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ガラパゴス(上) の商品レビュー

3.9

27件のお客様レビュー

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  2. 4つ

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  3. 3つ

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2025/12/06

震える牛が面白かったので田川警部補シリーズを…と読み始めたが、やっぱり面白い。 地道な地取りでピースをかき集め中。 今回もいろんなところに伏線あり。 下巻へ急ぐ。

Posted byブクログ

2024/11/14

大ベストセラー『震える牛』ふたたび! 警視庁捜査一課継続捜査担当の田川信一は、メモ魔の窓際刑事。同期の木幡祐司に依頼され、身元不明相談室に所蔵されている死者のリストに目を通すうち、自殺として処理された案件を他殺と看破する。不明者リスト902の男の発見現場である都内竹の塚の団地を...

大ベストセラー『震える牛』ふたたび! 警視庁捜査一課継続捜査担当の田川信一は、メモ魔の窓際刑事。同期の木幡祐司に依頼され、身元不明相談室に所蔵されている死者のリストに目を通すうち、自殺として処理された案件を他殺と看破する。不明者リスト902の男の発見現場である都内竹の塚の団地を訪れた田川と木幡は、室内の浴槽と受け皿のわずかな隙間から『新城 も』『780816』と書かれたメモを発見する。田川が行った入念な聞き込みにより者不明者リスト902の男は沖縄県宮古島出身の派遣労働者・仲野定文と判明した。田川は、仲野の遺骨を届け、犯人逮捕の手掛かりを得るため、宮古島に飛ぶ。仲野は福岡の高専を優秀な成績で卒業しながら派遣労働者となり、日本中を転々としていた……。 現代の生き地獄を暴露する危険きわまりない長編ミステリー!

Posted byブクログ

2024/10/28

良く作りこまれてまあまあ面白いです。 事件、そして社会構造の犠牲者達へ寄り添う愚直な主人公刑事の姿勢も気持ちいです。 出張先での地元民との交流や地元グルメへ舌鼓を打つシーンはほのぼのします。 ただ、自動車産業の真実・労働市場の闇、みたいなのをあまりに悪意を持って誇張しすぎてるのが...

良く作りこまれてまあまあ面白いです。 事件、そして社会構造の犠牲者達へ寄り添う愚直な主人公刑事の姿勢も気持ちいです。 出張先での地元民との交流や地元グルメへ舌鼓を打つシーンはほのぼのします。 ただ、自動車産業の真実・労働市場の闇、みたいなのをあまりに悪意を持って誇張しすぎてるのが鼻につく。社会派リアリズムを気取ったような作品なので、このエンタメのためのご都合主義的なアンバランスさが若干興ざめ。

Posted byブクログ

2024/10/24

相場英雄さんというと、社会派ミステリーを想起させられるが、ガラパゴスという題名が何を物語るのか、興味が湧いてくる。 派遣労働の闇、自動車整備工場の黒い側面を通じて、警視庁捜査一課継続捜査班・田川刑事が過去の事故として処理された案件を相棒で鑑識課の木幡とあぶり出す。 現在の日本経...

相場英雄さんというと、社会派ミステリーを想起させられるが、ガラパゴスという題名が何を物語るのか、興味が湧いてくる。 派遣労働の闇、自動車整備工場の黒い側面を通じて、警視庁捜査一課継続捜査班・田川刑事が過去の事故として処理された案件を相棒で鑑識課の木幡とあぶり出す。 現在の日本経済の低迷は、社会システムの老朽化によるものだと思う。そういった意味で「ガラパゴス」という題名なのだろうか、田川が使っているのがガラケーだからだろうか。 ある生い立ちを背景にもつ名古屋弁の鳥居刑事は、元上司の森と何を考えどう動くのかもポイントになる。 背景に政治と金がついて回るミステリーだ。最後に派遣労働の闇を提起して上巻は終わった。

Posted byブクログ

2024/06/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

どんな風に事件を解決してゆくのか下巻も読みたいのですが(もう購入済ですし)しかし細かいところが気になり過ぎて、先に進めそうにないのでこちらで感想書きます。 本当に細かいんですが、セドリックって出てくるのですが車メーカー名は実際のものをもじっているのに何故セドリックはそのままなのか? 名古屋弁が不自然すぎて、かなり読みづらいです。あんな風に喋る名古屋人います?他にも主人公に情報提供する人間が都合よく出現し、時間を割いてベラベラ喋ってくれたり、本筋とは関係ないかも知れませんがご都合主義に感じました。 派遣の事を学ぶ教材として読むのなら、良い本なのかなと思います。

Posted byブクログ

2024/01/23

Amazonオーディブルで聴いた。 半分くらい過ぎてやっと面白くなってきた。 初めは話が動かなくてちょっと苦痛だった。 派遣社員の過酷さにずっと顔をしかめつつ聴いてた。 でも捜査一課のベテラン捜査官が派遣や偽装請負、自動車の燃費の嘘等について、こんなに知らないわけないと思うん...

Amazonオーディブルで聴いた。 半分くらい過ぎてやっと面白くなってきた。 初めは話が動かなくてちょっと苦痛だった。 派遣社員の過酷さにずっと顔をしかめつつ聴いてた。 でも捜査一課のベテラン捜査官が派遣や偽装請負、自動車の燃費の嘘等について、こんなに知らないわけないと思うんだけど(^_^;) 警察小説というより啓蒙小説だねぇ。

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2023/12/24

織田裕二主演でドラマ化されており、なかなかテンポ良く面白かったため、原作も読んでみた。 ドラマと原作とでは、ずいぶんと内容は異なるものの、それぞれのよさがあった。 本作は、現代版蟹工船。派遣労働者とは、正社員とは、現代社会をテーマにしており、今の世の中に対するアンチテーゼのような...

織田裕二主演でドラマ化されており、なかなかテンポ良く面白かったため、原作も読んでみた。 ドラマと原作とでは、ずいぶんと内容は異なるものの、それぞれのよさがあった。 本作は、現代版蟹工船。派遣労働者とは、正社員とは、現代社会をテーマにしており、今の世の中に対するアンチテーゼのような内容に、考えさせられる作品。 上下巻で大変ボリューミーな圧巻の作品である。

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2023/03/29

『ガラパゴス』というのは少し不思議な語感の題名かもしれない。 ガラパゴス諸島―「ゾウガメの島々」という意味らしい…―という南米の東太平洋上の島嶼が在って、大陸と陸続きになった歴史を持たず、島々の生物は飛来したか海を渡って漂着したものの子孫に限られ、他では見受けられない固有種になっ...

『ガラパゴス』というのは少し不思議な語感の題名かもしれない。 ガラパゴス諸島―「ゾウガメの島々」という意味らしい…―という南米の東太平洋上の島嶼が在って、大陸と陸続きになった歴史を持たず、島々の生物は飛来したか海を渡って漂着したものの子孫に限られ、他では見受けられない固有種になっている様子が多く見られるのだという。但し、主に19世紀頃から多くの人々が入り、外来の生物も持ち込まれ、様子が変わってしまったということも在るようだ。 このガラパゴス諸島の名から転じて「ガラパゴス」という言い方が在る。周囲から隔絶した環境の中で独自に進化しているかのように、様々な国や地域での基準を外れてしまったような状態に在るという意味で用いられるようになった。主に日本の様子を、少し揶揄的な意味を込めて言う場合に使うのかもしれない。独自の方向で高機能化した製品やサービス、海外進出への消極的な捉え方、排他的で規制の多いマーケット等が、国際基準から離れた状態で進化してしまっているという観方だ。 本作の『ガラパゴス』は、この「日本の様子」に関する言い方から来ている。 基本的には刑事達が事件の謎を解明する物語だが、色々と考えさせられる内容が含まれている。 身元不明遺体のファイル番号「903」は、自殺と見受けられるという処理になっているが、写真を視てみれば「毒殺?」という特徴が在った。調べなければなるまいと田川刑事達が動き始める。 「903」に「仲野定文」という氏名が与えられた時、その男の身に何が在ったのかを探す動きが始まる。

Posted byブクログ

2023/02/14

ドラマを視聴し、心情など再確認したくて原作を手に。 読み終えて、思った以上にドンと胸に響く。 請負、派遣労働者は部品以下。 P197 〈企業にとって人材派遣は社会保険など固定費のかからない都合の良い調整弁です〉 急ぎ下巻へ。

Posted byブクログ

2022/03/06

久しぶりに推理小説(警察小説)を読んだ。相場英雄氏の著書を読むのは2回目で、「震える牛」を読んだことがある。いわゆる社会派、現代社会の裏の部分のやるせなさを炙り出す。 本書は軽く読めるが、テーマは重い。日本で非正規雇用者が増えて、低賃金で働くことを余儀なくされるその人たちの生活が...

久しぶりに推理小説(警察小説)を読んだ。相場英雄氏の著書を読むのは2回目で、「震える牛」を読んだことがある。いわゆる社会派、現代社会の裏の部分のやるせなさを炙り出す。 本書は軽く読めるが、テーマは重い。日本で非正規雇用者が増えて、低賃金で働くことを余儀なくされるその人たちの生活がひっ迫しているということが根本にある。 ある非正規雇用者が自殺に見せかけて殺されていたことが分かった。彼はどうして殺されたのか。日本の組織や企業の闇の存在がある。弱い立場の人間は、もみ消されてなかったことにされる。 「そんなことあるかな?」と疑問に思う設定もいくつかあったが、最後まで楽しく読めた。警察小説は、最後に容疑者を刑事が追い詰めていくところが大好きだ。 馴染みが無い沖縄宮古島の風景が小説内に出てきて、インターネットで見てみたら本当にきれいな場所で、いつかぜひ行ってみたいと思った。

Posted byブクログ