邪馬台国は「朱の王国」だった の商品レビュー
北海道のぞく朱産地の鉱床群=九州西部、九州南部、阿波、大和。 水銀鉱山だけでなく金・マンガン鉱山も水銀があった可能性大。 朱の採掘にかかわった丹生氏、伊都国の王族から大分の丹生郷や紀伊の丹生氏となる。 神武東征ルートと金山・朱産地の位置が重なる。 丹生の川上での神事、水を用いず飴...
北海道のぞく朱産地の鉱床群=九州西部、九州南部、阿波、大和。 水銀鉱山だけでなく金・マンガン鉱山も水銀があった可能性大。 朱の採掘にかかわった丹生氏、伊都国の王族から大分の丹生郷や紀伊の丹生氏となる。 神武東征ルートと金山・朱産地の位置が重なる。 丹生の川上での神事、水を用いず飴を作る=朱を加熱して硫化水銀をつくる。 神功皇后、丹生と誕生。巨大古墳の財政的裏付けが中国との朱貿易。
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硫化水銀とか朱とか丹生とかでこれだけ考察できるんだ。専門家ってすごい。元々はシナバーとバーミリオンってどう違うの?って疑問からたどり着いた本書でしたが、残念ながらそう言う話題は出てきませんでした。どっちかって言うと歴史寄りの書籍ですー。
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2020/06/26:読了 邪馬台国の時代、「朱」=硫化水銀が、日本から中国に輸出されていた、という仮説に基づいて、邪馬台国の時代を説明しようとした本。 それなりに、説得力もあり、面白かった。朱、丹、辰砂などと呼ばれていた硫化水銀。 錬丹術の丹。徐福の不老不死などもあり、何か日本...
2020/06/26:読了 邪馬台国の時代、「朱」=硫化水銀が、日本から中国に輸出されていた、という仮説に基づいて、邪馬台国の時代を説明しようとした本。 それなりに、説得力もあり、面白かった。朱、丹、辰砂などと呼ばれていた硫化水銀。 錬丹術の丹。徐福の不老不死などもあり、何か日本にあったんだろうなぁと思った。
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読み切るのに随分かかってしまった。朱の歴史を追っていけば古事記や日本書記の記述に連なるという発想で、最初はなんだか妄想を書き連ねているだけなんじゃないかなと思うような雰囲気だったのに、指摘されていることの羅列が何かを物語っているような、真実味のありそうな印象があった。 19011...
読み切るのに随分かかってしまった。朱の歴史を追っていけば古事記や日本書記の記述に連なるという発想で、最初はなんだか妄想を書き連ねているだけなんじゃないかなと思うような雰囲気だったのに、指摘されていることの羅列が何かを物語っているような、真実味のありそうな印象があった。 190114
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日本の古代史を「朱」(辰砂、水銀)をキーワードに読み解く。 そうすると、すべてがなんだかするすると。 古代史好きなら、ひっかかる「邪馬台国」「卑弥呼」はもちろん、 「伊都国王の豪華すぎる墓」とか、「なぜ神武は東征したか」とか「神功皇后のお告げと仲哀天皇の謎の死ミステリー」とか、「...
日本の古代史を「朱」(辰砂、水銀)をキーワードに読み解く。 そうすると、すべてがなんだかするすると。 古代史好きなら、ひっかかる「邪馬台国」「卑弥呼」はもちろん、 「伊都国王の豪華すぎる墓」とか、「なぜ神武は東征したか」とか「神功皇后のお告げと仲哀天皇の謎の死ミステリー」とか、「継体天皇はなぜしばらくうろうろしたのか」とか、「ヤマトタケルの最期」とかいろんなトピックが「朱」を考えると見方がかわる。 そもそも、なんで、古墳時代にあんなバカでかい墓がいっぱい作れたのか、「その財源は?」という観点で見たことがなかったので、「へ〜」「なるほど〜」の連続だった。
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