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日本型組織の病を考える の商品レビュー

4.2

36件のお客様レビュー

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2019/01/05

村木さんの自伝みたいな一冊。官僚への愛あるメッセージが多いので、残業とバッシングに疲れた官僚には、ありがたい応援歌なのでは。 郵政不正事件や、村木さんの官僚人生については、ドラマチックに描かれている。「よくぞ、そんな逆境を切り抜けられたな」という尊敬の念しか湧かないし、家族や同僚...

村木さんの自伝みたいな一冊。官僚への愛あるメッセージが多いので、残業とバッシングに疲れた官僚には、ありがたい応援歌なのでは。 郵政不正事件や、村木さんの官僚人生については、ドラマチックに描かれている。「よくぞ、そんな逆境を切り抜けられたな」という尊敬の念しか湧かないし、家族や同僚への感謝の言葉が続くのが印象的。 4章「公務員はこれからどう生きるか」は、あまり得心しないことが多かった。特に、今行政にいる人たちに「自分の仕事は企業がしていることをスケールアップすることだ」なんて思って欲しくない。行政の役割は、民のポテンシャルを最大化するための環境を整備することだったり、手放しでは民ではできない市場の失敗を補完することだったりするはず。

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2018/12/29

検察の怖さと、この人の運の良さ。人の良さ。割り引いて考えないといけないだろうが、素直によくここまで来たんだろうって、まずそれを感じた。 日本型組織についての考察はそんな深いものではない。 この先も一生懸命生きていかれるんだろう。

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2018/10/14

「社会の責任」それぞれの問題で、当然個人の責任となる部分もあるが「社会の責任」も存在する。 本書の前半部分は、郵便不正事件についてのことが詳細に記されている。 第1章「国家の暴走に巻き込まれ日」 第2章「拘置所で目にした日本社会の陰」 第3章「日本型組織で不祥事がやまない理由」...

「社会の責任」それぞれの問題で、当然個人の責任となる部分もあるが「社会の責任」も存在する。 本書の前半部分は、郵便不正事件についてのことが詳細に記されている。 第1章「国家の暴走に巻き込まれ日」 第2章「拘置所で目にした日本社会の陰」 第3章「日本型組織で不祥事がやまない理由」 後半は村木さんがどういう生き方をしてきたのかが綴られている。 今起こっている官僚による文書改ざんや、隠蔽問題等、それらを紐解く何かしらのヒントが有るのではないかと思い、手にとった一冊だったが、読み終わってどうだったか。紐がほどけていく部分もあれば、より絡まってしまった部分もあったように感じた。

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2018/10/12

読了。凄い人だなと感じた。前にこの著者の本を読んだことが、あるかなと思ったが記憶違いであった。子育て関連の対談本で読んだかもしれない。キャリア官僚で、あっても冤罪事件に巻き込まれる世の中の理不尽さを感じた。正義でなく、誠実さが最後には勝つのかなと思った。

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2018/09/30

高級官僚ではあったがそういったことを微塵も感じさせない柔らかい語り口と、そうではあるがなすべきことを強い信念を持ち続けておられるという点に強く心を惹かれる。 事務次官まで勤められたのだから通常は「あがり」で、あとは悠々自適に一流企業の顧問やアドバイザーにでも、、、となるのが普通...

高級官僚ではあったがそういったことを微塵も感じさせない柔らかい語り口と、そうではあるがなすべきことを強い信念を持ち続けておられるという点に強く心を惹かれる。 事務次官まで勤められたのだから通常は「あがり」で、あとは悠々自適に一流企業の顧問やアドバイザーにでも、、、となるのが普通だとは思うが、未だにバイタリティを持ち続けて精力的に活動されているのは素直にすごいと思わせるものである。 位やポストを求めるのではなく「何をなすべきか」を明確に意識していることをひしひしと感じ、また、人間的魅力も溢れている。 働く人全てのロールモデルになり得るという点でも、生き方を模索するという点でも、この本は万人にお薦めできるのは間違いない。出会えてよかった、と強く思わせる1冊。

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2018/09/04

先が読めない、変化が早い時に、一人のリーダーに変革をゆだねるのはリスクが高すぎます。 組織の一人ひとりが有るべき方向性を主体的に考えることのできる組織を作ることです 失敗の科学 マシューサイド 0を1にするのはNPOの力。理論武装して1を10にするのは学者の力。ペイする範囲内...

先が読めない、変化が早い時に、一人のリーダーに変革をゆだねるのはリスクが高すぎます。 組織の一人ひとりが有るべき方向性を主体的に考えることのできる組織を作ることです 失敗の科学 マシューサイド 0を1にするのはNPOの力。理論武装して1を10にするのは学者の力。ペイする範囲内で10を50にするのは企業の力。そして誰もが利用できるよう50を100にするのは行政の力 塩野七生 ローマから日本が見える

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