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テンプル騎士団 の商品レビュー

3.9

26件のお客様レビュー

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2018/10/14

ヨーロッパ初の常備軍であり、ヨーロッパ一の大地主であり、ヨーロッパ最大の銀行。城塞を持ち、農場を持ち、銀行窓口でもあった支部をヨーロッパ中に張り巡らせた。超国家的な組織。それでもあっけなく滅びた(13日の金曜日)。ジェダイの騎士の元とも言われる。

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2018/09/24

かの十字軍で有名なテンプル騎士団について書かれています。騎士の代表ともいえる彼らの実態について、またそのように見られる理由について、成立過程から解散までを読むことで知ることができるように書かれています。その圧倒的な強さと影響力について知ることができます。 彼らがいたからこそ、十字...

かの十字軍で有名なテンプル騎士団について書かれています。騎士の代表ともいえる彼らの実態について、またそのように見られる理由について、成立過程から解散までを読むことで知ることができるように書かれています。その圧倒的な強さと影響力について知ることができます。 彼らがいたからこそ、十字軍の最中でも聖地巡礼ができたし、その安全も担保できたこと。それだけの強い力を持っていたこと。それゆえに邪魔に思われることもあったこと。それゆえに、最後は滅びなければならなかったこと。 領主や宗教が強さを持った時代から、国という単位がそれに代わる時代を迎え、その過渡期に勢力を持ち、消えていったテンプル騎士団は、想像通りにドラマチックな生き方だったのだろうと思いました。

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2018/09/21

十字軍とテンプル騎士団。本書はテンプル騎士団が逮捕される13日の金曜日から始まる。 設立当初は困窮するばかりだったテンプル騎士団。地方の権力者の支持を得て軍事力、そして経済力を増していくことになり一国の王たちとも渡り合うことになる。常備軍としての騎士の顔と聖職者としての顔。武士が...

十字軍とテンプル騎士団。本書はテンプル騎士団が逮捕される13日の金曜日から始まる。 設立当初は困窮するばかりだったテンプル騎士団。地方の権力者の支持を得て軍事力、そして経済力を増していくことになり一国の王たちとも渡り合うことになる。常備軍としての騎士の顔と聖職者としての顔。武士が権力を握った当初の平家の話と似ていると感じる部分もありました。平家の基盤を弱くしたのも公家や白河上皇との対立だった訳だし。

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2018/09/13

今の騎士団のイメージの源流となったテンプル騎士団。封建制度における常備軍としての先駆性や、経済活動、特に銀行として資産の保管と遠隔地間の為替機能を備える一種の銀行であったことなど、大変面白く、勉強になりました。十字軍は信託の母体となったとも聞きます。金融の始まりに果たした役割は大...

今の騎士団のイメージの源流となったテンプル騎士団。封建制度における常備軍としての先駆性や、経済活動、特に銀行として資産の保管と遠隔地間の為替機能を備える一種の銀行であったことなど、大変面白く、勉強になりました。十字軍は信託の母体となったとも聞きます。金融の始まりに果たした役割は大きいですね。

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2018/09/02

十字軍で有名なテンプル騎士団が中世において、銀行の役割も果たす超国家的な存在であったとは驚きである。また、その末裔が新大陸を発見したり、フリーメンソンを結成した可能性があるという。まさに歴史のロマンである。

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2018/08/02

文句なしの☆5つ評価。 とにかく面白く・読みやすく・ためになる。 新書本の見本のような一冊かと。 この一冊でテンプル騎士団の概要が分かる。 数年前にマルタ島へ旅行した時に、「ヨハネ騎士団は 形式上残ってる。テンプル騎士団は弾圧されて壊滅現在 残っていない」的な説明があったと記憶...

文句なしの☆5つ評価。 とにかく面白く・読みやすく・ためになる。 新書本の見本のような一冊かと。 この一冊でテンプル騎士団の概要が分かる。 数年前にマルタ島へ旅行した時に、「ヨハネ騎士団は 形式上残ってる。テンプル騎士団は弾圧されて壊滅現在 残っていない」的な説明があったと記憶しているが その理由が本書を読んで分かった。 青池保子の”アルカサル 王城”に出てくるカラトラバ、 サンティアゴの両騎士団の存在も関連付けて 理解できた気がする。もちろん”サラディンの日”の 「テンプル騎士団はヨーロッパ王室の金庫番だからな」等の セリフの背景なども。

Posted byブクログ