的に弱かったです。でも他の作品も読みたいと思いました。
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私的にはハズレ無しの伊岡先生の本。 しかもこの厚み(*´▽`*) 私は長編が兎に角大好物。この厚みからも期待感が半端ない(*^-^*) プロローグ。場面は遊園地。 いきなり刑事の息子が誘拐されるところから物語がスタートする。 時、場面はガラッと変わり、北陸の駐在所から物語...
私的にはハズレ無しの伊岡先生の本。 しかもこの厚み(*´▽`*) 私は長編が兎に角大好物。この厚みからも期待感が半端ない(*^-^*) プロローグ。場面は遊園地。 いきなり刑事の息子が誘拐されるところから物語がスタートする。 時、場面はガラッと変わり、北陸の駐在所から物語が始まる。 その駐在所では、過去に警察官が失踪している。 県警本部から派遣された調査官・樋口透吾が、失踪した警察官の後任の駐在・島崎巡査部長と共に失踪の謎を追う。 過去に発生した事件や事故が、村に存在する大型複合福祉医療施設に関係していると気づく。 ちょっとハードボイルドチックだが、女性にも十分読み易い。 主人公の樋口は、最初は横柄で嫌な人間のような気がしたが、次第に島崎巡査も懐いていき、魅力的に見えてくる。 大型ショッピングセンターや、福祉医療施設、色々な利権が複雑に絡む、政治的な結末かと思いきや! 読み易さと物語の面白さで、一気読み(*^-^*) なかなかにワクワクドキドキされられた。
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1人の失踪警官を追う主人公の調査官が、失踪した田舎町での利権に絡む怪しげな老人、青年、少年の合同施設で起こる不可解な事件を洗ううちに、その事件の裏に潜む陰謀に至り、真相が明らかになっていく展開です。主人公の過去に自分の子供を拉致される事件の真相も明らかになり、そこは小説ならでは強...
1人の失踪警官を追う主人公の調査官が、失踪した田舎町での利権に絡む怪しげな老人、青年、少年の合同施設で起こる不可解な事件を洗ううちに、その事件の裏に潜む陰謀に至り、真相が明らかになっていく展開です。主人公の過去に自分の子供を拉致される事件の真相も明らかになり、そこは小説ならでは強引な結びつきを感じましたが、そこそこ面白い内容の小説だと思います。
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北陸地方にある村の駐在所から警察官が失踪した。 県警本部から派遣された調査官・樋口透吾は、後任の駐在・島崎巡査部長と共に失踪の謎を追う。 そして、過去に発生した事件や事故が、村に存在する大型複合福祉医療施設に関係していると気づいた。 「施設」に収容されている人々は、認知症の老人、...
北陸地方にある村の駐在所から警察官が失踪した。 県警本部から派遣された調査官・樋口透吾は、後任の駐在・島崎巡査部長と共に失踪の謎を追う。 そして、過去に発生した事件や事故が、村に存在する大型複合福祉医療施設に関係していると気づいた。 「施設」に収容されている人々は、認知症の老人、問題を抱える小中学生、更生が必要な若者たちのみ。 経営母体は世界的巨大資本の製薬会社。 それに群がる日本政官財の黒い欲望と闇。 そして子どもたちの間で囁かれる「アル=ゴル神」。 この村で、一体何が起きようとしているのか。 二人の捜査が難航する中、さらに凄惨で不可解な殺人事件が発生した。 連鎖しながら加速する事態は、樋口自身の過去にも繋がっていく―。 (アマゾンより引用) こわい… もしかしたらどっかではこういうことが起こってるのかもしれないけど、ホントにあったら怖いな
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真壁刑事の痣が面白かったので、店頭で伊岡さんの新刊?と思って即購入。 分厚さに躊躇したのも忘れるほど、読み始めると止まらなかった。 何もない田舎として始まるには事件多過ぎ。 問題にならないほうがおかしいだろと言いたいのだけど、それよりも続きが気になる。 政治とカネ、利権絡みのところは早々にわかるのだけど、それを踏まえて何が起きてるのか? 特養の老人、前科ありの青年、保護児童相手にとか製薬会社怖すぎ。 子供が興奮状態のいわゆる覚醒しているあたりはほんとに怖かった。 終盤、ああこの子がそうかと読む側にはわかっちゃったけど、どうするのかな?と思ってたら、 最後は、あら?そんな簡単に?とも思わなくもないけど、会えて良かったし、まあそこではないかとも思う。 とにかく読みごたえ充分。すごく面白かったです。
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なかなかの長編。でも伊岡さんの話は登場人物の設定がしっかりしているので、これ誰だっけ?と思うこともなくスラスラ読めます。 まさかぶどうが最後に繋がるとはね。
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長編。 図書館の返却期限が迫ってたとの読み終えれるかなと思ったけど スラスラ一気に読めた。ほんと、伊岡さんの本は読みやすい。 ただ、今回は長編だけに内容は難しめの題材。そしてテーマが多い。 過疎、高齢化、児童虐待、少年法、政治に海外企業の進出、他にもあったような。。 テーマが多い...
長編。 図書館の返却期限が迫ってたとの読み終えれるかなと思ったけど スラスラ一気に読めた。ほんと、伊岡さんの本は読みやすい。 ただ、今回は長編だけに内容は難しめの題材。そしてテーマが多い。 過疎、高齢化、児童虐待、少年法、政治に海外企業の進出、他にもあったような。。 テーマが多いだけに広く浅くな感じで、長編の割には物足りなさが残った。 ただ、最後は涙。息子ものには弱い。
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お話自体は面白いのだけれど。 テーマの大きさと登場人物の多さを描ききれていない。 冒頭の話がメインかと思うけど、深く描かれていないぶん、ご都合主義に感じてしまった。
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