インパール の商品レビュー
実際の戦争では、砲弾の直撃を喰らえば、兵士の遺骨さえ残らない(粉砕されるだけだ)。そうした戦争の「実際」を知ることができる。 長編でしんどかった。1ヶ月以上かかったが読了できた。
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インパール作戦の開始から撤退までを書いた。司令官のエゴと欲、判断力、作戦能力のなさのために何万という兵隊が犠牲になった。インドという気候、相手(英印軍)を見下した考え、そのことも敗因の原因になった。いつも犠牲になるのは上層の人に逆らうことのできない下層の人達だ。今の日本の状況と考...
インパール作戦の開始から撤退までを書いた。司令官のエゴと欲、判断力、作戦能力のなさのために何万という兵隊が犠牲になった。インドという気候、相手(英印軍)を見下した考え、そのことも敗因の原因になった。いつも犠牲になるのは上層の人に逆らうことのできない下層の人達だ。今の日本の状況と考えてみると面白いかも。私は、そもそもなぜインパールだったのか勉強不足です。あと地理関係がよくわからなかったため読むのに時間がかかった。
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あらためて戦争の狂気を知った。 牟田口ってのが無謀な作戦を展開して自国の兵隊をいたずらに殺した責任ってものを負わずに終わってしまったので、Wikipediaでその後を調べたら、形上一応インパール作戦の責任を取ったみたいだけど、五万を超える人たちを無駄死にさせた責任としては何とも...
あらためて戦争の狂気を知った。 牟田口ってのが無謀な作戦を展開して自国の兵隊をいたずらに殺した責任ってものを負わずに終わってしまったので、Wikipediaでその後を調べたら、形上一応インパール作戦の責任を取ったみたいだけど、五万を超える人たちを無駄死にさせた責任としては何とも軽い。 第二次大戦時の、特に終戦近い日本は、国全体で正常な判断が出来なくなってたんだな。そして今の日本があるんだな。
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終戦の日が近く、また、今後仕事でも一部関係しそうだったので手に取ってみたが、残念ながら途中で読むのをやめてしまった。 時系列、発言者が非常にわかりづらく、インパール作戦のことを名前しか知らない私のような者にとっては、全体像が非常につかみにくい(巻末に主要登場人物の名前と軍内の役...
終戦の日が近く、また、今後仕事でも一部関係しそうだったので手に取ってみたが、残念ながら途中で読むのをやめてしまった。 時系列、発言者が非常にわかりづらく、インパール作戦のことを名前しか知らない私のような者にとっては、全体像が非常につかみにくい(巻末に主要登場人物の名前と軍内の役職が書かれているが、細かすぎて逆に混乱させられる)。 また、司令部の多くの人間の誤った思い込みでこの無謀な作戦が遂行され、多くの日本人が命を落としたことはある程度信憑性の高い事実なのだろうと思うものの、あまりに特定の個人だけに責任があるかのような書き方がされており、これによってインパールのすべてだと思ってしまう危険性も孕んでいると思われる。 あくまで、「あの悲劇を繰り返してはいけない」ということを学ぶ教材として使用すべきであって、厳密な歴史的考察を踏まえた「犯人捜し」として読むべき本ではない。
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インパール作戦における人間ドラマ 映画の報道班員として第5飛行師団に配属されインパール作戦に従軍した筆者が、古馴染みであった第33師団第214連隊長作間喬宜大佐に挨拶にゆきその時に知り合った情報主任長一雄中尉、第33師団長柳田元三中将がインパール作戦にてどのように考え何を語りどう...
インパール作戦における人間ドラマ 映画の報道班員として第5飛行師団に配属されインパール作戦に従軍した筆者が、古馴染みであった第33師団第214連隊長作間喬宜大佐に挨拶にゆきその時に知り合った情報主任長一雄中尉、第33師団長柳田元三中将がインパール作戦にてどのように考え何を語りどう動いたか、後日詳細で丁寧な取材を行い極力主観性を廃して真実をあぶりだそうと試みた限りなく誠実なドキュメンタリー小説。 なお、コヒマにて補給がないことを理由に独断撤退し、軍紀違反となろうともインパール作戦の無謀を食い止めようと試みた佐藤幸徳師団長の第31師団(烈)の様子は『抗命』に、ビシェンプール総攻撃にうつる作間大佐が待っていた田口音吉中佐(後任砂子田長太郎少佐)の独立工兵第4連隊の様子は『全滅』に収録されている。 日本の大本営がインドの雨季を日本の梅雨程度に考えていた、師団長の後任としてやってきた田中信男少将が引継ぎ当初は柳田中将の腰抜けと思っていたが敵の最新装備を目の当たりにし大本営が戦況を物量差と見ていることを非難するなど、最前線との情報の食い違いや報告者の保身もかなり多い。 本土を守らんがための戦争が兵士それぞれの価値観、野心、欲、怪我や病など様々な要因によって頓挫していく様子や、その中で人は何にしがみつき生き延びるかの様子が鮮明に描かれている。 インパール作戦の価値を見積もり大本営に再三中止を求めていたビルマ方面軍主任参謀不破博中佐が戦後『インパール作戦』を著し「最初から善玉、悪玉をきめて独善的な筆誅を加えんとする傾向」について多くの論調に釘をさしたのと同様に、その時その地にいた者として使命感をもって筆をとっている筆者の誠実さに胸が締め付けられる。
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功名心しかない牟田口軍司令官の指揮の下決行され、およそ3万人が命を落としたとされる無謀で無惨な史上最悪のインパール作戦。 声の大きな人の意見が通るどころの話ではない。 計画立案の時点で多くの問題点を抱えながら、自分の成功体験のみ信じ続け、見識、知見のあるものの意見に耳をかさずに...
功名心しかない牟田口軍司令官の指揮の下決行され、およそ3万人が命を落としたとされる無謀で無惨な史上最悪のインパール作戦。 声の大きな人の意見が通るどころの話ではない。 計画立案の時点で多くの問題点を抱えながら、自分の成功体験のみ信じ続け、見識、知見のあるものの意見に耳をかさずに、怒鳴ることと精神論で下のものを支配し、進言する部下を更迭し反対するものを排除した牟田口軍司令官。何より「支那事変最初の盧溝橋事件の指揮官だった私は、大東亜戦争の最後の指揮官の名誉を握らなければならない」という野望と功名心のみでインパール作戦を強引に推し進めた。 不利な戦況や敗北、彼の意見の問題点を報告すると怒って怒鳴りつけられる部下達は恐れて実情を報告しなくなり次第に大丈夫としか言わなくなる。 当時の首相・陸相・参謀総長を兼ねた東条英機にも、反対意見をいう危険を避けて保身の道を選ぶ首脳陣たちも、また牟田口の部下達と同じ。 当時の命令は「天皇陛下のご意思」であり絶対だった。日本軍の規律でもあった。ということは、命令されてしまえば従わざるをえず、どんなに成功の希望がないと分かっていても「我々が力んだところでどうにもならんし、やらなきゃ、なお、ダメだし。結局、やれるだけ、やるより仕方がないです。」と言って戦場へ向かっていく。 雨季のインド。「ただ、廃墟と、沼沢と、悪役と、死のみ」と言われたビルマの雨季より激しい雨季のインド。 そこに、準備不足、知識不足、補給なしで挑まなくてはならなくなった兵士たち。 戦の前に既に、無能な指揮官によって殺されていたのではないか。 牟田口は、部下に慰留を期待して自決したいと相談するも、心置きなく腹を切ってくださいと言われ、悄然とするも自決せずに余生をまっとうしたとのこと。 厚顔無知も甚だしい。
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太平洋戦争中の悲劇、無能な上層部、無謀な作戦の代表格インパール作戦。 悲劇を語るにしては妙に明るいテンポが独特。軍の公式記録は当事者に都合よく書かれるので当てにならないようだ。 シリーズ物なので続きも読みたい。
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20.03.08~20.07.24 胸糞悪い、その一言。 いつの時代も、バカはいるもの。そのバカが先陣を切ってしまうことで、悪夢が繰り広げられる。結果、誰も責任を取らず、適当な言い訳を、もしくはウソをついて、データ改竄をして国民をだます。最低です。 今回、読んでいる時期と新型コロ...
20.03.08~20.07.24 胸糞悪い、その一言。 いつの時代も、バカはいるもの。そのバカが先陣を切ってしまうことで、悪夢が繰り広げられる。結果、誰も責任を取らず、適当な言い訳を、もしくはウソをついて、データ改竄をして国民をだます。最低です。 今回、読んでいる時期と新型コロナの感染拡大が重なってしまったことで、余計に、読むのが辛かった。国を担っている人たちの無責任さ、歴史が繰り返されている。 最悪の読後感ではあるが、いろいろと考えさせられた1冊。
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「私、定時で帰ります」で紹介されていた。 仕事は気力でやり切る!の例題として。 ・やる前からできないとは? ・やる気がないからできない。 ・やればできる何事も。etc これって背伸びをすれば届くレベルだよね。 とは言っても ・たまたまできる時もある よね。 日本社会で生きるのは難...
「私、定時で帰ります」で紹介されていた。 仕事は気力でやり切る!の例題として。 ・やる前からできないとは? ・やる気がないからできない。 ・やればできる何事も。etc これって背伸びをすれば届くレベルだよね。 とは言っても ・たまたまできる時もある よね。 日本社会で生きるのは難しいね。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
おそらく、インパールについて書かれたものの中では一番読みやすく、かつ、具体的なのだろうが、それでも何か時間的な記述や人物像がはっきりとしなくて、混乱する。 牟田口などの記述はわかりやすいが、ほんとうにそんな人物だったのか、もう少し個別の人物に迫って欲しい。
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