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ガラパゴス(下) の商品レビュー

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42件のお客様レビュー

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2025/12/25

そもそも社会は不公平で、弱い者が搾取される構造はずっと継続中だ。誰かを蹴落とすのは悪いことだと理解していても、自分が苦しみもがくなか、どれだけの人が善人でいられるだろう。現実はぬるくない、でも優しくあって欲しいと願う。正直者がバカを見て、力を持つ者と持たざる者の格差は明確だけど、...

そもそも社会は不公平で、弱い者が搾取される構造はずっと継続中だ。誰かを蹴落とすのは悪いことだと理解していても、自分が苦しみもがくなか、どれだけの人が善人でいられるだろう。現実はぬるくない、でも優しくあって欲しいと願う。正直者がバカを見て、力を持つ者と持たざる者の格差は明確だけど、やっぱりなんか腹立たしい。なので勧善懲悪ストーリーには多少なりとも溜飲が下がる。これにて一件落着とはいかないのが悔しいが。 時事ネタだから古く感じてはしまうけど、なるほど社会派ミステリーだ。捜査班、田川シリーズものなのか。 頑張れ田川!

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2025/12/06

派遣労働者とリコールの闇。 命の重さ、人の価値を田川警部補がピースを嵌め込んでいくごとに考えさせられる。 現代版蟹工船とあったが、そもそも蟹工船を知らない私。 今回も田川さんの人柄に引き込まれたし、田川さんは好きだけど警察嫌いになりそう…そんな作品でした。

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2024/10/29

上巻からの続きだが、1冊にまとめられても良いのではないかと感じた。 田川刑事が事件を追い込んでいく。鳥居と森が隠そうとする。「新城 も 780816」というメモの存在は何を意味するのか、と考えるとより楽しめる一冊だ。 仲野を殺害した犯人の動機を考えると、最近の闇バイト事件を想起...

上巻からの続きだが、1冊にまとめられても良いのではないかと感じた。 田川刑事が事件を追い込んでいく。鳥居と森が隠そうとする。「新城 も 780816」というメモの存在は何を意味するのか、と考えるとより楽しめる一冊だ。 仲野を殺害した犯人の動機を考えると、最近の闇バイト事件を想起させられた。 そして真実が見えてきたとき、なんともやるせなさを感じた。そして真の犯人は・・・トカゲの尻尾切り。 派遣労働者から正社員となった清村、長内の結末、そして森の秘書の高見沢の企みはどうなっていくのかも面白い。 三重県シャープ液晶の亀山工場、岐阜県ソニー美濃加茂市工場、ハイブリッドカーのトヨタ、政治と金の社会問題を模していて身近な問題に感じさせられる。ガラパゴスとは、国際競走で取り残され、島国日本で独自の進化をした事を表しているようだ。そして、その行く末えの描写が、まるで相場さん自身が告発しているかのように感じた。田川が森のところに乗り込んだ最後の場面が特にそれを象徴しているように感じた。 一人あたりの所得が低い宮古島出身の被害者仲野もガラパゴスの象徴のように思える。経済ジャーナリスト出身の相場英雄さんらしい構成が興味深い作品だった。

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2024/10/28

前半は「日本の産業構造の黒い真実に迫る」みたいなノリだったのに…ふたを開けてみれば弱者を踏みにじって覇権を狙う大会社の経営者達のわかりやすい悪だくみに、実直な末端労働者が犠牲になったという、なんとも矮小化された顛末だった。しかも悪役たちの「俺たち悪者だぜ」ってような稚拙な人物描写...

前半は「日本の産業構造の黒い真実に迫る」みたいなノリだったのに…ふたを開けてみれば弱者を踏みにじって覇権を狙う大会社の経営者達のわかりやすい悪だくみに、実直な末端労働者が犠牲になったという、なんとも矮小化された顛末だった。しかも悪役たちの「俺たち悪者だぜ」ってような稚拙な人物描写もこの作品を安っぽいエンタメ小説に貶めてしまってる。 あとしょうもないことですが、自動車産業が描かれる作品からか、事件当事者以外のメーカー名・車名も当初架空のものでそろえられていたのに、終盤になって「セドリック」「スバル・レガシィ」という実在の車名が登場したのはなぜでしょうか。 それだったら前半から(事件に関するもの以外は)実在の名前を使ってた方がリアリティを演出できたのに… なんかモヤっとした。 まあ自分の正義を貫く手練れの刑事が黒幕たちを追い詰めていく勧善懲悪ストーリーは読んでて気持ちいいし、キーマンの一人である悪徳刑事のキャラづくりなんかもいいスパイスになってる。それなりに見どころはあります。

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2024/10/09

2024.10.9 読了 非正規の人材を部品扱いする大企業と人材派遣会社の欺瞞が引き起こした殺人事件 震える牛に続く田川刑事シリーズ第二弾 今作は人材派遣の規制緩和の闇をテーマに描かれる。 地道に聞き込みを重ねて少しずつ真相に近づいていく展開がよりリアルに問題の本質を突き付けて...

2024.10.9 読了 非正規の人材を部品扱いする大企業と人材派遣会社の欺瞞が引き起こした殺人事件 震える牛に続く田川刑事シリーズ第二弾 今作は人材派遣の規制緩和の闇をテーマに描かれる。 地道に聞き込みを重ねて少しずつ真相に近づいていく展開がよりリアルに問題の本質を突き付けてくる。

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2024/03/06
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※このレビューにはネタバレを含みます

やや冗長だったなという印象。特に派遣労働者の実態、ハイブリッド車に関するくだり、事件の根幹に関わっているので分からなくはないが、そこまで執拗に書く必要が…?と思ってしまった。後半で実行犯から犯行時の自白を引き出すあたりは臨場感があって良かった。

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2024/02/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

いわた選書5・6冊目 何でこの本を選んでくれたんだろう?と毎回考えている 加害者にも背景があります系のストーリーはやっぱりしんどい(実世界だとそういうことが多いだろうけど) 田川は清村のことを自己中心的だと責めていたけど、どうして責められるんだろうと思ってしまった。私は同情してしまう、、、、 スキャンダルを暴いても大企業がひっくり返ることはないんだなあ、恐ろしい

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2024/01/26

Amazonオーディブルで聴いた。 面白かったけど…警察小説でもミステリでもなかった…。 警察官が捜査をする形式を取りつつ、派遣労働者の過酷さを訴える小説でした。 派遣というものを廃止するのが日本の労働環境改善のために必要だと思う。 無理なのか〜。 殺人事件の被害者が善人すぎ...

Amazonオーディブルで聴いた。 面白かったけど…警察小説でもミステリでもなかった…。 警察官が捜査をする形式を取りつつ、派遣労働者の過酷さを訴える小説でした。 派遣というものを廃止するのが日本の労働環境改善のために必要だと思う。 無理なのか〜。 殺人事件の被害者が善人すぎてつらい。 ファンドマネージャー(証券アナリストだっけ?)がすごい解説キャラで、便利に使いすぎダロ〜。 無くなったはずのネット上の証拠もそのつながりで容易に手に入って、ファンドマネージャーがいれば何でも揃うのか!(笑) 問題の数字が車台番号なのは初めからあからさまだったのに、主人公が一向にそれに思い当たらないという展開がなんだかねぇ。 もちろん、現実的には分からないのは普通だけど、作中では初めのうちに不自然に車台番号の話が出てくるから、読者はすぐに分かる。 次は同じ著者の「震える牛」を聴こ〜。

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2023/05/25

2023.05.25 この本が書かれた以降も非正規と正規の格差が広がるばかりでなく、働く人はカネもココロも失い続けている。今、この続編が描かれたらもっと救いがなくなるし、もっと若者や女性を登場させないと2023年の世相を描けないだろうな。

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2023/05/18

日本の労働環境の悪化が起こした犯罪。その犯罪を暴くために刑事が地道な捜査をしていく。実際のどこの会社なのか想像しながら読んだ。

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