本性 の商品レビュー

伊岡瞬(著者)

2022/12/04

本を読もう！子育てに翻弄され、自分の時間がなかなかないと言い訳をしつつ、本から離れていた私。久々に本の世界にどっぷり浸かりたく、初めて井岡瞬を手に取った。

サトウミサキのミステリアスさに惹き込まれ、最初はグイグイ読み進めていった。歯磨きの間や子どもが1人遊びをしている間等ほんの数分でも早く読み進めたくて。後半に入るまでどこかどう繋がっていくのかワクワクしながら進めていった。

終盤になるにつれもやもやが残るような、爽快感は全くないような結末。。それぞれの人物がこう繋がっていくのか、という流れにもハッとさせられるようなところはなく、少し残念に感じた。

何はともあれ1冊無事に読み切った！
読書を続けて行くぞー！！

2022/05/30

本作のミサキ、「代償」の達也　二人の共通点は他人のマインドコントロールが出来る相手への洞察力と行動力が備わっている事。
男の自分からはミサキの本性には近づけない（理解し難い）が彼女の復讐劇には手間暇がかかっている。これが彼女なりの答えなんだろう。

2022/01/25

謎の女「サトウミサキ」を中心に起きている結婚詐欺や恋愛詐欺、女の変死体も発見され、いったい何が起きているのかを偏屈な老刑事とやる気のある若い刑事が追いかけるミステリー小説。

執拗で悪質な子どものイジメに心が痛い、本当に世の中にこんな目にあっている子どもがいるのか。途中まで感情移入できた「サトウミサキ」が最後にちょっとわからなくなる。

面白かったけど読後感は悪い。

2021/12/22

本屋に陳列してあった文庫本のオビの煽りをみて、読んでみたくなったのだけど。

とりあえず一気読みはできます。悪いやつらが破滅していく、というか破滅させられていく話なので。けど、読後、あまり印象には残らない。なんか、やられる側がバカすぎてwwwって「w」つけたくなるような。

「ササキミサキ」も、ニコ的にはあまり好きになれず。
そんな簡単に寝る？？ってかんじです。

2022/03/03

さすがの私も「あ、宮下さんだ」と気付きました。
変わらず読みやすいですし、変わらず人の嫌なところが読めました。また読んだ時期がタイムリーにも「いじめ」という言葉にするには悲惨な事件や学校の隠蔽などが取り沙汰されていて色々と考えさせられました。
ただ終わり方は個人的には物足りなかったです。

2021/08/29

え、ここで終わりなの?？その後どういう展開になるかとても気になるんですけど!!今までミサキの復讐劇を細かく書いてきたんだから、しっかり解決させてほしかった。

2021/07/16

図書館にて。
作者が王様のブランチで紹介されていたので初めて読んでみた。
なるほどと思う反面、最悪のバッドエンド…

2021/06/12

章ごとに主人公が代わるけど、話は少しずつ繋がっていく。単なる結婚詐欺ではなさそうだし、なんだなんだと思ったら悲しい過去が…。
ひどいいじめをするもんだね。当事者はすっかり忘れちゃってるけど。もっとやってやれと思っちゃう。

2021/03/25

最初の1章は読むのが苦痛。2章目に入ってから人間関係が徐々に繋がりはじめ、3章目から面白くなり、そこからは一気に読み進められた。

予備知識なく読み始めたが、出てくる人物がどれも胸くそ悪くなるような奴ばかり。
終わりもそうくるか、と後味は悪い。

ただ、ふと物悲しく、時々優しさを感じるわずかな描写や宮下の存在に、救われる。

本性というタイトル、言い得て妙。

15年の時間がいまいち読み解けなかった。

2021/02/23

「サトウミサキ」に関わる人の言葉で各章が描かれる。

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弟と母を殺された（イジメが原因）姉の復讐劇。関係者皆を陥れる完全犯罪。刑事の安井、お前もか！

伊岡瞬は今一番面白いかも。