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きらきら眼鏡 の商品レビュー

4.2

45件のお客様レビュー

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2021/05/02

あたりまえという幸せに気づかせてくれる作品。 身近なものの死をきっかけにスタートするために、作品の中には死について意識する場面がかなりあったように思うが、登場人物たちのあたたかく儚い強さがそれを支えていた。 表題の「きらきら眼鏡」は、その名の通りの代物で、それぞれが抱える傷や...

あたりまえという幸せに気づかせてくれる作品。 身近なものの死をきっかけにスタートするために、作品の中には死について意識する場面がかなりあったように思うが、登場人物たちのあたたかく儚い強さがそれを支えていた。 表題の「きらきら眼鏡」は、その名の通りの代物で、それぞれが抱える傷や思いと相まって、気持ちがあたたかくなったり、励まされたり、切なくなったり……。 忙しい日々を過ごす中で、この作品のゆるやかな優しい世界観に出会えてよかった。 ささやかな幸せを見逃さないように、私もきらきら眼鏡をかけようと思う。

Posted byブクログ

2021/04/25

とても美しく、綺麗でした。これからの私の人生が、少し変わるかも。きらきら眼鏡、とっても素敵な眼鏡だと思います。

Posted byブクログ

2021/04/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

とってもとっても素敵だった。 登場人物がみんな魅力的で、いわゆる涙を誘うような展開がメインなお話と思いきや、そうじゃなくて、物凄くてあたたかくて優しくて、かわいくて愛らしい気持ちが詰まっていた本でした。やっぱり森沢先生の頭のなかは素敵です。世界がこんな風に進んでいたらいいなって希望が持てる本です。図書館で借りたけど、本棚に置いて再読したいな!人にもおすすめしたくなる本です。私はコーラのくだりと、きらきら眼鏡の定義と、出会い方がとても好き。

Posted byブクログ

2021/01/31

情景の描写が美しい。自分の立場を登場人物の誰に置き換えても苦しくて切ない。いつかは遅かれ早かれやってくる死。その時を自分は強く受け入れられるだろうかと読みながら何度も考えてしまった。読み終えてタイトルのきらきら眼鏡はとても深いことを知る。偶然は必然というように奇跡的な出会いってあ...

情景の描写が美しい。自分の立場を登場人物の誰に置き換えても苦しくて切ない。いつかは遅かれ早かれやってくる死。その時を自分は強く受け入れられるだろうかと読みながら何度も考えてしまった。読み終えてタイトルのきらきら眼鏡はとても深いことを知る。偶然は必然というように奇跡的な出会いってあるのかもしれない。

Posted byブクログ

2020/11/21

古本に挟まれていた名刺からはじまる縁。 ちょっと怖いようなワクワクするような。自分と同じ箇所に反応している相手なら…と考えてしまうか。

Posted byブクログ

2020/08/09

立花明海、25歳は西船橋駅前の古書店で古本『死を輝かせる生き方』を100円で買ったことから、その本の前の持ち主の大滝あかね、30歳に出会います。 明海とあかねは出会った日から話が弾み、再び会って休日を一緒に過ごします。明海とあかねは、いろいろな話をしていくうちに急接近して、明海...

立花明海、25歳は西船橋駅前の古書店で古本『死を輝かせる生き方』を100円で買ったことから、その本の前の持ち主の大滝あかね、30歳に出会います。 明海とあかねは出会った日から話が弾み、再び会って休日を一緒に過ごします。明海とあかねは、いろいろな話をしていくうちに急接近して、明海はあかねに好意を持ちますが、あかねには入院中で余命の少ない恋人の裕二がいることがわかります。 私は最初、あかねはずるくないかと思ってしまいました。 あかねの方から明海をデートに誘い、ずっと明海が勘違いするような行動をとって最後に恋人のことを告げるなんてと。 あかねは追い詰められた状況にいたのはわかるけれど、鈍くないかと思いました。 わざとやっていたら相当なものだと思いました。 でも、読んでいくうちに作者の森沢さんの筆致がすばらしく、私の読み違いだったということがわかりました。 余命の少ない恋人の裕二さんと、あかねと明海の三人のやりとりは嫌味がなく読ませました。 難しいテーマの作品をあたたかい作品に描き上げた森沢さんの筆力はすごいと思いました。 最後にあかねが『死を輝かせる生き方』にラインを引いた箇所の<自分の人生を愛せないと嘆くなら、愛せるように自分が生きるしかない>が響きました。 裕二があかねに贈ったこの本は三人を結び付け、新しい未来に向かえるようにしてくれた縁を結ぶ絆の本でした。

Posted byブクログ

2020/07/30

後半はページめくるの止められない。読了感もほどよい物足りなさを残し、あとに引く感じもいい。 森沢さんの小説は本当にいいですね。 そしてその勢いを借りて映画化されている作品をみたが、映画は駄作中の駄作だった。。

Posted byブクログ

2020/06/14

実に甘い、あまあまなストーリーが読んでいてやや照れくさくもなるが、ちょっとしたことや地味なシチュエーションにも優しい目を向けるような、非常にあたたかい作風だと思う。

Posted byブクログ

2020/02/03

心の揺れは分かるが二股のようになっていることに感情移入できなかった。ラストも、え?もうそんなことになるの?感が私には強かった。

Posted byブクログ

2019/10/01

テーマは、何も無いと思う毎日が、実はキラキラしているということでしょうか。 毎日暮らしていると、何も無い普通の日々が物足りなくなったり。 でも、実は、そんな毎日が平和でとてもいい日々だったりするのだなぁと、気付かされました。

Posted byブクログ