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マリー・アントワネットの日記 Ⅱ Bleu の商品レビュー

4.1

36件のお客様レビュー

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2024/03/10

IのRoseと比べると爆発力はないけれど、怒涛の歴史的展開にハラハラドキドキ。改めて今の平和な時代に生きていることに感謝。

Posted byブクログ

2024/01/07

面白くて一気読み。フェルセンとの恋も陛下との愛も女に対する押し付けへの反骨も最高で……Roseでの王太子とのすれ違いにやきもきしてたけどあのときはそれでよかったのかも。

Posted byブクログ

2023/06/18

三十路を過ぎてもギャル語を貫くとは。イタイタしい?そうしなければ話しが重いのか。ルイ16世がもう少し自発的に動く人だったら。アントワネットにもう少し周りをみる余裕があったら。

Posted byブクログ

2022/12/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

オヴォワーを最後に使った、マリーアントワネットに深く手を振りたい。 フランス語では「サリュー」と「オヴォワー」と「アデュー」の3つが「さようなら」っていう感じの意味をなすらしいんだけど、 「サリュー」はじゃあね〜 「オヴォワー」はまたいつか! 「アデュー」はさようなら。(永遠の別れみたいな) って感じ。死刑台に立つ前にオヴォワーを使ったトワネット。うん、こりゃまた読みに来るしかねえなって感じ。 この人と、ルイ16世、それ以外の人たちもそうだけど、とんでもない人生を歩んでるなって思った。まじで濃すぎて、自分の人生がちっぽけに見えちゃうくらい。 慣習と陰謀が漂い、暇ゆえに意味わからん噂が漂うヴェルサイユ。マジでこんなところで生活したくねえ。そう思うけど、多分マリーアントワネットは思う存分楽しんだと思う。それ故にやりすぎちゃったと思う部分もあるけど、少なくともこの小説を読む上では、彼女を嫌いにはなれなかった。 貴族とか、王族とか、そういった「自分が不幸になるとは思っていない」人々の話だというのすごく伝わってきたし、リアルすぎて色んな登場人物を嫌いになり、色んな登場人物を大好きになった。まじパない。 歴史って、奥深いというか、知らないのは損やなって思った。一筋縄では行かない日々だけど、今の生活の発端ともなったであろうフランス革命について、違った視点から見れる良作だと思う。 感動とか、悲しみとか、あぁトワネットよ……みたいな上手く定まらない心持ちだけど、言えることは読めて本当に良かったということ。ベルばらとか、その辺のやつ全然読んだこと無かったけど、読んでみようかな〜なんて思ったりしました。以上 あ、ルイ様推してます。

Posted byブクログ

2022/09/29

とことん現代語&マリーアントワネット視点で綴られる日記を読んでいくと、悲劇のフランス王妃が、かわいいものと楽しいことが大好きで、ファッションに夢中で、こなれた感じの悪い先輩に憧れて、恋愛に一喜一憂して、傲慢で浅はかで、だけど繊細な、要するに普通のイマドキの女の子にしか思えなくなっ...

とことん現代語&マリーアントワネット視点で綴られる日記を読んでいくと、悲劇のフランス王妃が、かわいいものと楽しいことが大好きで、ファッションに夢中で、こなれた感じの悪い先輩に憧れて、恋愛に一喜一憂して、傲慢で浅はかで、だけど繊細な、要するに普通のイマドキの女の子にしか思えなくなってくる。 調子には乗りすぎたアントワネットだけど、その代償が、夫や友達皆殺しの上で斬首だなんて、いくらなんでもオーバーキルすぎる。 マリーアントワネットは、憎悪をぶつけてくる群衆に自分のことを「知らないからこそ嫌えるってこともあるのかもしれません」と思う。 確かに今でも、芸能人や、皇族や、ちょっと気に食わない親族や同僚なんかへのヘイトは燃え上がりやすく、それも彼らのことをよく知らないからこそなのかもな。自分も身につまされた。 ラスト、見せしめのように迫害され、悪口を言われまくる中で、最後までへつらわず、毅然とした態度で凛として前を向いていた気位の高さは、本当にかっこよかった。とっても魅力的。 実際に「軽やかなステップで断頭台を駆け上がって」みせていてほしいなと思った。

Posted byブクログ

2022/07/12

前作Roseで少し慣れたのか、今作はさほどつまずかずに読み切れたと思います。読み終えて楽しかったなぁ~と感じました。マリーアントワネットの明るくて前向き、物事をプラス思考にとらえることができるのは特技といってもいいかと思います。落ち込むことはあっても、王妃のプライドでそれを周囲の...

前作Roseで少し慣れたのか、今作はさほどつまずかずに読み切れたと思います。読み終えて楽しかったなぁ~と感じました。マリーアントワネットの明るくて前向き、物事をプラス思考にとらえることができるのは特技といってもいいかと思います。落ち込むことはあっても、王妃のプライドでそれを周囲の人に悟らせない…周囲の人や、読み手はマリーアントワネットに親しみを持つことができます。さすが、吉川トリコさんです!

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2022/06/21

これは…ワクワクドキドキボロ泣きの冒険小説です! 中編あたりで、プチトリアノンの贅沢な環境に怒りを覚え、フランスを捨てて逃げる描写に、結果がわかっていながらもハラハラドキドキし、Aとの最後のロマンスに、ちょっとちょっとf^_^;と焦りながら微笑ましく思い、最後の陛下との別れや断頭...

これは…ワクワクドキドキボロ泣きの冒険小説です! 中編あたりで、プチトリアノンの贅沢な環境に怒りを覚え、フランスを捨てて逃げる描写に、結果がわかっていながらもハラハラドキドキし、Aとの最後のロマンスに、ちょっとちょっとf^_^;と焦りながら微笑ましく思い、最後の陛下との別れや断頭台へ向かう描写にはもうボロ泣きし… なによりこれがトワネットの頭の中の日記だったことにびっくりし! 漫画みたいな表紙に騙されることなかれ!ギャル語を侮るなかれ! なかなか面白い本ですよこれは☆

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2022/05/21

夫がフランス国王となり、王妃となったトワネットちゃん。少しは落ち着くのか、と思っていたら前半はパワーアップして贅の限りを尽くしてました。カードでの負けっぷり豪快過ぎる。でも若い身で何かに嵌まってしまったら歯止めきかないよなー。しかもストレス満載の生活の中ならなおさら。そう思うと時...

夫がフランス国王となり、王妃となったトワネットちゃん。少しは落ち着くのか、と思っていたら前半はパワーアップして贅の限りを尽くしてました。カードでの負けっぷり豪快過ぎる。でも若い身で何かに嵌まってしまったら歯止めきかないよなー。しかもストレス満載の生活の中ならなおさら。そう思うと時代が違ったら彼女には別の明るい道があったかもしれないと考えてしまう。逆に「A」との恋は通俗的になってしまったのかもしれないけど。ルイ16世もしかり。心が通い合うの、通常ならそこからいい家庭が築けたかもしれないけど遅すぎや!革命が起きてからの史実は確定しているのにパリからの脱出は成功して欲しいと願ってしまった。最期まで胸を張って歩く姿は悲しく眩しい。視点が違う「ベルばら」読み返したくなった。

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2022/05/11

日本史、世界史、歴史全般が苦手だが、話言葉の日記なので、楽しくわかりやすく読めた。 マリーアントワネットという名前を知っていても彼女の人生はまったく知らなかったので勉強になった。 最後はとても切なく、もう少しマリーアントワネットについて知りたくなった。

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2022/04/28

おちゃらけキャラは前作と変わらないけど、最後の運命に向かってひたひたと忍び寄る暗い影に、胸が押し潰されそうになった。 家族や友人との壮絶な別れ。特に夫(ルイ16世)の処刑が決まり、子どもとも引き離されるシーンでは、おちゃらけキャラは消え去って、ただ淡々とした文章に。 この本を読む...

おちゃらけキャラは前作と変わらないけど、最後の運命に向かってひたひたと忍び寄る暗い影に、胸が押し潰されそうになった。 家族や友人との壮絶な別れ。特に夫(ルイ16世)の処刑が決まり、子どもとも引き離されるシーンでは、おちゃらけキャラは消え去って、ただ淡々とした文章に。 この本を読むまで、マリーアントワネットは華美なことが大好きだった人、くらいにしかイメージがなかったけど、この本を読み終わってからは、フランスや家族のために弱さを見せず、不当な圧力に屈しなかった女性という印象に変わった。 辛い…

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