ブランディングの科学 の商品レビュー
従来のブランドロイヤリティや差別化といった戦略とは異なる視点のマーケティング戦略についてまとめられた本。某大手消費財メーカーのマーケティング戦略もバイロンシャープの考えに則っている。企業のマーケッティング担当者は試す意義がある。
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> 示唆されるのは、消費者の購買行動やマーケティング指標を測定する重要な科学的法則─本書ではその法則についてこれから解説していく─が無視されているということだ。(あなたならどう答えるか?) マーケティングのベストプラクティスとされている事の誤りを指摘し、実際の数値を示しな...
> 示唆されるのは、消費者の購買行動やマーケティング指標を測定する重要な科学的法則─本書ではその法則についてこれから解説していく─が無視されているということだ。(あなたならどう答えるか?) マーケティングのベストプラクティスとされている事の誤りを指摘し、実際の数値を示しながら論を展開していく。 常識を疑うことは常に大切ではあるが、本書で提示されている新しい法則が科学的に正しいかどうかの判断はできないし、おそらく再現性の観点では既存の法則が正しくない程度には正しくない。本書は一般的な法則を見つけたと主張するが、今までも同様の営みがされてきたのだろう。 常識に対して批判的な指摘は勉強になるものの、本書を読んだ結果読者が身につけないといけない能力は法則を鵜呑みにせずに実際の数値から結論を導ける能力だろうし、本書ではそれは提供されていない。
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今までのマーケティングという学問では、エビデンスが少な過ぎた。 個人としては、なんかマーケティングって胡散臭いなと思ってたのですが、その要因の一つかと思います。「なんか当たり前のこと言ってない?」とか「うーん、そう言われればそうだけど、全部が全部当てはまらないよな」みたいなこと...
今までのマーケティングという学問では、エビデンスが少な過ぎた。 個人としては、なんかマーケティングって胡散臭いなと思ってたのですが、その要因の一つかと思います。「なんか当たり前のこと言ってない?」とか「うーん、そう言われればそうだけど、全部が全部当てはまらないよな」みたいなことが多々ありました。 ただ、胡散臭いと思うけど、上手く言語化ができていなかった。 そういう面では、この本はエビデンスを提示して、今までの学説に異議を唱えている。ある程度は納得はしました。 ちょっと言葉の定義を説明せずに突き進むので読みにくさはあります。 この本を読んで面白かったのは、「カテゴリー内では各ブランドの顧客基盤はあまり変わりない」「ブランドの想起させることが大事」
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「マーケティングの科学的法則の集約という初めての試み」だそうである。やや誇張気味に言い換えると、フィリップ・コトラーのマーケティング理論はエビデンスを欠いた妄想だとする意欲作。 「支配的なブランドはこうなっている」ことの説明が多く、それは突き詰めれば「シェアを持っていると強い」...
「マーケティングの科学的法則の集約という初めての試み」だそうである。やや誇張気味に言い換えると、フィリップ・コトラーのマーケティング理論はエビデンスを欠いた妄想だとする意欲作。 「支配的なブランドはこうなっている」ことの説明が多く、それは突き詰めれば「シェアを持っていると強い」ということで、割と身も蓋もない。 ターゲットを絞って商品を差別化することには意味はないという主張で、弱小ブランドへのコンサル業務で稼ぐ人々から「余計なことを言うな」と怒られそうな記述が続く。 そういう意味では「呪縛を解く」もので、有意義である。 でも、弱小ブランドがのし上がるために何をしたらよいのか、という点では直接的に役立ちそうな印象を受けなかった。
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図書館で借りたため、読みきれずタイムオーバー。 以前読んだ本「未顧客理解」に出てくる 「ダブルジョパディの法則」 市場占有率の低いブランドは、ブランドの購買客が少ない上に、一人当たりの購買頻度も低くなるため売り上げが低くなると言う二重苦 を提唱している本。 読んだ本の参考文献...
図書館で借りたため、読みきれずタイムオーバー。 以前読んだ本「未顧客理解」に出てくる 「ダブルジョパディの法則」 市場占有率の低いブランドは、ブランドの購買客が少ない上に、一人当たりの購買頻度も低くなるため売り上げが低くなると言う二重苦 を提唱している本。 読んだ本の参考文献に触れたく、手に取ってみたものの、とても難解。 「今日のマーケティングの担当者たちはまるで19世紀の医者のような仕事を実践している」のところが、かつての自分を思い出してぐさっときました。 2018年の本なので、もうすでに主流になりつつあったり、他の本でも丁寧に、より実践に即して説明されていたりするかと思うので何とも言い難いのですが、機会あれば再読したいです。
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ずっとふわふわしていた表現でした。確かに納得する部分も多いのは確かですが、インパクトには残らなかった。
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洋書ならではだが微妙なニュアンスでの言い回しも多くやや難解 結論もよく分からない マーケターならこれが面白くんじられるんだろうか 10年近く前の本のため状況が当時と変わったていないかという点も気になる
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マーケティングをより深く知りたい人向けの応用本である。私のような全くの門外漢にはやや馴染みがない用語や説明もちらほら見受けられた。しかしながら、説明は研究ベースでなされており、引用文献も多く、説得力があった。以下、面白い知見をピックアップ 人は過去にそのブランドを使った経験があ...
マーケティングをより深く知りたい人向けの応用本である。私のような全くの門外漢にはやや馴染みがない用語や説明もちらほら見受けられた。しかしながら、説明は研究ベースでなされており、引用文献も多く、説得力があった。以下、面白い知見をピックアップ 人は過去にそのブランドを使った経験があればそのブランドを好きになりやすい、ということだ。 ブランドは大きくなるほど顧客基盤にライトユーザーが占める割合が大きくなる傾向がある。ライトユーザーのように商品を頻繁に購入しない消費者はより大きなブランドを好む。 人に同じ質問を繰り返して行うと、意見が気まぐれに変わるという人間の本質が見えてくる。 しかし、市場調査や社会調査で観察されることはめったにない。調査はそれぞれ異なる人を対象としている ため、経験豊かな市場調査員でさえもこのような現象に気づかないことが多い。1回目の調査で、「ハーツの車は魅力的である」という意見に賛成する人の割合が30%だとすると、一般的には、その次の調査でも その割合は30%に近くなる。意見は非常に安定していることが示唆されるが、それは誤解だ。個々の回答を分析すると、驚くべきことがわかる。多くの場合、1回目の調査で賛成すると答えた人のうち、わずか半数 が2回目の調査でも賛成すると回答し、同様に1回目に賛成できないと回答した者の半数が、2回目に賛成 できると回答していたのだ。つまり全体の賛成の割合は変わらず30%であるが、回答の反復率(あるいは安定率:両方とも「はい」と答えた人の割合)は、わずか半分(50%)であった。スケール(段階的評価)を 使って回答する質問でも同様の不安定さが観察された。 驚いたことに、世界のGDPの2%が毎年広告に費やされている。 価格販促に力を入れ過ぎるとイノベーションがおろそかになるというエビデンスがある。 米国では、商品を選んだ直後の買い物客を対象に大規模な研究が行われた (Dickson & Sawyer, 1990)。その結果、自分が選んだ商品の値段を覚えていた買い物客はわずか半数であった。フランスでも同じ試験が行われたが、約3分の1の買い物客しか自分の選んだ商品の値段を覚えていなかった(Vanhuele & Dreze, 2002)。 従来はブランドAよりも高い価格を設定していたブランドBがブランドAよりも価格を下げると、消費者 はブランドAよりもブランドBを買うようになる。相対的な価格位置を変化させることは、単に価格差を埋 めることよりも大きな効果がある。すでに存在している価格差を拡大させることは、相対的価格位置を変化させることよりも効果は小さい。
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マーケティングやってる方向けの本で、軽い気持ちで手に取った身としてはピンとこない説明が多かった。聞いたことのない海外ブランドが例として使われてることが多いのもあるかな? ブランドロイヤルティが高い層以外からの売上が大きいので大事というのが印象に残った。
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視点は面白いし首肯するところも多い。 ただし文章が下手すぎる(原著にあたっていないのでわからないが、元から意味不明なのか翻訳が酷いのか)故に読みにくい。再読して理解を深めたいが正直読み直したくない。 経験とデータに基づいて既存の中世医学的な理論に反論すると謳いながら、データの扱い...
視点は面白いし首肯するところも多い。 ただし文章が下手すぎる(原著にあたっていないのでわからないが、元から意味不明なのか翻訳が酷いのか)故に読みにくい。再読して理解を深めたいが正直読み直したくない。 経験とデータに基づいて既存の中世医学的な理論に反論すると謳いながら、データの扱いや解釈が雑に思える。 新しい視点を提供してはくれるので今後他者による検証が必要だろう。
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