下町ロケット(2) の商品レビュー
このところ多忙につき、読感を書いている時間がない。 とりあえず、読みましたということで、読了日と評価のみ記載。
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働く上で大切なことをこの作品には教えてもらった。 誰もが就職活動で持っている何をしたいからその会社がいいのか、そういった気持ちや意気込みが何年も働いていると権力や出世のことで頭がいっぱいになり、初心を忘れてしまいがちになるが、そういった気持ちを忘れずに仕事をしてほしいというメッ...
働く上で大切なことをこの作品には教えてもらった。 誰もが就職活動で持っている何をしたいからその会社がいいのか、そういった気持ちや意気込みが何年も働いていると権力や出世のことで頭がいっぱいになり、初心を忘れてしまいがちになるが、そういった気持ちを忘れずに仕事をしてほしいというメッセージがあるように感じられた。 佃社長の言葉より 「ひとつ終わってまた始まる。仕事に夢がなくなってしまってたら、ただの金儲けです。それじゃあつまらない。違いますか。」 夢を持って仕事をしていこうと思った。
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最後は丸く収まるんだろうと思いつつもドキドキの展開!! うんうん。医師とはこうあるべきだよね!! ほんと、近くにいる医師たちに問いたい。
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池井戸潤氏お決まりの、中小企業が大企業にアイデアや技術で挑む話。ちょっと意地悪な人が登場したり、でも最後は…と展開は読めてしまうが、それでも楽しめる。 ロケットの部品を作成する佃産業は、下町の下請け工場的な会社である。ロケットバルブの技術を活かして、今度は医療器具の分野への参入だ...
池井戸潤氏お決まりの、中小企業が大企業にアイデアや技術で挑む話。ちょっと意地悪な人が登場したり、でも最後は…と展開は読めてしまうが、それでも楽しめる。 ロケットの部品を作成する佃産業は、下町の下請け工場的な会社である。ロケットバルブの技術を活かして、今度は医療器具の分野への参入だ。読者は感情移入し、応援したくなる。 ドラマ化を念頭に書かれているのが明らかで(実際にすぐにテレビドラマに)、そこがちょっと白けてしまうが、面白いものは面白い。続々編も出たので、文庫化されたらすぐに読みたいと思う。 エンターテイメント性が高いビジネス小説である。私は半沢シリーズの方が好きではあるけれど。
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下町ロケットの2作目。 企業でも病院でも野心を持っている人はいる。 しかし、蹴落としたり不正をすれば立ちゆかなくなる。 最後に残るのは実直さと誠実さかな。 あとは、仕事にも何か夢を持つと良いかもしれない。
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下町ロケット2作目。 飛び飛びで読んだから曖昧なところもある。 情熱と誠実さだけでは飯は食えない。 でも、ロマンがないやつはつまらない。 最後に笑うのは、やっぱり正しい奴だ!
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人工心臓のバルブの試作品依頼が佃製作所に来たがサヤマ製作所に製品受注を奪われ、従業員・中里も引き抜かれる。人工弁の製作の話しが舞い込み、佃製作所はそれに打ち込む。帝国重工からのロケットバルブ製作もサヤマ製作所に奪われる。しかし、サヤマ製作所の人工心臓バルブに問題があることが発覚。...
人工心臓のバルブの試作品依頼が佃製作所に来たがサヤマ製作所に製品受注を奪われ、従業員・中里も引き抜かれる。人工弁の製作の話しが舞い込み、佃製作所はそれに打ち込む。帝国重工からのロケットバルブ製作もサヤマ製作所に奪われる。しかし、サヤマ製作所の人工心臓バルブに問題があることが発覚。佃製作所の危機が解消し、サヤマ製作所は一気に転落する。真面目にキチンと仕事をした会社が派手に営業をしてデータを捏造する会社に打ち勝つ。感動のエンターティナー小説。
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結末は何となくわかっているんだけど読みたくなりますね。誰かを踏み台にして上にあがっていく、嫌だなぁと思うけど世の中にはそんな事いくらでもあるんでしょうね。
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日本クラインの久坂、藤堂。アジア医科大学貴船。帝国重工石坂、サヤマ製作所椎名。のっけから出てくる悪者たちに辟易してるのに、とどめのように出てくるPMDA滝川。もう、どうやったって佃製作所に勝ち目があるようには思えなかった。こうして人の命さえも、エライ人たちの私欲の為に道遠くなって...
日本クラインの久坂、藤堂。アジア医科大学貴船。帝国重工石坂、サヤマ製作所椎名。のっけから出てくる悪者たちに辟易してるのに、とどめのように出てくるPMDA滝川。もう、どうやったって佃製作所に勝ち目があるようには思えなかった。こうして人の命さえも、エライ人たちの私欲の為に道遠くなっていく。そして、ロケットまでも。。嗚呼( ;∀;)と思った矢先の逆転劇に、まじめな努力は報われる!って喝采だ。 「仕事に夢がなくなってしまったら、ただの金儲け」佃の言葉は沁みるなぁ。。貴船、中里のこれからの生き方に夢を見るとしよう笑 (2018/07/29) やっと手にした文庫本♪ 心臓医療系ですか。。。最近わりとドラマとかでも良く聞く分野で難しいい単語も多かったけどすっきりたまに入ってくる。 個人的には中里君がかっこよかった。もちろん最初の方はいけ好かない人だったけど、そんな気持ちからの後半の決断はすがすがしかった。 にしても・・・社会を動かす人たちの腐敗ぶりに、現実でもそしてフィクションの世界でも。。。嫌になる。 で、新刊が出て、ドラマ化が決まって、さらなる新作予告ですか? ついていくのが大変だわ((+_+))
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
先日「ドラマ「下町ロケット」を見終えて」という記事を書いたが、本書はその原作本。今までの池井戸潤作品と異なるのは、何かの雑誌連載したものではなく、ドラマのための書き下ろしという点である。 ドラマ先行型の書き下ろしであるため、ほとんどドラマの脚本かと思いきや、細かい人間関係や流れなどが若干異なっていた。最も残念だったのが、ドラマ最終回クライマックスにおいて阿部寛や小泉孝太郎に語った、熱い熱い言葉がまったく登場しなかったこと。そのシチュエーションすらなかった。あの部分に目頭を熱くした私にとってはちょっと拍子抜け。 あと、佃社長の家族、例えば就職活動中の娘や別れた奥さんなども全く登場せず。池井戸氏の創作スケジュールがタイトでその余裕がなかったのかな・・・。 ドラマでも印象的で、原作本でも掲載されていた佃の熱い台詞を引用しておこう。 「だけどな、中里、ひとつだけ聞いてくれ。どこに行っても楽なことばかりじゃない。苦しい時が必ずある。そんな時には、スネるな、そして逃げるな、さらに人のせいにするな。それから、夢を持て。俺がお前に贈ってやれる言葉はこんなことぐらいしかない。」 スネるな、逃げるな、人のせいにするな、か。 仕事のみならず、人生において大事なマインド。
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