本性 の商品レビュー

伊岡瞬(著者)

2020/08/12

他人の家庭に入り込んでは攪乱し、強請った上で消えてゆく正体不明の女〈サトウミサキ〉。
別の焼死事件を追っていた刑事の元に15年前の名刺が届いたことから、過去を探り始めた刑事たちは、ミサキに迫ってゆくが。
(アマゾンより引用)

最後があんま好きじゃないなぁ。
もう少しちゃんとケリつけてほしい

2020/07/27

やぁー、面白さ感動でしたね。
登場人物すべてにからむ謎のミサキ。
最後の数ページまでラストがわからない面白さは、東野圭吾みたいだ。⭕️

2019/12/25

「サトウミサキ」と名乗る女性を巡る、いわゆる悪女ものであり、イヤミス。
悪女ものが嫌いではないので、ブクログのレビューを読んで手に取った一冊。
序盤は彼女を巡る人間関係を描く連作短編集のような構成だが、後半は二人の刑事の目線で描かれる。
行きがかり上、空きアパートで焼死体で発見された被害者の周辺を捜査することになった一匹狼の安井は、被害者が15年前のあるいじめに関わっていたことを突き止める。
そして、その15年前のいじめに関わっていた人物が次々へと不審な事件に巻き込まれていることを知り、その裏側にいじめられていた人物の姉と思われる「サトウミサキ」の存在を疑う。
「サトウミサキ」のパートでは、うやむやに語られていた部分を刑事パートで補うと言う、話としては納得できるし、面白い内容ではあった。
しかし、読後感が悪いと言うより、「サトウミサキ」が悪女になりきっていないところが何とも微妙。
動機もイマイチだった。

2019/12/16

主人公が次々に入れ替わり、最後にひとつに繋がる。
飽きさせず、スラスラ読める。
どういう風に、すべての話が繋がるのかワクワクしながら読み進めることが出来た。

虐めの場面は、吐き気がするほど嫌な描写。
こんな虐めが、中高生の間で本当にあってるのかな。
毎年、自殺をする中高生は一定数いるけど、どの程度の虐めがあっていたのか
報道されることは、ほぼない。
こんな、想像を絶する虐めが横行しているのであれば大人は全力で阻止しなければならない。
誰も救われない嫌な物語だった。

2019/08/01

図書館の新刊コーナーにあり手に取った。男も女も弱みを握って手玉に取る魔性の女、目的は何なのか？1章ごとに登場人物の視点で物語が進み、徐々に女の正体と目的が明らかになっていく。文章が読みやすく展開もいい。最終的にわけあり偏屈刑事が女にたどり着くが、最後がなんとも言えない、ありっちゃありだけどもっと結末を書き切って欲しい。

2019/06/29

ミサキの目的が全く分からなかった。新鮮なストーリー展開と少しずつ明らかになって行く謎。宮下がこの先どうなるのかは気になる所だ。いずれにしてもなかなかのストーリー展開だったと思う。

2019/05/27

男をたらしこんでは消えていく女・サトウミサキ。彼女が現れる周辺では人が死に、秘密が暴かれ、破滅に追いやられる。東京の焼死事件を追う一癖も二癖もある刑事・安川と、相棒の宮下も謎の女の存在に気づく。
そんななか、多摩川河川敷のレンタルコンテナで見つかった女性の腐乱死体。
無関係なように配置されたすべての物語が謎の女に収束するとき、15年前の痛ましい事件が明らかになる･･･

伊岡さん初読みです。
風邪をひいて熱発し、薬で意識がもうろうとするなか、それでも止められず一気読みさせるリーダビリティはさすがの作品。
刑事・宮下の造形もなかなか良くて、また違う作品で出会いたいと思わせる。
ただ、事件の輪郭は早々に予測でき、あとはミサキの心情吐露に期待をよせたんだけど、その辺がいまいち上手く描かれず、ラストもはっきりしない終わり方で消化不良な感じ。
このモヤモヤ感は、決して熱のせいだとは思えないんだけどなぁ～

2019/05/11

イヤミス。
短編のように始まり、ラスト、刑事とミサキの攻防。
おもしろいけど、いやーな感じ。
しかも、で、どうなったん？

2019/02/10

短編かと思って読んでいて（恥）
章ごとに「は？」ってなってました。
最後まで読んでも、なんとなくすっきりしなかった。
中途半端なかんじ。

2019/02/05

20190204-10昔の復讐が原点だけど、まあよくあるストーリー。結局二人の刑事のどっちかが主役だったという事ですかね？帯に誤解があるかな。